パン作り初心者さんへ!道具は何から揃える?何から作る?疑問にお答え!
家庭で焼きたてのふかふかのパンが作れたらいいと思いませんか?
しかしパン作りの初心者だと、興味や関心があっても何から始めたら良いのかわからず、諦めてしまうことも。
本記事ではどんな道具を揃えて、何から作れば良いのかなど、パン作り初心者さんの疑問にお答えします。
何から始めたらよいかわからずお悩みの方は、参考にしてくださいね。
パン作り初心者は道具は何から揃えるべき?最低限揃えたいものはこれ!
パン作り初心者さんは、どんな道具を揃えたら良いかわからず悩みますよね。
ここでは、パン作りのために最低限揃えたい道具を3つ紹介します。
- 大きめのボウル
- デジタルスケール
- オーブン
1.大きめのボウル
パン作り初心者さんは、まず大きめのボウルを用意しましょう。
小麦粉を混ぜたり、生地を発酵させたりするときに使います。
少し深めのほうが、小麦粉を混ぜるときに粉が飛び散ることなく捏ねられます。
ボウルの素材にも下記の通り種類があるので、自分に合った使いやすいものを選んでください。
ガラス
- 傷つきにくいため衛生面◎
- しっかりと重さもあり、安定感がある
- 電子レンジの使用OK
ステンレス
- 傷つきにくいため衛生面は◎
- 電子レンジの使用はNG
- ポリカーボネート
- 透明なので発酵具合も確認でき、熱を奪いにくい
- 電子レンジの使用はOK
プラスチック
- 生地は離れやすく、軽さと価格が安いのが魅力
- 耐久性はあまりない
デジタルスケール
パン作り初心者さんが、最低限揃えておきたい道具の2つ目は、デジタルスケールです。
パン作りでは、材料を分量通りに測定することがとても重要だからです。
例えば、小麦粉に対する水の量を間違えてしまうと、いくらパン生地を捏ねてもベタベタでまとまらない状態になってしまいます。
またドライイーストなどの分量を間違えると、生地が膨らまなくなるかもしれません。
ドライイーストは発酵に大きな影響を与えるので、0.1g単位で正確に量れるデジタルスケールを用意できると安心です。
パン作り以外にも使えるので、計量器をこれから購入する場合には、デジタルスケールを選ぶことをおすすめします。
オーブン
オーブンはパンを焼くときに必要不可欠なので、パン作りをするなら最低限必要です。
フライパンやトースターで焼けるパンのレシピもありますが、オーブンのほうがパン作りの幅も広がります。
オーブンによっては発酵機能がついているのもあり、庫内を発酵に適した温度にキープしてくれます。
そのため発酵に失敗することがなくなり、一年中パン作りを楽しめて便利です。
我が家のオーブンも発酵機能がついているので、発酵はいつもオーブンにおまかせ。
発酵が終わるまでの間、自由時間をのんびり過ごしたり、他の家事をしたりしています。
発酵に失敗しないおかげで、子どもたちもパン作りを楽しんでいます。
パン作りにあると便利な道具は?いつかは揃えたい4つの道具をご紹介!
ほかにもパン作りに便利な道具があるので、ここからは、いつかは揃えたい4つの道具を紹介します。
- パンをこねるための作業台やマット
- 生地を切り分けるスケッパーやカード
- ガス抜きをするめん棒
- 専用の焼き型
1.パンをこねるための作業台やマット
パン作りには、生地を捏ねたり伸ばしたりするのに使う作業台やマットがあると便利です。
パン作りのための作業台やマットには、次のような種類のものがあります。
木製
- 特殊な表面加工がしてあるので、打ち粉なしでも生地を扱える
- コーティングされているので、丸洗いでき衛生面は◎
- 重さがあり、捏ねるときにずれず安定感があるので捏ねやすい
- 重さがあり、収納スペースがいる△
- 価格は少し高め
シリコン製のマット
- 初心者におすすめ
- 生地がつきにくく、打ち粉が少なくて済む
- 使用後は洗って保管できて衛生的
- たたんだり、丸めたりできるので収納スペースも取らない
- 手軽に購入できる
初心者さんにはシリコン製のマットがおすすめですが、上記を参考にしながら、自分に合ったものを選んでみてください。
生地を切り分けるスケッパーやカード
パン作りには、生地を切り分けるスケッパーやカードがあると便利です。
材料を混ぜ合わせたり、ボウルから台に生地を移動させたりする時などに使います。
またボウルやパンケースについた生地をきれいに取りたい時や、パン生地を分割するときにも便利です。
ステンレス製と樹脂製のものがあり、初心者さんには作業台のボードを傷つける心配のない、樹脂製のものがおすすめです。
ガス抜きをするめん棒
パン作りには、ガス抜きをするめん棒もあるといいですね。
木のめん棒とは違い、表面が凹凸になっているので、パン生地を伸ばすのに打ち粉がなくても生地がつく心配がありません。
めん棒に生地がつくからといって、打ち粉を多くするのはNGです。
分量以外の小麦粉を加えることになってしまうので、できあがりのパンが固くなってしまう可能性があります。
またガス抜きのめん棒があると、発酵中に生地に溜まった余分な空気が均一に抜けるのもメリットです。
生地のキメが整い気泡のそろったなめらかな口当たりのパンができます。
長いものと短いものが売られていますが、購入するときは長いものを選ぶことをおすすめします。
パンの種類によっては生地を大きく成形するときがあるので、長いめん棒のほうが便利ですよ。
作るパンによっては専用の焼き型もあると便利
作りたいパンによっては専用の焼き型があると便利です。
パン作り初心者さんには、丸型とパウンド型(長方形)のものをおすすめします。
成形しやすく、汎用性が高いため購入しておけば幅広く活用できるからです。
