ブロッコリーの洗い方と茹で方は?洗わないで食べる危険性も解説!
野菜売り場でおなじみのブロッコリーは、サラダなどサブメニューやメイン料理にも大活躍してくれます。
また茹でると色鮮やかな緑色になり、お弁当や料理の彩りに好まれる野菜の1つです。
せっかくブロッコリーを食べるなら、洗い方やゆで方などをきちんと知って調理をしたいですよね。
本記事ではブロッコリーを洗わないで食べる危険性や洗い方やゆで方を詳しく紹介します。
安全においしくブロッコリーを食べたい方は、ぜひ参考にしてください。
ブロッコリーを洗わないとどんな危険がある?
野菜を洗うと栄養が流れてしまうと思い、洗わずに茹でたり、サッと洗うだけの方も多いでしょう。
しかし、ブロッコリーを洗わなければ以下2点のような危険があります。
- 農薬をそのまま体内に取り入れることになる
- 虫を食べてしまう恐れがある
詳しく説明します。
農薬をそのまま体内に取り入れることになる
ブロッコリーを洗わないで食べると、農薬などを摂取してしまう危険性が増えます。
アブラナ科の野菜であるブロッコリーは虫が最も付きやすい植物なので、農薬を使って害虫対策を行っている農園が多いようです。
農薬が表面に残っていたり、奥まで浸透している可能性もあるので、きちんと洗うことをおすすめします。
土にも農薬がかかっている可能性もあるので、土もしっかりと洗い流してくださいね。
ただし農薬の使用基準は国がルールを決めているので、きちんと洗えば問題はありません。
虫を食べてしまう恐れがある
ブロッコリーの小さなつぶつぶは、花のつぼみだということをご存知でしょうか?
花のつぼみがぎっしりと詰まっているので、その複雑な形の中に虫が潜んでいる可能性があります。
葉にはアオムシやガの幼虫、つぼみや茎にはアブラムシが付きやすいです。
これらの虫には毒性はないため、誤って食べてしまっても害はありませんが、できれば取り除きたいですよね。
誤って虫を食べないためにも、ブロッコリーは調理前に洗うようにしましょう。
ブロッコリーはどう洗う?4つの洗い方をご紹介
それでは、ブロッコリーはどのように洗えば良いのでしょうか?
4つの洗い方を紹介します。
- 水に浸けてゆすり洗いする
- ポリ袋に水を溜め、時間を置いてから振ってゴミを取る
- 切り分けてから溜め水の中で洗う
- 50度洗いをする
水に浸けてゆすり洗いする
ゆすり洗いとは、野菜をしばらく水に浸けてから水中で揺する方法です。
ブロッコリーの場合は房を下にして水に10分ほど浸け、その後茎を持ちゆすり洗いします。
ブロッコリーの房には小さなつぼみがたくさん集まっているため、房をしばらく水に浸してゆるり洗いすることでつぼみの間に間隔が空き、汚れや虫が落ちやすくなります。
ポリ袋に水を溜め、時間を置いてから振ってゴミを取る
ゆすり洗いよりも念入りに洗いたい場合、ポリ袋に水を入れ、ブロッコリーの房の部分を下にして浸けておくと汚れが落ちやすくなります。
さらに水の中でブロッコリーを振ると、よりきれいな状態で食べられるでしょう。
ポリ袋で水に浸けている間に他の調理ができるので、家事の効率も良くなります。
切り分けてから溜め水の中で洗う
ブロッコリーはそのままだと洗いづらいので、使いたい大きさに切ってから水で洗うのも手です。
先に切っておけば、洗った後そのまま調理に使うこともできます。
ただし、切断面が多くなることで水溶性のビタミンCが流出しやすくなるため、水に浸けておく時間は短くするのがポイントです。
50度洗いをする
ブロッコリーはお湯で洗うという方法もあります。
お湯で洗うと汚れや虫が落ちやすくなるだけではなく、収穫時に閉じていた気孔が開いて水分を吸収するため、鮮度を取り戻しおいしさを引き出すことができます。
以下の手順で洗ってみましょう。
- 鍋に50度前後のお湯を張り、ブロッコリーを入れます。
- そのまま2~3分置く。
- ザルにあげ、しっかりと水気を拭きとる
ブロッコリーはどう茹でる?の3つの茹で方を紹介
ブロッコリーは栄養も豊富で、ミネラル、ビタミン、食物繊維などがたっぷりふくまれています。
どうせ食べるなら、茹で方のコツを知り、色鮮やかでおいしいブロッコリーを食べたいですよね。
この記事では、ブロッコリーの上手な茹で方を3つ紹介します。
- お鍋で茹でる
- フライパンで茹でる
- シリコンスチーマーを使う
お鍋で茹でる
お鍋で茹でると、火の通りがムラなく均一に仕上がるのが、メリットの1つです。
- お鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を加えます
- 沸いたお湯に、切ったブロッコリーを入れます(浮いてくるのでできれば落とし豚をしましょう。なければ箸で動かしながら茹でてください)
- お好みのかたさになったら、ザルに上げてできあがりです
フライパンで茹でる
フライパンで茹でる(蒸す)方法は、お鍋で茹でるよりもビタミンCなどを多く残すことができます。
少量の水で蒸すため水っぽくならず、お湯を沸かす量も少なくて済むので時短にもなります。
少しの塩をふりかけると、うま味も引き立ちますよ。
- フライパンに水と塩を入れ、切ったブロッコリーの小房と茎を並べます
- ふたをして中火にかけ、沸騰してから2分たったら火を止めます
- ふたをしたまま1~2分おいて余熱でムラなく火を通します
- 竹串を刺しお好みの固さになったら、ザルにあげ冷まして完成です(冷水にさらして冷ますと水っぽくなってしまうので、うちわなどで仰ぐのがおすすめです)
シリコンスチーマーを使う
ブロッコリーに豊富に含まれるビタミンCは水溶性なので、長時間茹でると流れ出てしまいます。
シリコンスチーマーを使うことで、栄養を逃がさず、より手軽に調理することができます。
- ブロッコリーを食べやすい大きさに切ってシリコンスチーマーに入れます
- 軽く霧吹きをするか、水にサッとくぐらせます
- 電子レンジで600wで3分くらい加熱し、蓋をしたまま2分くらい蒸してできあがりです
加熱時間はレンジによって時間が変わるので、お好みの固さに調節してください。
まとめ
栄養たっぷりの緑黄色野菜ブロッコリーは、色鮮やかでおかずにもお弁当にも大活躍!
けれどつぼみがぎっしりで、目に見えないところに虫が入り込んでいます。
本記事ではブロッコリーを洗わないで食べる危険性や洗い方や茹で方を紹介しました。
ブロッコリーは房から茎まで食べられるので、ぜひ正しい方法で調理をして丸ごと召し上がってくださいね!
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