時短勤務は申し訳ない?そう感じる理由や周囲への負担を軽減する対策を紹介
家庭と仕事を両立しやすい時短勤務ですが、「時短勤務は周りに負担がかかり迷惑をかけてしまう」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
本記事では、時短勤務で申し訳なく思ってしまう理由や、周囲への負担を軽減する対策を紹介します。
時短勤務で周りに申し訳なく思ってしまう方は、参考にしてくださいね。
時短勤務が申し訳ないと思う理由は?
時短勤務をしていると、周りはそんな風に思っていないのに、「迷惑をかけている」と申し訳なくなる方もいるのではないでしょうか。
時短勤務が申し訳ないと思う理由は主に次の3つがあげられます。
- 急な早退やおやすみで周りの人に迷惑をかけてしまう
- 終わらなかった仕事を周りの人に頼まなければならない
- 周りの人が働いている中帰宅することに罪悪感がある
1つずつ解説していきます。
急な早退やおやすみで周りの人に迷惑をかけてしまう
育児や介護をしていると、家族の急な体調不良などで急に早退や休みを取らなければならない場合も多いもの。
急に仕事に穴を空けることになるので、申し訳なさを感じてしまう方は多いでしょう。
特に小さいお子さんを育てているママさんは、子どもの急な発熱や体調不良が何度も起きてしまいます。
「昨日も休んでしまったのに」「今日は人が少ないからみんなの負担が増えそう」など、周りの人に迷惑をかけているという意識から、申し訳なさを感じている方が多いです。
終わらなかった仕事を周りの人に頼まなければならない
時短勤務を申し訳なく感じる理由には、時間内に仕事が終わらず周りの人にお願いしなければならないからという面もあります。
基本的には、時短勤務だからといって仕事量が減るわけではありません。
自分が終わらせられなかった仕事を周りの方に引き継がなければならず、「仕事を増やしてしまって申し訳ないな」と感じてしまうのです。
周りの人が働いている中帰宅することに罪悪感がある
時短勤務だとどうしても周りの人が働いている中帰宅することになるので、罪悪感が生じることはよくあります。
「自分だけが毎日早い時間に帰って申し訳ない」、「周りの人も早く帰りたい時もあるだろうな」と思い罪悪感を感じてしまうのです。
時短勤務は申し訳なくない!時間通り退社することが大事
時短勤務を申し訳なく感じて「残業しなければ」と思う方も多いかもしれませんが、実際は時間通りに退社することがとても大切です。
理由は次の2つです。
- 残業すると他の時短勤務者に迷惑がかかる
- 定められた通りに帰社しないと会社としても問題になる
次に、詳しく解説していきますね。
残業すると他の時短勤務者に迷惑がかかる
時短勤務が申し訳ないからといって残業をすると、自分以外の時短勤務者に迷惑がかかることがあります。
自分だけが残業をすると、他の時短勤務者に対して「あの人も本当は残業できるんじゃないの?」という疑いが部署内で生まれる可能性があるからです。
「たまには残業して周りに協力したい」と思ってしまうこともあるかと思いますが、時間になったらいさぎよく帰ってしまいましょう。
定められた通りに帰宅しないと会社としても問題になる
時短勤務者が時間通りに帰宅しないと、会社としても問題になってしまうことがあります。
なぜなら、労働者には厚労省が定める『短時間勤務等の措置』を利用する権利があるからです。(参考:厚労省)
時短勤務者が時間通りに帰宅しなければ、会社は責任を果たしていないことになり、監査等で指導される可能性もあります。
残業することの方が会社に迷惑をかけてしまいますので、定められた時間に帰りましょう。
時短勤務でも周囲への負担を軽減する対策をご紹介!
