育児で仕事を辞めたら後悔する?実際に仕事を辞めた人の経験談も紹介
「働きながらの育児はもう限界……。仕事を辞めたい!」
そんな時、仕事を辞めて後悔しないか不安になりますよね。
実は、仕事を辞める前に考えておくべきポイントがあります。
本記事では、育児で仕事を辞めるメリット・デメリットや、実際に仕事を辞めた人の経験談を紹介します。
育児のために仕事を辞めるか迷っている方は参考にしてくださいね。
育児で仕事を辞めたら後悔する?辞める前に考えておくべきポイント
仕事と家事、育児を両立するワーママは、毎日を過ごすだけで精一杯です。
ひと息つく暇もなく、ときには「仕事を辞めて育児と家事に専念したい」と感じることも。
しかし、実際に仕事を辞めるとなると「後から後悔しないか?」と不安になってしまいますよね。
ここでは、仕事を辞める前に考えておくべきポイントを紹介します。
- 十分な世帯年収があるか
- 再就職時のリスク
- 社会とのつながりはあるか
- 保育園に通い続けられるか
十分な世帯年収があるか
仕事を辞める前に、十分な世帯年収があるかどうかを考えましょう。
ママの収入が途絶えれば、世帯収入は減ってしまいます。
退職後の世帯収入によっては、食費を削ったり、交際費を抑えたりと生活に影響が出てしまうことも。
また、教育費や住宅費などの貯蓄プランや、万が一夫が病気や怪我などで働けなくなったときのことも考えておく必要があります。
後から後悔しないためにも、「生活に困らない十分な世帯収入があるか」をシミュレーションしてみましょう。
再就職時のリスク
仕事を辞めるにあたっては、再就職時のリスクについても考えておきましょう。
一般的に、一度仕事を辞めてしまうと再就職が難しくなる傾向にあります。
たとえば、子育てが一段落して「もう一度働きたい」と思っても、年齢的なことや長いブランクがあることでなかなか仕事が見つからないことも。
特に正社員を希望する場合は、実務経験や実績を重視されるため、希望条件にマッチする仕事が少ない可能性が高いです。
再転職時に不利になる可能性をしっかり考慮した上で、仕事を辞めるかどうかを判断することをおすすめします。
社会とのつながりはあるか
仕事を辞めても、社会とのつながりを保てるかどうかを考えることも重要です。
人によっては、仕事を辞めると社会から取り残されたような孤独感を感じることがあります。
せっかく仕事を辞めても、孤独を感じていては育児を楽しむことはできません。
自分の置かれている状況や環境を客観的に分析し、慎重に判断することが大切です。
保育園に通い続けられるか
仕事を辞めた後、保育園に通い続けられるかどうかも重要なポイントです。
保育園は、両親どちらか一方でも仕事を辞めてしまうと、利用要件を満たせなくなってしまうことがあります。
この場合、幼稚園への転園が必要になりますが、近隣の幼稚園に空きがあるとは限りません。
子どもを取り巻く環境が大きく変わるリスクも視野に入れて、働き方を決めていきましょう。
育児で仕事を辞めるデメリット!仕事を辞めて後悔した人の経験談
ワーママが育児で仕事を辞めることによって、どのようなデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、仕事を辞めて後悔したママたちの経験談を紹介します。
経済的な不安がある
筆者の友人Aの経験談です。
友人Aは以前、フルタイムで働き安定した収入を得ていました。
育児のために退職後、しばらくは退職金などもあったため、生活していくことに不安は感じていなかったそうです。
その後も、これと言って節約をすることなく、働いていた時と同じ生活を続けていました。
しかし数ヶ月が経ち、「貯金に回せるお金がまったくない」と気付いた彼女は、子どもの将来の学費などに不安を覚えたそう。
それからは収支を見直し、節約をして乗り切っているとのことですが、「仕事を辞めるときにもっと具体的に今後の生活を考えるべきだった」と後悔しているそうです。
正社員での再就職は叶わず
筆者の友人Bの経験談です。
育児と仕事の両立による体調不良もあり、育児が落ち着いたらいずれ再就職をするつもりで、仕事を辞めました。
辞めてから数年は、育児と自分の体調回復に専念していました。
しかし、「いつか再就職はできるのか?」「これから先、本当にやりたい仕事は見つかるのか?」など、不安が大きかったそうです。
