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野菜の残留農薬の落とし方は?種類別のやり方や使えるアイテムを紹介

「野菜は新鮮で農薬ができるだけ使われていないものを選びたい!」

しかし無農薬野菜やオーガニック野菜は価格が高めなので、農薬は気になるけれど安いほうを買ってしまうことも。

本記事では野菜の残留農薬の落とし方を種類別に説明し、使えるアイテムを紹介します。

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Mika

残留農薬を落とし、安心して野菜を食べたい方は参考にしてくださいね。

野菜の残留農薬の危険性とは?水洗いで落とせる?

完全無農薬でない限り、スーパーや八百屋さんの店頭に並ぶ野菜の多くに残留農薬が付着しています。

残留農薬は目に見えず臭いもないため、洗ったとしてもきちんと落ちているのか不安です。

そこで、野菜の残留農薬の危険性や残留農薬を水洗いで落とせるのかを、3つの視点から詳しく紹介します。

残留農薬の危険性は?
  1. そもそも残留農薬とは?どんな影響がある?
  2. 残留農薬は野菜の表面に付着している!
  3. 水洗いで農薬を落とせるかどうかは野菜の種類による

 

 1. そもそも残留農薬とは?どんな影響がある?

残留農薬とは栽培時に使用した農薬が野菜の表面などに残っている状態のことで、食べ続けると心身に影響を及ぼす危険性があります。

めまいや吐き気、皮膚のかぶれやのどの渇きなどが起こりやすく、子どもは特に残留農薬の影響を受けやすいとされています。

 

農薬は野菜の出荷時にある程度落とされますが、完全に農薬を落とすには時間がかかるため、農薬が残ったままの野菜が店頭に並んでしまうのです。

もちろん農薬は、使える回数や濃度・時期などが定められていて、農林水産省が安全と認めた農薬しか使えないため、害はほとんどありません。

 

しかし農薬が残ったままの野菜を食べ続けることで、心身の不調をもたらす可能性はあります。

そのため、できる限り残留農薬のない安全な野菜を食べましょう。

 

2. 残留農薬は野菜の表面に付着している!

農薬は広い畑全体に散布するため、野菜の表面に付着していることが多いといえます。

ただ、野菜の表面に付着しているのが農薬かどうか、判断の難しい場合もあります。

 

たとえば、ブロッコリーを洗っているときに水を弾くのは、農薬が付着しているからではなく、自然に分泌されるものによるのです。

とはいえ、病害虫から野菜を守るために栽培時には農薬を使う農家がほとんどなので、料理に使う前にはしっかりと水洗いをすることが重要です。

 

3. 水洗いで農薬を落とせるかどうかは野菜の種類による

野菜の種類や育つ環境によって農薬の種類も違うので、水洗いで農薬が落とせるかどうかは野菜ごとに異なります。

たとえば、雨の多い地域で育てる野菜は、農薬が雨で流れてしまうため、雨に強い農薬を使うことがあります。

そうすると家で水洗いをしても農薬が落ちない可能性があるのです。

 

もちろん、農薬の量は法律で決められているので、落ちていないからといって直ちに害があるわけではありません。

しかし、野菜の種類に応じた農薬の落とし方を知っておくと安心ですよね。

 

【種類別】野菜についた残留農薬の落とし方

野菜についた残留農薬を少しでも減らせると、安心して野菜を食べられるので、残留農薬の落とし方を種類別に紹介していきます。

種類別!残留農薬の落とし方
  • キャベツ・白菜・玉ねぎなどの結球野菜
  • ほうれん草や小松菜などの葉物野菜
  • 根菜やかぼちゃなどの皮を剥く野菜
  • トマト・ピーマン・きゅうりなどの果菜

 

ぜひ参考にし、試してみてください。

キャベツ・白菜・玉ねぎなどの結球野菜

キャベツや白菜、玉ねぎなど、結球野菜の残留農薬は比較的簡単に落とせます。

結球野菜は病害虫に弱いので、農薬を使用している農家がほとんどであり、最も農薬が付着しやすいのは外側の葉です。

 

そのため、キャベツや白菜は外側の葉を1~2枚はがして捨てればよく、玉ねぎは茶色い皮を剥くだけで残留農薬を落とせます。

水洗いするときも、流水で球体のまま洗えばいいので簡単です。

 

ほうれん草や小松菜などの葉物野菜

ほうれん草や小松菜などの葉物野菜は農薬が残りやすいので、丁寧に洗って残留農薬を落とします。

根元はとくに農薬が残りやすいので、広げてしっかりと洗いましょう。

 