丸型やパウンド型はパン以外にケーキ作りにも使いやすいサイズなので、持っていると便利です。
また食パンの型を購入するときは、熱伝導率のいい丈夫で耐久性のあるものを選びましょう。
蓋をすると水分の蒸発が少ないので、中身の詰まったしっとりとした角食パンができます。
また、蓋を開けるとふんわりやわらかな山型食パンができ、2種類の食パンを作れます。
山型の食パンはトーストすると「サクッ」とした食感になるのが特徴です。
パン作り初心者さんが「何から作る?」と迷った時に挑戦しやすいレシピ
パン作りに必要な道具はわかったものの、「何から作ったらいいの?」と迷う方も多いですよね。
ここではパン作り初心者さんでも挑戦しやすいレシピを3つ紹介します。
- ふわふわパン
- ふわふわミルクパン
- 超簡単ミルク食パン
ぜひ参考にしてみてください。
1.ふわふわパン
パン作り初心者さんが作るのにおすすめなのは、材料も作り方もシンプルな「ふわふわパン」です。
【材料/6個分】
- 強力粉 200g
- 砂糖 10g
- ドライイースト 4g
- 塩 3g
- お湯(40℃) 120ml
【作り方】
- ボウルにお湯以外の材料を入れる
- お湯を加えてゴムベラで混ぜ、ひとかたまりになったらボウルから出し、表面がつるっとするまで捏ねる
- 2をボウルに入れてラップをし、オーブンの発酵機能を使い40℃で30分、2倍ほどの大きさになるまで発酵させる(一次発酵)
- ガス抜きをして6等分に分けて丸め、濡れた布巾をかぶせて10分休ませる(ベンチタイム)
- 生地を丸め直し、クッキングシートを敷いた天板にのせる
- ラップ、濡れた布巾をかぶせて、オーブンの発酵機能を使い40℃で10分発酵
- オーブンから取り出し、そのままさらに室温で10分発酵させる(二次発酵)
- その間に190℃にオーブンを予熱しておく
- 190℃のオーブンで15分ほど焼き、焼き色がついたら完成
(参考サイト:クラシル)
2.ふわふわミルクパン
口の中に入れるとミルクの香りがやさしく広がり、しっとりとした生地が魅力のミルクパンも、手順を踏めば簡単に作れます。
【材料/6個分】
- 強力粉 200g
- 砂糖 20g
- ドライイースト 3g
- 塩 ふたつかみ
- 牛乳(40℃) 140ml
- 無塩バター 20g
- 強力粉(まぶす用) 小さじ2
【作り方】
- 無塩バターは常温に戻しておく
- ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせる
- 2に牛乳を注ぎ、生地がまとまるまで捏ねる
- 作業台に取り出し、なめらかになるまで3分ほど捏ねる
- 無塩バターを加えて全体になじませ、生地にツヤが出るまで10分ほど捏ねる
- ボウルに入れてラップをし、オーブンの発酵機能を使って40℃で40分ほど発酵させる(一次発酵)
- 2倍ほどの大きさになったらガス抜きをしてボウルから取り出す
- 6等分にして丸め、濡れた布巾をかけて10分ほど休ませる(ベンチタイム)
- 生地を丸め直し、閉じ目を下にしてクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れた布巾とラップをかける
- オーブンの発酵機能を使って40℃で30分、室温に出してそのまま10分発酵させる(二次発酵)
- この間にオーブンを180℃に予熱しておく
- 表面に茶こしで強力粉をかけ、180℃のオーブンで12分ほど焼き色がつくまで焼いたら完成
(参考サイト:クラシル)
3.超簡単ミルク食パン
超簡単ミルク食パンなら、捏ねなくても叩かなくてもいいので、パン作り初心者さんにも簡単です。
※長さ16cm、高さ5~6cmぐらいのパウンド型
- 強力粉 150g
- 牛乳 150g
- 砂糖 10g
- バター(溶かしバター)10g
- ドライイースト 3g
- 塩 2.5g
【作り方】
- 牛乳・砂糖を合わせて混ぜ、電子レンジでほんのり温かい程度(35~40℃)に温めておく
- 湯煎または電子レンジで10~20秒チンしておいた溶かしバターを、1に加えて軽く混ぜる
- 混ざったらドライイーストを液体表面に広げてふやかし、1分ほどおく
- ドライイーストがふやけたら全体を混ぜ、強力粉・塩を加え、ゴムベラでグルグルと20~30秒ほど混ぜる
- 4にラップをして、オーブンの発酵機能を使い(30~40℃)30分ほど、生地が2倍ぐらいになるまで発酵させる(一次発酵)
- 一次発酵が終わった生地を再度混ぜ、ガス抜きをする
- クッキングシートを敷いたパウンド型に生地を流し込み、表面を平らにする
- 型に流し入れた状態でオーブンの発酵機能を使い、30~40℃で30分ほど仕上げ発酵させる(二次発酵)
- オーブンを200~220℃に予熱しておく
- 200~220℃のオーブンで20分ほど焼いたら完成。一緒にお湯を張ったプリン型などを入れておくと乾燥しにくく、ふんわりと焼き上がる
- 焼き上がったら型から取り出し、紙をはがしたら完成
(参考サイト:クックパッド)
まとめ
パン作り初心者さんに向けて、最低限必要な道具や揃えておくと便利な道具、挑戦しやすいレシピなどを紹介しました。
まずは最低限必要な道具から用意し、少しずつ使いやすい道具を揃えられるといいですね。
初心者さんでも簡単にできるパンのレシピもあるので、挑戦してみましょう。
パン作りに興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない初心者さんはぜひ参考にし、美味しい焼き立てのパンを食べてみてください。
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