すのこ棚のぐらつきを直したい!補強方法は?
DIY初心者にも簡単に作れて便利なすのこ棚。
お手軽さがすのこ棚の魅力ですが、グラグラして不安定になってしまうことも。
本記事では、すのこ棚のぐらつきを直す方法を紹介します。
安定感のあるしっかりとしたすのこ棚を作りたい方は、参考にしてくださいね。
すのこ棚のぐらつきを直したい!補強方法はこれ!
すのこ棚のぐらつきを直すには、どのような方法があるのでしょうか?主な方法は4つあります。
- 横方向にぐらつく場合➀背板を入れる
- 横方向にぐらつく場合②板を数枚打ち付ける
- 横方向にぐらつく場合③筋交を入れる
- 全体的にぐらつく場合:T字型やL字型などの補強金具
それぞれの方法について詳しく説明していきます。
横方向にぐらつく場合の補強法➀
背板を入れる
すのこ棚が横方向にぐらつく場合は、背面に背板を入れることによってぐらつきを解消できます。
材料をつなげただけのすのこ棚は、横方向からの力に弱いと言われています。
そのため、不安定なぐらつきが起こるのです。
背面に背板を入れると支えができるので、しっかりとした棚になります。背板に使用する素材はべニア板で構いません。
カッターナイフで切れるので、加工もしやすくDIY初心者さんでも簡単に補強作業ができます。
横方向にぐらつく場合の補強法②
板を数枚打ち付ける
すのこ棚が横方向にぐらつく場合は、板を数枚打ち付ける方法もあります。
べニア板を使った一枚板の背板を採用するのが難しい場合は、数枚の細めの板をすのこ棚の背面に打ち付けましょう。
棚の横幅に合わせた2×4の板や、すのこをバラした板でもかまいません。
背面に等間隔で横に打ち付けると、かなりの安定感に期待できます。
ただし、棚自体に厚みが出るので、他の家具と奥行きが合わなくなる可能性も。
その場合は側面の板のサイズを奥行きに合わせて調整するなどして対応しましょう。
横方向にぐらつく場合の補強法③
筋交を入れる
対角線上にクロスまたは斜め方向に板を付けると強度が増し、横方向にぐらつかず安定します。
これを筋交(すじかい)といいます。板の代用としてワイヤーで固定させる方法もあります。
ワイヤーはボルトだけの固定となるので、厚みのある棚に有効な補強方法です。
すのこや薄めの板で作った棚の場合は、2×4などの細めの板を筋交に使うのがおすすめ。
ただし、板を使った筋交は特殊な加工が必要なため、DIY初心者には少しハードルが高いかもしれません。
全体的にぐらつく場合
T字型やL字型などの補強金具を使う
すのこ棚が全体的にぐらつく場合は、T字型やL字型などの金具を使って補強するのが有効です。
L字型
棚の補強にはT字型の金具より、L字型の金具が一般的によく使われます。
L字型金具を使う場合は、棚の内側にL字型に金具をあてネジで固定します。
L字型の金具についているネジが板の厚みより長いと貫通してしまうので、あらかじめ板の厚みを測り、板より短いネジを選ぶようにしましょう。
T字型
T字型の金具は、天板や底板と背板をつなぐ時や、棚板を側面の板に固定する時に使います。
使い方は基本的にL字型と同じで、棚板と側面の板にT字型の金具をあててネジで固定します。
金具を使って補強すると強度がかなり増すので、ぐらつきが気になる場合におすすめです。
すのこ棚のぐらつきはなぜ起こるの?
そもそもすのこ棚はなぜぐらつくのでしょうか?その原因は強度不足にあります。
ここからはすのこ棚のぐらつきの原因と対策を深堀りしていきましょう。
ぐらつきの原因は強度不足!
すのこ棚は左右の板を天板と底板でつなぎ、その間に何枚の棚板を置いているだけなので、強度があまりありません。
そのため、後ろ側にワイヤーで筋交を入れたり、コーナーにL字型の金具をネジで止めたりするなどの補強が必要なのです。
また、筋交や金具以外にも後ろ側に背板を入れると強度が増し、ぐらつきがなくなります。
安心して物を収納するためにも、強度のあるしっかりとした棚を作りたいですね。
DIYですのこ棚のぐらつきを防ぐ方法
DIYですのこ棚を作る時に、ぐらつきを防ぐ方法はあるのでしょうか?すのこ棚のぐらつきは、実は以下の方法で予防できます。
- 固定する前に手で動かしてみる
- はじめから背板を入れる
- どうしてもぐらつく場合はもう一度作り直す
詳しく解説します。
固定する前に手で動かしてみる
すのこ棚を組み立てる際、板を完全に固定する前に、安定しているかどうかを手で動かして確かめるようにしましょう。
板を固定した後の補強は意外と手間がかかってしまうので、軽く固定して強度の確認をしながら作業を進めるのがおすすめです。
ぐらつきを考慮した上で補強しながら組み立てると、頑丈な棚になりますよ。
はじめから背板を入れる
そのこ棚を組み立てる時、はじめから背板を入れると強度が増し、かなり安定するのでおすすめです。
そもそもすのこをつなげただけでは、そんなに強度がありません。
ですから、はじめからベニヤ板やすのこを外した板を背板として入れておくのがいいでしょう。
ベニヤ板のような薄い板でも、あるのとないのでは雲泥の差ですよ。
どうしてもぐらつく場合はもう一度作り直す
どうしてもぐらつきが気になる場合は、思い切って作り直すことも一つの方法です。
金具や背板などで補強してもぐらつきがあるということは、そもそも作り方が間違っている可能性があります。
せっかく作ったのに作り直すのは無念ですが、ぐらつきがあるままではすぐに壊れる可能性がありますし危険です。
もう一度最初から、補強しつつ作り直した方が満足のいく仕上がりになるでしょう。
まとめ
すのこ棚は手軽で簡単に作れますが、強度面にやや不安があります。
本記事ではすのこ棚がぐらつく原因と、ぐらつきを改善する補強方法をご紹介しました。
どうせ作るなら、安定したしっかりとしたすのこ棚を作りたいですよね。
これからすのこ棚を作る方はぜひ参考にして、快適に使える頑丈なすのこ棚を作ってくださいね。
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