シングルマザーが資格とるなら?おすすめ8選!資格支援制度もご紹介
「将来安定した収入を得るために資格を取りたい」
そう考えるシングルマザーの方は多いのではないでしょうか。
しかし、どんな資格を取ればいいのかわからず悩んでいる方も多いでしょう。
本記事ではおすすめの資格と、シングルマザーのための資格取得支援制度をご紹介します。
安定した収入を得る為の資格選びに悩んでいる方は、参考にしてくださいね。
シングルマザーが資格とるなら?おすすめの資格
そもそもシングルマザーに向いている資格にはどんなものがあるのでしょうか。
おすすめの資格は8つあります。
- 歯科衛生士
- 看護師
- 保育士
- 作業療法士
- 介護福祉士
- 秘書検定
- 日商簿記
- MOS
詳しく解説します。
1. 歯科衛生士
歯科衛生士は、歯科医師の治療補助を行う国家資格です。
資格取得には大学・短大・専門学校などで3年~4年学ぶ必要がありますが、夜間のコースがある学校もありますので、社会人でも学ぶことが可能です。
学費は学校によってさまざまですが、300万円前後が多いようです。
日祝が休診の歯科医院が多いので、子育てしながら働きやすい職種でしょう。
2. 看護師
看護師の資格には正看護師と准看護師があり、正看護師は国家資格です。
正看護師になるには、大学・短大・専門学校で3年~4年学ぶ必要があります。
准看護師は2年制の准看護師養成所に通い、各都道府県の試験に合格すると資格がもらえます。
また、准看護師は働きながら学べる養成所がほとんどで、学費は2年で約100万円くらいです。
はじめは准看護師として働きながら定時制や通信教育で正看護師の勉強をし、国家資格に挑戦するのもいいでしょう。
正看護師は常に求人があり収入も高水準なので、シングルマザーでも安定した生活が望めるでしょう。
3. 保育士
保育士は通信講座などでも学べるので、お金をかけずに取り組むことができる比較的取り組みやすい資格です。
専門学校だと2年で約100万円以上の学費がかかりますが、通信講座だと10万円程度の費用で、自分のペースで学ぶことができます。
共働き家庭の増加で保育士の需要は多く、資格があればお仕事がすぐに見つかる可能性が高いでしょう。
4. 作業療法士
作業療法士は、病気や事故で日常生活が困難になった人の日常動作を回復させるリハビリを行う国家資格です。
資格取得には、大学・短大・専門学校などで3年~4年学ぶ必要があります。
夜間コースのある学校もあるので働きながら学ぶことが可能で、学費は300万円前後です。
作業療法士は病院や福祉施設での勤務となりますが、夜勤がないので、シングルマザーでも働きやすい職種といえるでしょう。
5. 介護福祉士
介護福祉士は、介護が必要な人の身の回りの世話をする国家資格です。
高校(福祉系)・大学・短大・専門学校で学ぶ以外に、働きながら受験資格を得る方法もあります。
働きながら受験資格を得るには、「介護福祉士実務者研修」を修了し、実務経験3年以上が必要です。
また、「介護福祉士実務者研修」には20万円くらいの費用がかかります。
介護福祉士はシフト制で働くことが多いので、土日祝は関係なく、子育てするには大変かもしれません。
しかし、ケアマネージャーや認定介護福祉士などのキャリアアップが望めるので、福祉に興味のある方は上を目指して頑張るのもいいでしょう。
6. 秘書検定
秘書検定を取得するメリットは、社会人に必要な知識やマナーなどを身に着けられることです。
1級から3級まであり、2級はビジネスに必要とされる資質や職務知識、一般知識やマナーなどが学べます。
スキルアップのために取得するのであれば、2級の受講がおすすめです。
2級3級と併願もできますが2級は4,100円、3級は2,800円の受験料がかかりますので、会社務めの経験があるのでしたら2級に絞った方が効率がいいでしょう。
7. 日商簿記
簿記を取得すると、企業の経理事務に必要な会計知識が得られます。
経理事務は会社にとってはなくてはならない部署なので、簿記の知識があると転職の際に有利です。
1級~3級までありますが、会社の経理は3級を取得すれば十分でしょう。
公認会計士や税理士等の国家資格を目指すこともできるので、キャリアアップを視野に入れることも可能です。
3級は年3回(6月11月2月)受験日があり、2,850円の低予算で受講できます。
8. MOS
MOSはMicrosoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)の略で、マイクロソフトが認定する国際資格です。
マイクロソフトoffice製品(WordやExcelなど)を扱い、一般事務、会計業務全般に必要なパソコンスキルが学べます。
パソコンスキルの証明になるので、取得しておくと就職や転職の際に有利になるでしょう。
