家庭菜園のトマトが赤くならない原因と対処法を解説!

 

鮮やな赤色が食卓に彩りを添えてくれるトマトは、簡単に栽培できるため、家庭菜園で育てている方も多いです。

しかし、せっかくトマトの実がついたのに赤くならないと、食べられないことも。

 

本記事では、トマトが赤くならない原因と対処法を紹介します。

大切に育てたトマトが赤くならずにお悩みの方や、これから家庭菜園にチャレンジする方はぜひ参考にしてください。

 

家庭菜園のトマトが赤くならない3つの原因

 

 

家庭菜園で育てるトマトは、開花から赤くなり、収穫するまで約55日〜60日と言われています。

しかし、収穫時期を過ぎてもトマトが赤くならない場合もあります。

 

トマトが赤くならない原因は以下の3つです。

  • 日光・気温不足
  • 水または肥料が多すぎる
  • わき芽かきが不十分

 

家庭菜園で育てているトマトに当てはまる原因があるかどうか、確認していきましょう。

 

日光・気温不足

 

太陽の光を浴びることで、トマトは赤くなります。

トマトの成長を促進する上で大切なのが、以下の2つです。

 

  • 十分な日光に当てること
  • 安定した20℃以上の気温

 

トマトは日光を浴びることで、赤色の成分である「リコピン」が生成され、赤くなります。

そのため、日が当たらないと青いトマトのままになってしまいます。

 

気候条件は、その年や地域によって毎年異なります。

栽培期間の気象条件をよく観察して、日光や気温が不足している場合は、収穫の時期を伸ばすなど工夫してみましょう。

 

水または肥料が多すぎる

 

トマトは、肥料が多すぎてしまうと、実ではなく葉に栄養がいきわたってしまい、葉が茂ってしまいます。

葉が大きくなると実に日光が当たらなくなり、赤くはなりません。

 

また、トマトは加湿を嫌うので、水を与えすぎるとカビが生える原因になってしまいます。

水の与え過ぎにも注意が必要です。

 

わき芽かきが不十分

 

わき芽とは、葉と茎の付け根から出てくる芽のことです。

わき芽をそのままにしておくと、栄養がトマトの実ではなく葉に吸収されてしまいます。

 

余分なわき芽を摘むことで、トマトの栄養を実が吸収して成長を促進させます。

また、わき芽かきが十分であれば葉が大きくならず、日光不足の解消や風通しが良くなるメリットもあります。

 

家庭菜園のトマトが赤くならない時の対処法!

 

 

では、家庭菜園で収穫時期になったトマトが赤くならない時は、どうすればいいのでしょうか。

家庭菜園のトマトが赤くならない時の対処法は、以下の3つです。

 

  • トマトを日当たりのよい場所へ移動させてみる!
  • 肥料をあげすぎた場合は伸びすぎた葉をカットする!
  • 着色促進効果のある調整剤を使用する!

 

ここから順に紹介していきます。

 

トマトを日当たりのよい場所へ移動させてみる!

 

プランターでトマトを栽培しているのであれば、日当たりの良い場所にトマトを移動させてみてください。

日当たり良くすることで、実が赤くなり成熟する効果が期待されます。

 

肥料をあげすぎた場合は伸びすぎた葉をカットする!

 

葉が茂りすぎた場合は、余分な葉をカットしてください。

余分な葉をカットすることで、トマトの実に日光が十分に行き渡り、色づきやすくなります。

 

着色促進効果のある調整剤を使用する!

 

トマトの成熟を促進する効果がある「着色促進剤」を使うのも1つの手段です。

着色促進剤を使用すれば、青いトマトを赤く色づける効果が期待できます。

 

着色促進剤は、ホームセンターやインターネットなどで購入が可能です。

しかし、製品によって使用方法が違うので、注意事項をよく読んで使用しましょう。

 

家庭菜園のトマトがどうしても赤くならない時の最終手段!青いまま収穫して追熟させる方法を紹介

 

 

栽培時期が遅かったり、低温・日照不足が続いたりすると、どんなに先述した対処方法を実施してもトマトが赤くならないこともあります。

家庭菜園で栽培したトマトが赤くならない時の最終手段と青いトマトを追熟させる方法は、以下の4つです。

 

  • ヘタを下にして常温に置いておく
  • 透明なポリ袋で包む
  • 湿らせた新聞紙で包む透明なポリ袋で包む
  • 黒い布をかけて遮光する

 

では、順に紹介していきますので、参考にしてみてください。

 

ヘタを下にして常温に置いておく

 

青いトマトのヘタを下にした状態で、日の当たる窓辺などに置いてみましょう。

常温にトマトを置くことで、トマト自身が追熟を促す「エチレンガス」を発生させるためです。

 

常温で青いトマトを置いておくだけなので、スグにでもできる方法ですね。

暖かい日が続けば、数日で青いトマトが赤くなります。

 

しかし、気温が低いと、トマトが赤くなるのに少し時間がかかるので注意してください。

 

メリット 暖かければ数日で、トマトが赤くなる
デメリット 気温が低いと、トマトが赤くなるのに少し時間がかかる

 

透明なポリ袋で包む

 

トマトの実が傷つかないようにポリ袋に入れ、実が赤くなるのを待つ方法も有効的です。

青いトマトが熟すまでに少し時間がかかります。

 

しかし、必要なものは、自宅にある透明なポリ袋だけ。

簡単にトマトを赤くすることができるのでおすすめですよ。

 

メリット 費用があまりかからず、簡単にできる
デメリット トマトが熟すまでに時間がかかる

 

湿らせた新聞紙で包む

 

霧吹きで新聞紙を湿らせ、青いトマトを優しく包む方法もおすすめです。

新聞紙が乾かないうちに、日の当たらない場所に置いて追熟することがポイント。

 

追熟のメリットは、青いトマトが赤くなるだけではありません。

トマト本来の甘みや栄養、香りを高める効果があります。

 

少し手間と日数はかかりますが、家庭菜園で育てた大事なトマトの味をより楽しめるので、ぜひ追熟してみてください。

 

メリット トマトの持つ甘みや栄養、香りを高める効果がある
デメリット
  • 新聞紙が乾いたら、再度霧吹きで湿らせる必要がある
  • 数日かかる

 

黒い布をかけて遮光する

 

青いトマトに黒い布をかけ、常温で置いておく方法も試してみてください。

追熟してトマトを赤くするだけでなく、トマトが持つ独特の酸味を和らげるメリットがあります。

 

家庭菜園のトマトでも、酸味が和らいだ農家直送のようなトマトの味が楽しめますよ。

しかし、黒い布は熱を吸収しすぎるので、トマトが熟しすぎないように気をつけましょう。

 

メリット トマトの酸味を和らげる効果がある
デメリット 熟しすぎないように注意が必要

 

まとめ

 

 

トマトは手軽に栽培できるので、家庭菜園では人気の野菜です。

本記事では、トマトが赤くならない時の原因と対処法を紹介しました。

 

原因を見極め焦らずに対処すれば、家庭菜園でもスーパーに並ぶような赤いトマトが収穫できます。

また、青いまま収穫したトマトの追熟の方法も紹介しました。

 

青いからと諦めず、紹介した方法で青いトマトを赤くなるまで追熟させてみてくださいね。

30代 主婦歴13年 中2・中1・小5の子ども、両親、姉家族合わせて9人+ワンコ2匹の大家族です。 フルで働くシンママ。お菓子・パン作りが大好きで、忙しい中でも子どもと一緒に料理教室でレベルアップに挑戦中。 最近は地域交流で卓球にも挑戦しています。子育て、保育の記事が得意。

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