育児中にイライラする原因は?イライラとの付き合い方や軽減方法を紹介
「愛しいわが子の育児なのに、なんでこんなにイライラしちゃうんだろう?」
「本当はいつも笑顔で優しい、素敵なお母さんでいたいのに・・・」
そんな風に罪悪感を抱いているお母さんは少なくありません。
本記事では、イライラの本当の原因とその対処方法をお伝えします。
イライラしている自分が悪いのではないと分かり、前向きに育児ができるようになりますので、ぜひ参考にしてくださいね!
育児中にイライラしてしまうのはなぜ?
わが子のことは可愛いのに、どうして育児中にイライラしてしまうのでしょうか?
その原因には主に以下5つがあげられます。
- 自分の時間がない
- 思い通りにならないことが多い
- 家族の協力が得られない
- 他の子やママと比べたり比べられたりする
- 責任感が強い
詳しく見ていきましょう。
自分の時間がない
ママの自分の時間がなくなってしまうのも、育児中にイライラしてしまう原因です。
産まれた瞬間から、子どもはお母さんに100%依存しています。
お母さんはすべての時間を犠牲にしてでも、わが子を護り育てようとします。
気付けばお化粧もそこそこに子どもの世話に追われ、自分の時間など持つことがまるで罪悪のように感じてしまうお母さんも少なくありません。
思い通りにならないことが多い
子どもはいくら言っても言うことを聞かないことも多いため、どうしてもイライラしてしまいます。
子どもは自由な存在なので、お母さんが思った通りに行動してくれることは稀です。
例えばお母さんのスケジュールではとっくに出かけているはずが、着させた服が気に入らないと駄々をこねて出発は30分後。
出かけたスーパーでは「あれ買ってこれ買って」と駄々をこねてまた15分遅れなど、やりたいことがなかなか進まずイライラするのはよくあることです。
家族の協力が得られない
家族から育児の協力が得られない時も、イライラする原因となります。
外で働くご主人に「育児はママの仕事」と決めつけられている方は多いもの。
現在成人した娘を育ててきた筆者の家も、かつてそうでした。
自分は夜泣きをするわが子をずっと一人で抱っこして、何時間も眠れない夜を過ごしているのに、横で夫にいびきをかかれた時には本当にイライラしますよね。
他の子やママと比べたり比べられたりする
他の家との比較も、イライラの原因の1つです。
「うちの子はうちの子」と割り切っているつもりでも、周りの子やママたちと話していると「どうしてうちの子はできないんだろう」と焦ってしまうことはよくあります。
例えば「幼稚園の〇〇くんがひらがな全部かけるようになった」と聞いて、あわててわが子にひらがなを教え始めた、などというのはよく耳にする話です。
子どもは1人1人違って当たり前。
他の子より“できていない”ところは誰にだってあるのに、そこに注目してしまってはイライラしてしまうのも当然です。
責任感が強い
責任感が強すぎるママさんも、つい子どもにイライラしがちです。
例えば、小さいころから箸の上げ下ろしや着替え、身の回りのことをしっかりとしつけ、できないと「ダメでしょ!」と叱ってしまう。
また、他人に迷惑をかけないようにと思うあまりに、公園で遊んでいるときのわが子の自由な行動にイライラすることもあります。
責任をもって立派な子どもに育てなければという気持ちが、ネガティブな方向に向かっているパターンといえます。
育児中にイライラはつきもの!イライラとの付き合い方が大事
育児中にイライラを感じるのは、特別なことではありません。
イライラと上手に付き合うことで、子どもや周囲を傷つけたり、罪悪感を感じる必要がなくなるのです。
まずはイライラを感じてしまったときの対処方法をお教えします。
「何にイライラしているのか」を考える
まずは冷静に「今何にイライラしているのか」を考えてみましょう。
怒りやイライラの裏側には、自分自身のほかの不満が隠されていることが多いです。
例えば『アンガーマネージメント』という怒りの感情と付き合うトレーニングでは、イライラした時にゆっくりと6秒心の中で数えることを推奨しています。
ひと呼吸置くことで、感情よりも理性が優位になって冷静に判断できるからです。
イライラの感情がこみあげてきたとき、一度深呼吸をして、6秒から10秒くらいゆっくりと数えてみましょう。
終わったら、今何にイライラしたのか、冷静に考えてみるのです。
案外くだらないことだったと気付けるかもしれません。
イライラを感じたら少しその場から離れる
イライラを感じたら、思い切ってその場から離れてみましょう。。
トイレに行く、別の部屋に行く、キッチンに行ってお茶を一杯飲んでみるなど、ほんのちょっと環境を変えるだけで十分です。
イライラの原因を目にしないことで、一旦冷静になることができます。
この怒りをぶつける必要はあるのか、本当にそこまで怒ることなのか冷静に考えてから、子どもと向き合ってみましょう。
その場から離れることで穏やかに子どもに対応することができますよ。
怒ってしまっても自分を責めない
イライラを押さえられず怒りが爆発してしまった場合、後で大きな罪悪感に襲われるものです。
でも、そんな時でも自分を責める必要はありません。
イライラすることは誰にでもあることです。
怒鳴って子どもの心を傷つけてしまったと感じたら、素直に「ごめんね」と謝りましょう。
そして、どうして怒ったかを穏やかな口調で説明してあげましょう。
自分を責めて暗い顔をしているより、子どもたちはお母さんの笑顔を見たいのです。
素直に「ごめんね」が言えると、子どもも同じように「ごめんね」が言える子に育ちますよ!