自宅の近くで受験できる「随時試験」もありますので、気軽に受験できるのがメリットです。
受験料はパソコンのバージョンによって異なりますが、10,000円~12,000円程度です。
シングルマザーのための資格取得の支援制度!資格とるなら利用必須
シングルマザーが資格を取得する際は、以下の支援制度を利用すると資格取得にかかる費用を軽減できます。
- 自立支援教育訓練給付金
- ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業
- 高等職業訓練促進給付金
それぞれ詳しく解説します。
1. 自立支援教育訓練給付金
ひとり親の資格取得に必要となる講座などの費用を支援する制度です。
講座受講後に、費用の60%が給付されます(12,001円~履修年数×20万円、最大80万円)。
受給する条件は以下の通りです。
- 20歳未満の子どもを持つひとり親であること
- 児童扶養手当の支給を受けているか、それと同等の所得水準にあること
- 本人のスキルや働いている状況から、講座受講が必要であると認められること
参考サイト:厚生労働省HP
2. ひとり親家庭高等職業訓練促進資金貸付事業
次項で紹介する「高等職業訓練促進給付金」を受給する人を対象とした支援制度です。
学校費用や就職に関わる費用を借りられる制度で、養成機関の学費 (上限50万円)と、就職に必要な費用(上限20万円)が借りられます。
以下の条件を満たすと返済が免除されます。
- 養成機関を修了していること
- 資格取得から1年以内に就職していること
- 取得した資格が必要な業務で5年間就業を継続すること
参考サイト:PASONA
3. 高等職業訓練促進給付金
資格取得のために、学校などで1年以上(最長4年)学ぶ必要がある際の生活費を支援する制度です。
対象資格は以下の通りです。
- 看護師
- 准看護師
- 保育士
- 介護福祉士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 調理師 など
また、受給するには以下2つの条件を満たす必要があります。
- 児童扶養手当の支給を受けているか、それと同等の所得水準にあること
- 養成機関で1年以上の講座を受講し、資格取得の見込みがあること
支給額は以下の通りです。
住民税非課税世帯 | 住民税課税世帯 |
¥100,000/月 | ¥70,500/月 |
課程修了までの期間の最後12ヵ月は¥140,000/月 | 課程修了までの期間の最後12ヵ月は¥110,500/月 |
訓練修了後¥50,000支給 | 訓練修了後¥25,000支給 |
参考サイト:厚生労働省HP
シングルマザーで資格がなくてもOKな仕事
現代は人材不足で悩んでいる業界がたくさんあり、中には資格や経験がなくても働ける業種もあります。
ここでは以下4つの業種を紹介します。
- 介護職
- 工場
- 事務職勤務
- 接客・販売業
一つずつ詳しく解説します。
1. 介護職
介護職は人材不足が深刻化しており、求人が多く出ています。
資格がなくても働けるので、実務経験を積んでヘルパーや介護福祉士を目指すのもいいでしょう。
シフト制ですので、ライフスタイルに合わせて勤務時間を調整できるのが魅力です。
2. 工場
工場も人手不足が問題となっており、求人も比較的多い業種です。
シフトは交代制が多いので、定時にあがれて残業がないのが魅力でしょう。
また、女性の多い職場なので、子どもが小さくて休みがちになってしまっても周囲の理解が得られやすいのもメリットです。
シングルマザーが働きやすい職場が多いでしょう。
3. 事務職勤務
事務職は、基本的に土日祝が休みで残業も少ないのでシングルマザーにおすすめです。
事務職は人気があり応募者も多いですが、働く意欲の高いシングルマザーを優先的に採用する方針の会社もあります。
子どもとの時間やワークライフバランスなどを考慮し、自分に合った求人情報を探してみるといいでしょう。
4. 接客・販売業
接客業や販売業は週末に働くことが多いため、子どもと接する時間がどうしても短くなってしまいます。
しかしその分、子どもは学童や保育園や実家などでたくさんの大人や友達との関わり合いが多くなるので、子どもにとってはママ以外の人間関係を学ぶ貴重な機会ともいえるでしょう。
周りに頼りながら接客業や販売業で働くことも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
将来の不安を少しでも減らすため、今のうちに資格を取得しておきたいと考えるシングルマザーは多いでしょう。
本記事ではシングルマザーにおすすめの資格と、資格取得に活用したい支援制度を紹介しました。
これから資格を取ろうと思っている方はぜひ参考にして、キャリアアップにお役立てくださいね。
この記事へのコメントはありません。