子供が友達関係で悩んでる?悩み多き中学生のために親ができる対処法は?

 

「中学生の子どもが登校を渋っているけど、何かトラブルがあったのかしら?」

 

そんな時、我が子が何を思い悩んでいるのかわからないと不安ですよね。

中学生は悩み多き年頃ですが、悩みやすい問題や原因を理解することで対処できることもあります。

 

本記事では、中学生によくある悩みや、悩みの原因を紹介します。

子どもが悩んでいるのを目の当たりにして困っている方は、参考にしてくださいね。

 

子供が友達関係で悩んでる?中学生が悩みやすい問題とは?

 

 

中学生は思春期まっただ中で、悩み多き年頃ですよね。

ここでは、中学生の子供が悩みやすい問題を紹介します。

 

  • 他人と比べる自分が嫌になる
  • 友達とうまく付き合えない
  • 先輩・後輩の関係がうまくいかない
  • 部活の悩みが尽きない
  • SNSでプライベートがなくなってしまう
  • 親が自分のことを理解してくれない

 

他人と比べる自分が嫌になる

 

中学生は、他人と比べる自分が嫌になってしまう傾向にあります。

テストの成績・順位、部活動の成績・表彰など、公の場で評価されることが増え、つい他人と自分を比べてしまいがちです。

 

他人と比べて評価されることが少ないと、「自分はできない人間なんだ」と劣等感を抱いてしまうことも。

何かあるとつい他人と自分を比べてしまう自分が嫌で、悩んでしまう中学生は少なくありません。

 

友達とうまく付き合えない

 

友達とうまく付き合えないことも、中学生が悩みやすい問題の一つ。

部活動や学校行事などで友人関係が広がるにつれ、悩みも増えてしまいがちです。

 

たとえば、無理をして自分らしくいられないグループに所属してしまうと、本来の自分が出せずにストレスが溜まりやすくなります。

中学生は、人間関係がどんどん複雑になってくることから、友達関係の悩みを抱えやすい時期だと言えます。

 

先輩・後輩の関係がうまくいかない

 

中学生になると、先輩・後輩の関係がうまくいかないことで悩む子供も多くなります。

部活に所属してはじめて経験する先輩後輩の関係に戸惑ってしまうのです。

 

たとえば、学年が一つ上の幼なじみの友達に敬語を使わなければならなくなり、今までの関係がうまくいかなくなってしまうことも。

また、中には後輩を指導する立場になることにストレスを感じる子供もいます。

 

部活の悩みが尽きない

 

部活に所属している中学生は、部活のことで悩みがちです。

上下関係やレギュラー争いなど、部活のことで悩み始めるとキリがないもの。

 

たとえば、皆で同じ目標に向かって戦う団体競技の場合、仲間との温度差や本気度のズレなどがストレスになることもあります。

他にも「自分のせいで試合に負けてしまった」「苦手な先輩がいる」など、部活動は悩みの種になりやすいことの一つです。

 

SNSでプライベートがなくなってしまう

 

最近の中学生は、SNSでプライベートがなくなってしまうことも悩みの一つ。

スマホが普及したことで、SNSを使って友達とやり取りをしている中学生は多いでしょう。

 

SNSは便利ですが、「すぐに返信しなければ」というプレッシャーから他のことが手に付かなくなってしまうことも……。

自分が好きなことに没頭する時間が減ってしまうと、子供によってはストレスが溜まってしまうことがあります。

 

親が自分のことを理解してくれない

 

中には、「親が自分のことを理解してくれない」と悩む中学生もいます。

思春期になると独立心が芽生え、親に反発してしまうようになります。

 

たとえば、自分の好きなことを親に頭ごなしに否定されると、子供は「親が自分のことを理解してくれていない」と悩んでしまうでしょう。

この場合、本人の「やりたい」「好き」という気持ちを尊重してあげることが大切です。

 

なぜ友達関係や人間関係の悩みを抱える中学生が多いのか?

 

 

なぜ中学生は、友達関係や人間関係の悩みを抱えやすいのでしょうか?

考えられる6つの理由について詳しく説明していきます。

 

  • 社会性が身についてくるから
  • 恋愛感情との向き合い方に戸惑うから
  • 上下関係がでてくるから
  • 合う人合わない人が出てくるから
  • 価値観が芽生えてくるから
  • ステータスを意識するようになるから

 

社会性が身についてくるから

 

人間関係に悩む中学生が多い理由として、社会性が身についてくることが挙げられます。

中学生になると、クラスや部活動で周りにうまく合わせながら活動できるようになってくるもの。

 

しかし、中にはまだ周りのことなど気にせず、自分のことしか考えられない友達もいます。

望ましい人間関係を築くことが難しい中学生は、人間関係に悩みやすい時期だと言えるでしょう。

 

恋愛感情との向き合い方に戸惑うから

 

恋愛感情との向き合い方に戸惑ってしまうことも、中学生が悩みを抱えやすい理由の一つです。

中学生になると異性を意識し始めるようになり、恋愛感情を上手くコントロールできなくなることがあります。

 

たとえば、友達の好きな子と話しただけで、誤解や嫉妬をされてトラブルに発展してしまうことも。

自分の恋愛感情だけでなく、友達の恋愛感情まで考えなければならなくなると、どうして良いのか分からなくなり悩みやすくなります。

 

上下関係がでてくるから

 