実際に再就職活動を始めたときにはすでに長いブランクがあり、正社員での就職は叶いませんでした。
現在彼女はパートで働いています。
社会から切り離された孤独感・疎外感
筆者の友人Cの経験談です。
彼女はパートで働いていましたが、育児と仕事の両立に限界を感じ仕事を辞めました。
もともと「3歳までは園に入れず、自分で育てたい」と思っていたこともあり、育児に集中できるのは本当に嬉しかったそうです。
しかし、一日の大半を子どもと過ごす毎日の中で、だんだんと社会から孤立したような疎外感を感じるようになったとのこと。
子どもがお昼寝をして静かになった部屋の中で、「仕事をしていた頃は、今頃お昼休みの時間だよな」「みんなどうしているかな」などと思い出し、寂しい気持ちになることもあったようです。
夫の収入に頼ることの罪悪感
筆者の親類の経験談です。
仕事を辞めて専業主婦をしていた頃は、夫の収入に頼っていたため、夫への罪悪感が常にあったそうです。
買いたいものがあっても、「私が稼いだお金ではないのに使って良いのだろうか?」という後ろめたさがあり、我慢をしていたそう。
そこで彼女は、再びパートで働き始めることを決意しました。
再び働き始めて、自由に使えるお金のありがたさを実感したとのことです。
育児で仕事を辞めるメリット!仕事を辞めて良かった人の経験談
仕事を辞めることで後悔している人もいますが、中には「仕事を辞めて良かった」と感じている人もいます。
仕事を辞めることによってどのようなメリットがあるのでしょうか?
実際に仕事を辞めて良かったというママたちの経験談をご紹介します。
子供とじっくり過ごす時間が持てるように
筆者の友人Dの経験談です。
当時正社員として働いていた彼女は、朝早くから夕方まで子どもを保育園に預けることにモヤモヤした気持ちを抱いていたそう。
中でも、子どもが初めて歩いたのを見たのが保育士さんだったことには嫉妬に近い思いがあったようです。
彼女は仕事を辞めたことにより、子どもとじっくり過ごす時間が持てるようになりました。
お迎え後の数時間しか関わることができなかった以前と比べて、子どもと触れ合える時間が増え、毎日がとても充実したそうです。
ストレスが減り心身が健康になった
筆者のママ友の経験談です。
彼女は自宅から距離のある企業でフルタイム勤務をしていたため、朝早く帰りも遅くいつも疲れていました。
子どもも保育園で長い時間を過ごすと疲れてしまうのか、帰宅後はぐずることが多く、親子ともども大変だったようです。
そんな毎日に限界を感じ、彼女は仕事を辞めることに。
専業主婦になってからは心身ともにリラックスして過ごせるようになり、見違えるほど健康になったそう。
子どもは幼稚園に転園し、帰宅時間が早いからか、ぐずることも減ったとのことです。
家事育児の質が上がった
とある主婦の経験談です。
彼女はフルタイムで働いていましたが、育児との両立に限界を感じ、迷った末に退職を決意しました。
フルタイムで仕事をしていた頃は、夕飯の支度に時間がかけられず、仕事帰りにお惣菜を買って帰ることも多かったようです。
仕事を辞めた後は、家族の健康を考えた食事を作ったり、部屋の汚れを隅々までキレイにしたりと家事育児の質が各段に上がったそう。
今もなお充実した専業主婦ライフを過ごしているとのことです。
(参考サイト:PRIME)
新しいキャリアへのステップアップのきっかけになった
とある主婦の経験談です。
彼女はフルタイム勤務を辞めてから、新しいキャリアへのチャレンジができたそうです。
「子育てをしながら家で働ける仕事がしたい!」という思いから、以前から興味のあったライターの道を志すことに。
これまでと違う職種で働くことに不安はあったそうですが、新しい発見がたくさんあり、自分自身がとても成長できたとのことです。
(参考サイト:PRIME)
まとめ
本記事では、育児で仕事を辞めることのメリット・デメリットや、実際に仕事を辞めた方の経験談をご紹介しました。
育児と仕事のバランスを保つことは、体力的にも精神的にもとても大変なことですよね。
限界を感じて辞めたいと思ったときは、今後の生活のことを冷静に考えることが大切です。
ぜひ本記事を参考に、今後のシュミレーションをしながら、自分にとって最適な選択をしてくださいね。
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