時短勤務では、「周りに負担をかけて申し訳ない」と感じることもある意味しょうがないこと。
自分の労働時間は変えずに、周囲への負担を軽減できたら一番良いですよね。
時短勤務でも周囲への負担を軽減できる次の5つの方法をご紹介します。
- 時短勤務を当たり前と思わず、謙虚に取り組む
- できることだけをやり、できないことを引き受けない
- 周囲の人とコミュニケーションをきちんととる
- 作業効率を上げる工夫をする
- 休んだときのフォローを忘れない
時短勤務を当たり前と思わず、謙虚に取り組む
時短勤務で周りの負担を減らすには、まず自分が謙虚に取り組むということが大切です。
必要以上に引け目に思う必要はありませんが、時短勤務は周りの協力があってこそできる働き方であることも事実。
残った仕事を引き受けることは、決して楽ではありません。
仕事をしてくれる周囲の方に対し日ごろから感謝の気持ちを持って働けば、自分に良い印象を持ってもらえて、快く仕事を引き受けてもらえるようになります。
理解してくれることや手伝ってもらうことへの感謝の気持ちを、こまめに伝えていきましょう。
できることだけをやり、できないことを引き受けない
周囲の負担を減らす方法の2つ目は、できないことは引き受けないということです。
時短勤務が申し訳ないからといって何でも仕事を引き受けてしまうと、どんどん仕事が増えていき結局は時間内に終わらず手伝ってもらうことになります。
自分ができることだけに集中すれば、仕事を振る側も最初から割り振りを計算できるので、結果的に部署全体の効率が良くなります。
やれること、やれないことを見極めて時間内での作業を軽快にこなしていきましょう。
周囲の人とコミュニケーションをきちんととる
時短勤務で周囲の負担を減らすには、コミュニケーションをとることも大切です。
いくら規則で定められていることだとはいえ、事情を知らなければ周囲の理解も得にくいもの。
周りの人に「○○時までに子どものお迎えに行かないといけない」「小さいうちは子どもとの時間も大切にしたい」「残業できない」など、事情をきちんと伝えておきましょう。
時間内に終わりそうもない仕事も、きちんとお願いをして引き継げば悪く思われることはありません。
日ごろからきちんとコミュニケーションを取って、仕事が円滑に回るように心がけましょう。
作業効率を上げる工夫をする
時短勤務では周りに頼ることも大事ですが、自分の作業効率を上げることも大切です。
短い時間の中でいかに仕事を終わらせられるか、自分なりに工夫してみましょう。
工夫することで自分の仕事も早くなりますし、結果的に周囲からも「頑張ってるな」と思ってもらえて、協力してもらいやすくなります。
例えば、当日のタスクや段取りを事前にまとめておく、業務の進捗をこまめに伝えておくなどしておくことで、周囲も自分も仕事をスムーズに行えるでしょう。
残業しなくても、短い時間の中でより多くの作業をこなすための工夫をしてみてくださいね。
休んだときのフォローを忘れない
突然会社を休んでしまったときは、後日フォローすることを忘れないようにしましょう。
子どもなど家族の体調不良は急に起こるものなので、急に休むこと自体は仕方がありません。
ですが、自分が急に早退やお休みすることで誰かの仕事が増え、負担がかかるのも事実。
急に休むことを「当たり前」と思うのではなく、仕事をしてくれた方に「すみません、いつもフォローしていただきありがとうございます」と心から感謝の気持ちを伝えましょう。
自分に負担がかかっても、「ありがとう」と感謝されれば誰でも「やってあげて良かった」と思えるものです。
快く業務をサポートしてくれる人に対しても、常に感謝の気持ちを伝えるよう心がけましょう。
まとめ
時短勤務は肩身が狭く感じてしまいがちですが、申し訳なく感じる理由が明確になれば、不思議と心も軽くなるものです。
本記事では時短勤務で申し訳なく感じる理由や、周囲への負担を軽減する対策をご紹介しました。
「時短勤務で周りに迷惑をかけて申し訳ない」と感じてしまう方の不安や悩みを、少しでも解消できたらと願っています。
ぜひ本記事の内容を参考に、無理なく仕事と家庭を両立していってくださいね。
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