上下関係がでてくることも、中学生が悩みやすい理由として挙げられます。

小学生のころは、学年が違っても「友達」だったにもかかわらず、中学生になると「先輩と後輩」という間柄に変わります。

 

特に部活動では厳しい上下関係が生まれやすいため、初めて経験する上級生との付き合い方に戸惑う中学生は多い傾向にあります。

 

合う人合わない人が出てくるから

 

合う人合わない人が出てくるという理由から、悩んでしまう中学生もいます。

交友関係が広まるにつれ、自然と合う人合わない人が出てきます。

 

しかし、中学校では、合わない人ともうまく付き合っていかなければならないことも。

小さな我慢や無理の積み重ねが、大きな悩みに発展してしまうこともあるのです。

 

価値観が芽生えてくるから

 

価値観が芽生えてくることも、悩みが生じやすくなる理由の一つ。

たとえ仲の良い友達でも、価値観は人それぞれ異なるものです。

 

自分と周りの価値観に大きなズレがあると、話が合わなくなり円滑な友達関係が築けなくなってしまうことがあります。

 

ステータスを意識するようになるから

 

中学生が悩みを抱えやすいことには、ステータスを意識し始めるからという理由も考えられます。

たとえば、部活動などで受賞経験がある友達や、いつも成績が上位の友達を自分より上の存在だと思ってしまいがちです。

 

自分や周りのステータスを意識するあまり、気を遣ってしまったり、よそよそしい態度をとってしまったりして友達関係が崩れてしまうこともあるでしょう。

 

中学生の子供が友達関係に悩んでいたとき、どう対処した?実際の体験談をご紹介

 

 

 

中学生の子供が悩んでいるとき、どう対処すればいいのでしょうか?

ここでは、子供の悩みを解決へと導いたママ達の体験談を紹介します。

 

無理せず学校を休ませた

 

筆者のママ友の体験談です。

彼女の息子は、夏休み明けから急に学校に行けなくなってしまいました。

 

身体共に大人になろうとしていることに本人の気持ちが追いつかず、学校に行こうとすると具合が悪くなってしまい、登校しても保健室で過ごすことが多かったそうです。

ママとしては勉強の遅れも気になり、なんとか登校させようと必死でした。

 

しかしあるとき、子どもが帯状疱疹を発症したことをきっかけに、無理に登校させることをやめたそうです。

半年間ほど登校できたりできなかったりする日々が続きましたが、2年生になって子供は急に登校できるようになりました。

 

休息したことで、心に変化が訪れたのかもしれません。

彼女は「無理強いしなくて良かった」と語っていました。

 

親以外の大人に相談できる環境を作った

 

とある主婦の体験談です。

中学3年生の娘は、毎日楽しそうに通学していましたが、ある日仲良くしていたメンバーと仲間割れがあったそうです。

 

些細なことで腹を立てた友達が、もうひとりの友達のことを無視し続ける事態に。

娘は「〇〇ちゃんを無視して」と強要されていましたが、「私は無視はしない」と断り続けていました。

 

ところが今度は、彼女の娘が無視されてしまうように……。

いざこざは長期に渡り、彼女の娘は登校を渋るようになってしまいました。

 

ママからアドバイスをしても状況は変わらず、悩んだ末、家庭教師として来てもらっていた大学生に娘と話してもらうことに。

 

娘は、親には話しにくいことも歳の近い先生には相談できたらしく、みるみる元気を取り戻しました。

親以外に相談できる大人が周りにいたことが心強く、本当にありがたかったそうです。

(参考:子育てにおいて年代別に悩みを持つ方が救われる情報サイト

 

学校以外に自分の居場所を作った

 

とある主婦の体験談です。

彼女の娘は、中学2年生になってから学校に行きたがらない日が増えたそう。

 

「何かあったの?」と聞くと、娘は「仲間外れにされている」と打ち明けました。

娘は友達の好きな男子と話しているところを目撃され、仲良しグループから無視されるようになったとのこと。

 

移動の際も一人だけ置いていかれたり、話しかけても聞こえないふりをされたり、目を合わせないようにされたり…。

学校が辛い場所になっている娘に、彼女は「楽しい環境を作ってあげたい」と考えました。

 

彼女の娘は身体を動かすことが好きだったので、「ダンススクールに通ってみない?」とすすめたそうです。

娘はすぐにダンスに夢中になり、「大会に出場する」という同じ目標に向かって頑張る仲間がたくさんできました。

 

学校以外に自分の居場所ができたことで、不思議と学校での悩みなど気にならなくなったようでした。

学校で友達の目を気にすることなく堂々としていたからか、そのうち自然と仲間外れはなくなったそうです。

(参考:子育てにおいて年代別に悩みを持つ方が救われる情報サイト

 

まとめ

 

 

本記事では、中学生が悩んでしまう原因や親ができる対処法を紹介しました。

中学生は多感な時期ゆえに、複雑な人間関係に悩むことも多くなり、心配になりますよね。

 

中学生が悩みやすい問題や悩みの原因を知っておくことで、対処できる場合もあります。

子供が充実した中学校生活を送れるように、本記事を参考に親として最善を尽くしてみてくださいね。

40代 主婦歴20年 夫、高3の娘、小5の息子の4人家族。 好奇心旺盛で、『迷ったら行動』がモットー。保育士として勤務する傍ら、休日は司会者、ハンドメイド講師として日々奮闘中。 最近、断捨離に目覚め成功!主婦の副業、PTAを楽しむ方法、子育てに関する記事が得意。

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