犬の毛が抜けるのはなぜ?病気?ストレスが原因?病院へ行く目安は?
「犬の毛がたくさん抜ける…」
そんな時、原因が分からないと困りますよね。
実は、犬の毛が抜けるのには、病気やストレスなどさまざまな原因があります。
本記事では、犬の毛が抜ける主な原因と、病院に行くべき要注意なケースを解説します。
犬の抜け毛で悩んでいる方は参考にしてくださいね。
ストレスのせい?犬の毛が抜ける主な原因
そもそもどうして犬の毛は抜けるのでしょうか?犬の毛が抜ける主な原因は、次の5つです。
- 換毛期によるもの
- 栄養不足が原因
- ストレスによる行動のせい
- 皮膚の病気
- 老化現象
詳しく説明していきます。
1. 犬の毛は季節ごとに生え変わる!換毛期によるもの
犬の毛が抜ける原因として、毛が生え変わる「換毛期」が考えられます。
換毛期になると、1か月ほどかけて古い毛が大量に抜け、新しい毛に生え替わります。
犬の換毛期は、春から7月頃と秋から11月頃の年に2回です。
たとえば、ポメラニアンの場合、換毛期にはゴルフボール大の抜け毛の塊が落ちることも。
犬種によってはあまり毛が抜けないこともありますが、気になる場合はトリミングをするといいでしょう。
2. 健康な毛を保てない!栄養不足が原因
犬の毛が抜ける主な原因として、栄養不足も考えられます。
栄養不足により健康な毛を保てなくなると、毛が抜けやすくなることも。
具体的には、皮膚や被毛の増殖を促進する亜鉛やビタミン、毛の主成分のケラチンを生成するアミノ酸などの栄養が不足している可能性があります。
上記の栄養を含んだドッグフードを購入するなど、栄養をしっかり与えましょう。
3. 舐める・噛むなどのストレスによる行動のせい
犬の毛が抜けるのは、舐める・噛むなどのストレスによる行動が原因である可能性も。
ストレスを感じると、犬は足や手を舐めたり、毛を歯で引きちぎったりすることがあります。
特定の部位だけ毛が抜けている場合は、ストレスによる舐める・噛むなどの行動が原因である可能性が高いでしょう。
4. 皮膚の病気が原因のことも
犬の抜け毛は、皮膚の病気が原因である可能性も考えられます。
皮膚疾患やアレルギー、ダニ・ノミなどで皮膚に湿疹や赤みが出た結果、毛が抜けてしまうこともあります。
抜け毛以外に気になる症状がある場合は、皮膚の病気が潜んでいる可能性もあるため注意が必要です。
5. 老化現象による抜け毛もある
犬は、老化現象の一環として毛が抜けることもあります。
年を取ることで毛が細くなったり、毛が抜けやすくなったりします。
たとえば、子犬の頃はふわふわだった毛も、老犬になると全体的に毛が伸びにくくなることも。
見た目が気になる場合は、長めにトリミングしてもらうといいでしょう。
こんな症状なら病院へ!犬の毛が抜ける要注意なケース
どんな症状が出たら病院へ連れて行くべきでしょうか?犬の毛が抜ける要注意なケースは、次の2つです。
- 地肌が見えるほど毛が抜ける
- かゆみや肌の異常がある
詳しく説明していきますね。
地肌が見えるほど毛が抜ける
地肌が見えるほど毛が抜ける場合は、要注意なので病院へ連れて行きましょう。
地肌が見えるほどの抜け毛や円形脱毛には、皮膚炎や何らかの病気が隠れている可能性も。
犬は被毛に覆われている分、皮膚そのものは弱く、皮膚炎にかかりやすいと言われています。
過剰な抜け毛により地肌が見えていることに気づいたら、動物病院に連れて行くと安心でしょう。
かゆみや肌の異常がある
毛が抜ける以外にかゆみや肌の異常がある場合も、病院へ連れて行きましょう。
かゆみや肌の異常がある場合、ダニやノミ、カビの感染や、皮膚の病気の可能性が考えられます。
たとえば、皮膚糸状菌症という円形脱毛にかかると、フケや赤み、脱毛、かゆみなどの症状が現れます。
抜け毛以外にも気になる症状が出ていたら、お医者さんに診てもらってくださいね。
犬の毛が抜ける原因はストレスかもと思ったら!試してほしい対処法4つ
ストレスが原因で犬の毛が抜ける場合は、どう対処すればいいのでしょうか?
試してほしい対処法は4つあります。
- たくさん遊んで運動させる
- たくさんスキンシップを取る
- 飼育環境を見直す
- 犬のためのプライベートスペースを作る
それぞれ詳しく説明します。
1. たくさん遊んで運動させる
ストレスが原因で犬の毛が抜けるなら、たくさん遊んで運動させることが効果的です。
思いっきり体を動かすことで、ストレス発散になります。
たとえば、家で一人でお留守番をする時間が長いと、退屈してストレスが溜まってしまうことも。
散歩に連れて行ったり、おもちゃで遊んだり、たくさん運動をさせてストレスを解消してあげましょう。
2. たくさんスキンシップを取る
ストレス解消には、たくさんスキンシップを取ることも効果的です。
犬と遊ぶ時間が少なかったり、お留守番の時間が長かったりすると、スキンシップ不足からストレスを感じてしまうことも。
ストレスによる抜け毛を防ぐためにも、たくさんスキンシップを取ってあげましょう。
3. 飼育環境を見直す
ストレスによる抜け毛を改善するには、飼育環境を見直すことも有効です。
室温や騒音、匂いなど、飼育環境が悪いと犬にストレスを与えてしまうことがあります。
また、トイレやベッドを衛生的に保っていないとダニやカビが繁殖し、犬に感染してしまうことも。
犬がストレスなく過ごせるよう、飼育環境を見直してみましょう。
4. 犬のためのプライベートスペースを作る
犬のためのプライベートスペースを作ることも、ストレスを溜めないために必要です。
一人になりたい時や雷などに恐怖を感じた時、犬が逃げ込めるスペースがあると安心です。
犬が安全だと感じられる場所にゲージを置き、一人で安らげるスペースを作ってあげましょう。
まとめ
本記事では、犬の毛が抜ける主な原因と、病院に行くべき要注意なケースを解説しました。
症状によっては皮膚の病気の可能性もあるため、病院に連れて行くと安心です。
ストレスが原因だと考えられる場合は、たくさん運動をさせたりスキンシップを取ったりして、ストレスの改善に努めましょう。
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