子供にペットが与えるメリットとは?教育にいい?デメリットはある?
子供がいる家庭でペットを飼いたいと考えている方は多いでしょう。
しかし、ペットを飼うと子供にどんな影響があるのか気になりますよね。
本記事では、子供にペットが与えるメリット・デメリットについて紹介します。
子供がいる家庭でペットを飼うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
ペットが与える好影響!子供がいる家庭でペットを飼うメリット
子供がいる家庭でペットを飼うと、どんなメリットがあるのでしょうか?
主なメリットとして、次の6つが挙げられます。
- 愛情が育まれる
- 命を育てることの責任感を学べる
- 良き友人であり家族として関係を築ける
- 嫌なことがあったときに癒しとなる
- 免疫力がアップする
- 命の尊さを学べる
それぞれ詳しく説明していきますね。
1. 愛情が育まれる
子供がいる家庭でペットを飼うと、愛情が育まれます。
ペットのお世話をすることで、子供は命をいたわる気持ちや愛情を学ぶことができます。
また、子供が愛情をもってペットに接すると、家から帰ってきた時にしっぽを振って出迎えてくれるなど、ペットも愛情表現をしてくれます。
毎日の生活を送る中で、子供とペットの愛情が育まれていくというのは、親としてはうれしいことです。
2. 命を育てることの責任感を学べる
子供がいる家庭でペットを飼うことで、命を育てることの責任感を学べます。
ペットは生きものですから、毎日たくさんのお世話が必要ですし、途中で投げ出すわけにはいきません。
「きちんとエサを食べているかな」「強は少し元気がないな」などと観察しながらお世話をすることで、子供の責任感は養われていきます。
3. 良き友人であり家族として関係を築ける
良き友人であり家族として関係を築けることも、ペットを飼うメリットの一つです。
ペットと一緒に生活したり遊んだりするうちに、時には友人のような、時には兄弟や家族のような関係を築くことができます。
たとえば、ペットは子供と一緒にボールで遊ぶこともあれば、子供が悲しんでいる時はそっと寄り添ってくれることも。
ペットは子供にとって大切な存在となるでしょう。
4. 嫌なことがあったときに癒しとなる
子供に嫌なことがあったとき、ペットは癒やしとなってくれます。
ペットには、不安やストレスを癒してくれる効果やリラックス効果があると言われています。
たとえば、子供が学校から帰ってきて辛そうな顔をしていたり泣いていたりすると、ペットはそっと寄り添ってくれます。
ペットが子供の心の支えになり、元気を取り戻すきっかけになることもあるでしょう。
5. 免疫力がアップする
子供がいる家庭でペットを飼うと、子供の免疫力がアップすることがあります。
小さい頃からペットと一緒に暮らすことで、その衛生環境に身体が適応し、免疫系が発達すると言われています。
実際に、犬を飼っている家庭で育つと、感染症や呼吸器疾患などにかかるリスクが減るというデータも出ています。(参照:REUTERS|ロイター)
愛情や責任感が養われる他、病気に強い身体を育てる助けになるというのは、親にとってうれしいメリットです。
6. 命の尊さを学べる
ペットを飼うことで、子供は命の尊さを学ぶことができます。
幼いころから一緒に暮らしたペットとの別れは、とても悲しく辛いものですが、ペットは自らの死をもって命の尊さを教えてくれます。
たとえば、筆者の子供は、以前飼っていた愛犬との別れを通して命の尊さを知ることができました。
ペットは生き物なので病気をしますし、いつかは別れが訪れてしまいますが、子供はそんな経験を通して命の大切さを学ぶことができるでしょう。
悪い影響はない?子供と一緒にペットを飼うデメリット
子供がいる家庭でペットを飼うデメリットはあるのでしょうか?