ボウルに水をためながら浸けておき、振り洗いすると残留農薬を落としやすいです。

また軽く茹でてから使うと、丁寧に残留農薬を取り除けるため安心です。

 

根菜やかぼちゃなどの皮を剥く野菜

根菜やかぼちゃなどの野菜の残留農薬は、スポンジなどでしっかりと洗ったり、皮を厚めに剥いたりして落とします。

というのも、皮に付着した土や泥に農薬がついていることがあるからです。

皮の部分に栄養がある野菜も多いので、皮をあまり厚く剥きたくない場合は、より丁寧に洗いましょう。

 

トマト・ピーマン・きゅうりなどの果菜

トマトやピーマン・きゅうりは皮ごと食べることがほとんどなので、表面を丁寧にこすり洗いして、残留農薬を落とします。

また、トマトは湯むきをすることで、洗っただけの時より安心して食べられます。

 

野菜の残留農薬を落とすのに使えるアイテム4つ

野菜の残留農薬をしっかり落とすのに使えるアイテムを取り入れるのもおすすめです。

流水で洗うだけでも汚れや残留農薬を落とすことは可能ですが、農薬は臭いもなく目にも見えないので、落ちたのかわからず心配になりますよね。

そこで、残留農薬をしっかりと落とせる4つのアイテムを紹介します。

残留農薬を落とせる4アイテム
  1. 野菜専用洗剤で洗う
  2. 食用の重曹で洗う
  3. 50度前後のお湯で洗う
  4. 酢水で洗う

 

1. 野菜専用洗剤で洗う

野菜を洗うための専用洗剤を使うと、水で洗うよりもしっかりと残留農薬を落とせます。

野菜専用の洗剤は、口に入れても人体には害がないとされているものです。

 

粉末タイプやスプレータイプなど種類も豊富で、いろいろなメーカーから販売されています。

ただ中には安全性がしっかりと調査されていないものもあるので、成分表示をよく確認して、天然由来の成分を使用した製品を選びましょう。

また、洗剤が残っていても害がないとはいえ、食べる前には必ず洗剤を洗い流してくださいね。

 

2. 食用の重曹で洗う

しっかりと残留農薬を落とすには、食用の重曹を使うのもおすすめです。

大きめのボウルに水を入れて小さじ1~2杯ほどの重曹を溶かし、30秒ほど浸けたあと水で流すと、残留農薬を取り除けます。

 

しかし長く浸けてしまうと、栄養まで溶け出てしまう可能性があるので注意が必要です。

特に葉物野菜はビタミンがすぐに溶けだしてしまうので1分以上は浸けないでください。

 

また、重曹には塩分が多く含まれているので、高血圧の方にはあまりおすすめできません。

重曹は手軽に100円ショップなどでも買えますが、必ず食用の重曹を選んでくださいね。

 

3. 50度前後のお湯で洗う

50度前後のお湯で野菜を洗うと、葉物野菜なら2~3分で残留農薬を落とせます。

実は残留農薬を落とす以外にも、野菜の気孔が開いて水分を吸収し、萎れていた野菜が復活して鮮度が蘇がえる効果があります。

 

また、野菜の苦みやアクを消す効果もあり、野菜が美味しくなるのも利点です。

しかし43度以下になると菌が増殖する可能性があるので、温度管理には注意が必要です。

 

4. 酢水で洗う

酢水を使えば、流水だけで野菜を洗うよりもしっかりと残留農薬を落とせます。

大きめのボウルに酢:水を1:3で混ぜた酢水を作り、1分程度野菜を洗ったら、流水ですすいでください。

 

あまり長く浸けておくと栄養が流れ出てしまったり、野菜によっては変色してしまう可能性があるため、1分ぐらいで十分です。

なお、酢水は残留農薬だけでなく菌も除去し、防腐の効果もあるので、食中毒の予防にも効果的だと言われています。

 

まとめ

野菜の残留農薬の落とし方を種類別に説明し、使えるアイテムもご紹介しました。

野菜に使われている農薬は、人体に害がないように農林水産省の基準をクリアしたものだけですが、そうはいってもできるだけ取り除きたいですよね。

野菜の種類に応じた残留農薬の落とし方や、しっかり落とせるアイテムを知っていれば安心です。

野菜の残留農薬が気になる方は、参考にしてください。

30代 主婦歴13年 中2・中1・小5の子ども、両親、姉家族合わせて9人+ワンコ2匹の大家族です。 フルで働くシンママ。お菓子・パン作りが大好きで、忙しい中でも子どもと一緒に料理教室でレベルアップに挑戦中。 最近は地域交流で卓球にも挑戦しています。子育て、保育の記事が得意。

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