育児中のイライラを軽減するには?
育児中のイライラを軽減するにはどうしたら良いのでしょうか?
こちらでは以下5つの方法をご紹介します。
- ひとりになる時間を作る
- 「思い通りにならないのが当たり前」と割り切る
- 一時保育などを活用する
- 他人と比較しない
- 完璧主義をやめる
ひとりになる時間を作る
一日のうち、ひとりになれる時間を意識して作りましょう。
ほんの5分でも10分でもいいので、まずは自分が自分自身を大切にするための時間を確保するのです。
寝かしつけた後のほんのちょっとの時間だけでも、溜まった家事を片付ける代わりに、自分をいたわってあげましょう。
例えば好きなマンガを読んだり、大好きな一曲を目を閉じてヘッドホンでじっくりと聞いたりしてみてください。
可能なら夫や実家に子どもを預けて、半日ゆっくりと買い物に出かけてみるのもおすすめです。
自分を大切にできる時間を持てると、心に余裕ができてイライラも軽減できますよ。
「思い通りにならないのが当たり前」と割り切る
イライラを軽減するには、「思い通りにならないのが当たり前」と割り切ることも大切です。
自分の理想を他者が尊重してくれないのは当たり前のこと。
なぜなら、誰もあなたの頭の中をのぞくことはできないし、察することもできないからです。
まずは、子どもは自分の思い通りにならない生き物だと認識しましょう。
一度理想のハードルをぐっと下げてみることで、わが子の気持ちや、気付かなかった才能に気付ける可能性も高まります。
一時保育などを活用する
イライラが続くときは、思い切って一時保育などを活用することをお勧めします。
自治体によって異なりますが、認可保育園や認定こども園では1日や時間単位で、一時的に子どもを預けることができます。
認可保育園では利用の理由を申請する必要がありますが、「育児や心のリフレッシュのため」というのも正当な申請理由になるんですよ!
認可外保育園や地域の子育て支援センターなどでも一時保育を受け入れているところがあるので、確認しましょう。
デパートでも子どもの一時預かり所が設けられていることがあるので、お買い物の際にはぜひ活用してみてください。
罪悪感を感じることなく、自分を大切にできる時間をしっかり作っていきましょう。
他人と比較しない
育児でイライラしないために、他人と比較することは止めることが大切です。
他人と比べたら、どんな人だってある分野では優劣がついてしまいます。
それは自分自身も自分の子どもも同じです。
まず生きていること、ここにいることだけで100点を付けてあげてください。
他人と比較して劣っているところばかり見るよりも、昨日のわが子よりも、もしくは昨日の自分よりも少しでも向上しているかどうかにフォーカスしましょう。
そうすると良いところしか見えてこなくなるので、イライラは格段に減っていきます。
完璧主義をやめる
育児でイライラしないためには、完璧主義を捨て去ることも大切です。
この世にすべてのことが完璧にできる人など存在しません。
それなのに、完璧主義になるとすべてが自分の思い通りになることを望んでしまうので、四六時中イライラしてしまうのです。
お母さんがイライラした顔しか見せていないと、子どもは「自分は愛されていないのでは」と不安になってしまいます。
少しぐらいダメでもできなくても「ま、いいか」とおおらかになることで、子どもたちも自分も楽になれますよ!
まとめ
子育てにはイライラがつきものですが、ちょっとした気持ちの切り替えや工夫で減らすことができます。
本記事では、育児でイライラする原因やイライラの軽減方法を紹介しました。
ぜひ参考にして、ゆったりとした気持ちで子育てを楽しんでいってくださいね!
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