考えられるデメリットは主に次の6つです。
- 飼育費用がかかる
- 住める家が限定される
- アレルギーを発症する場合がある
- ペットが亡くなったときのショックが大きい
- 子供の寝かしつけの難易度が上がる
- 怪我の原因になることがある
それぞれのデメリットについて、順に詳しく説明していきます。
1. 飼育費用がかかる
ペットを飼うと、飼育費用がかかります。
学校や塾、交通費などとお金がかかる時期に、ペットの飼育費が重なると生活費を圧迫してしまうことも。
特に、高年齢のワンちゃんを譲り受けるなど、保険に入れないと医療費が高額になりがちです。
あらかじめ計画を立て、飼育費用をある程度貯めてからペットを迎え入れると安心でしょう。
2. 住める家が限定される
住める家が限定されてしまうことも、ペットを飼うデメリットの一つです。
マイホームの場合は問題ありませんが、賃貸の場合はペット禁止の物件も多く、住まい探しが大変になることも。
特に転勤族は、引っ越しの度にペット可の賃貸物件を探したり、最悪の場合ペットを手放したりしなければなりません。
ライフスタイルに合わせて、ペットを飼うべきかどうかしっかり検討する必要があるでしょう。
3. アレルギーを発症する場合がある
子供のいる家庭でペットを飼うと、アレルギーを発症する場合があります。
家でペットを飼育すると、ペットの毛や唾液などのアレルゲンが空気中に舞い上がり、体内に侵入しやすくなります。
そのため、突然子供に咳やくしゃみなどの症状が現れ、犬・猫アレルギーなどと診断されてしまうことも。
また、元々アレルギー体質の子供の場合、ペットを迎えることで症状が悪化してしまうことも考えられるため注意が必要です。
4. ペットが亡くなったときのショックが大きい
ペットが亡くなったときのショックが大きいことも、子供と一緒にペットを飼うデメリットの一つでしょう。
ペットとの別れは命の尊さを教えてくれますが、小さな子供にとってショックが大きいのもまた事実です。
ペットは生き物なので病気をしますし、突然亡くなってしまうこともあります。
子供がいる家庭でペットを飼うにあたっては、ペットの命について話し合うなど、ペットを迎える準備をする必要があるでしょう。
5. 子供の寝かしつけの難易度が上がる
子供と一緒にペットを飼うと、子供の寝かしつけの難易度が上がってしまうことも。
ペットの種類にもよりますが、ペットは突然大きな声で鳴いたり、そわそわと動き回ったりすることがあります。
たとえば、犬を飼っていると家の前をバイクが通ったり、宅配便が来たりする度に犬が吠えることがあり、せっかく眠りについた赤ちゃんを起こしてしまうかもしれません。
子供が犬の世話をできる年齢になってからペットを迎えるなど、タイミングには注意が必要でしょう。
6. 怪我の原因になることがある
ペットを飼うと、ペットが原因で子供が怪我をしてしまうこともあるでしょう。
たとえば、子供がリールごと引っ張られ転倒したり、ペットに突然噛まれたりして怪我をしてしまうリスクがあります。
小さい子供がペットと遊んでいる時は目を離さずに見守るなど、子供がペットと接する時には注意が必要です。
子供のいる家庭でペットを迎える前にすべきこと
子供のいる家庭でペットを迎える際、どのような準備をすればいいでしょうか?
ペットを迎える前にすべきことは次の3つです。
- ペットはおもちゃではないことを子供に言い聞かせる
- 子供がストレスになることも!ペットが落ち着ける場所を作る
- 空気清浄機などを準備する
順に詳しく説明していきます。
1. ペットはおもちゃではないことを子供に言い聞かせる
子供のいる家庭でペットを迎えるなら、「ペットはおもちゃではないこと」を子供に言い聞かせましょう。
ペットを追いかけ回したり所構わず触ったりと、子供は楽しんでいても、ペットはストレスを感じてしまうこともあります。
特に小さな子供の場合、ペットをおもちゃのように扱ってしまうこともあるので、ペットは生き物であることを教えてあげることが大切です。
ペットを迎える前に、子供たちにはさわり方やふれあい方のマナーを教えておきましょうね。
2. 子供がストレスになることも!ペットが落ち着ける場所を作る
子供のいる家庭でペットを迎えるにあたっては、ペットが落ち着ける場所を作ってあげるといいでしょう。
子供は「ペットと1日中遊んでいたい」と思うことがあっても、ペットにはゆっくり休む時間も必要です。
子供が普段入らない部屋にゲージを置くなど、ペットが落ち着ける場所を作ってあげると、ペットはストレスなく子供と一緒に生活することができるでしょう。
3. 空気清浄機などを準備する
子供のいる家庭でペットを迎える際は、空気清浄機を準備しておくと安心です。
空気清浄機を使うことで、アレルギーの原因となるペットの毛やフケ、気になる匂いなどを軽減することができます。
特に、近年ではフローリングで犬や猫を飼うことが増えていますが、フローリングは毛やホコリが舞い上がりやすいので注意が必要です。
子供がアレルギー体質な場合や、毛や匂いが気になる場合は、空気清浄機も忘れずに準備しておきましょう。
まとめ
本記事では、子供がいる家庭でペットを飼うメリット・デメリットを紹介しました。
ペットを飼うことには、愛情が育まれたり命の尊さを学べたりとメリットがたくさんある一方で、デメリットも少なからず存在します。
今回紹介したメリット・デメリットを考慮した上で、子供とペットが一緒に暮らせる環境を整えていきましょう。
この記事へのコメントはありません。