老犬がトイレを失敗しやすくなる理由は?シニア犬がオムツを履くときの注意点も
「ウチのわんちゃんもだいぶ年取ってきたな……」
そんな時、トイレ以外のところで用を足してしまうと困りますよね。
実は、老犬がトイレを失敗してしまうのには、理由があるんです。
本記事では、老犬がトイレを失敗しやすくなる理由と、オムツを履くときの注意点を紹介します。
シニア犬のオムツ使用を検討している方は、参考にしてくださいね。
シニアになるとトイレのミスが増える理由
シニアになるとトイレのミスが増えるのはなぜなのでしょうか?
ミスが増えるのには3つの理由があります。
膀胱の出口が緩んできた
認知症になっている
病気によるもの
それぞれ詳しく説明します。
膀胱の出口が緩んできた
トイレのミスが増える理由の一つに、膀胱の出口が緩んできたケースがあります。
膀胱の出口は本来、おしっこが出る時以外は閉まっていますが、老化によって筋肉が衰えて緩んでくるのです。
たとえば、くしゃみをしたついでに出てしまったり、足の筋肉が弱ってトイレまで急いで歩けず間に合わなかったりなど。
シニアのトイレの失敗は自然なことだと考え、叱らず優しく声をかけてあげましょう。
(参考サイト:PetSmilenews for ワンちゃん)
認知症になっている
認知症によりトイレの失敗が増える場合もあります。
認知症になると一定方向にのみ進むようになり、トイレの場所がわからなくなることも。
排泄の時間を見計らってトイレに連れて行ったり、囲ったスペースで歩行をさせたりすることで、いろいろな場所での排泄を防ぐことができます。
認知症によるトイレの失敗は、老犬ではありがちなことなので、叱ったりせず見守りながら対処をしてあげることが大切です。
(参考サイト:いぬのきもち)
病気によるもの
病気によってトイレのミスが多くなってしまう場合もあります。
老犬になると泌尿器科系などの病気でトイレが近くなり、我慢ができなくて失敗することがあるのです。
たとえば腎不全や膀胱炎、腰の機能が低下すると尿の量や回数も増えがちです。
一回の排泄で出し切れず、何回も尿意を催してトイレが近くなるも、我慢できずにトイレ以外で排泄してしまうことも。。
トイレの場所を増やしてあげたり、定期的にトイレに連れて行ってあげたりしましょう。
(参考サイト:いぬのきもち)
シニア犬にオムツが必要なサイン
シニア犬にオムツが必要なサインにはどんなものがあるのでしょうか?
オムツが必要なサインは以下の2つです。
排泄の失敗が増えた
歩くことがままならない
上記のサインについて詳しく説明します。
排泄の失敗が増えた
排泄の失敗が増えたら、シニア犬にオムツが必要なサインです。
筋力の低下や病気、認知症の影響によりトイレ以外の所で排泄してしまう場合は、オムツの使用を検討しましょう。
腎臓の病気や腰の神経の機能が衰えることによって尿の量が増え、我慢できなくて失敗する場合も同様です。
また、認知症でトイレの場所がわからなくなり排泄を失敗してしまうことも。
飼い主さんの負担を軽減するためにも、排泄の失敗が増えてきたタイミングでオムツをつけることをおすすめします。
(参考サイト:いぬのきもち)
歩くことがままならない
歩くことがままならなくなったら、オムツが必要になったサインです。
足腰の衰えや病気が原因で、足腰が弱くなってしまいトイレまで歩けないことがあります。
トイレに段差があったり、トイレの場所が遠かったりすると間に合わないこともあるので、排泄の度に飼い主さんがトイレに連れて行くのが理想的です。
しかし、トイレのたびに連れて行くのは飼い主さんの負担にもなります。
歩くことがままならなくなったら、オムツを使ってみましょう。
(参考サイト:ふぁみまる)
シニア犬にオムツを履かせるときの注意点
シニア犬にオムツを履かせる時は、どんなことに注意すればいいのでしょうか?
以下の3つに気をつけて、オムツを履かせましょう。
汚れたらこまめに交換する
適切なサイズを選ぶ
皮膚や毛の手入れをする
それぞれ詳しく説明します。
汚れたらこまめに交換する
オムツが汚れたらこまめに交換しましょう。
オムツが汚れたままで長時間いると、排泄物が皮膚と接触して皮膚炎を起こす可能性があります。
皮膚炎を予防するには、排泄ごとにの交換が理想的です。
仕事などでなかなかこまめに変えられないときには、以下のようなタイミングでの交換がおすすめです。
朝出かける前
仕事から帰宅後
夜寝る前
できるだけこまめに交換して、清潔を保ちましょう。
(参考サイト:ふぁみまる)
適切なサイズを選ぶ
適切なサイズのオムツを選びましょう。
オムツのサイズが合っていないと、排泄物が漏れてしまったり、内股が擦れて皮膚炎を起こしてしまったりすることも。
また、きつすぎると体を締め付けて血行が悪くなり、体に負担がかかってしまいます。
オムツを購入する前に犬の体重を確認し、サイズの合ったオムツを履かせましょう。
皮膚や毛の手入れをする
オムツを履かせる時は、皮膚や毛の手入れも大切です。
皮膚や毛が汚れてそのままにしてしまうと、皮膚炎になる可能性があるからです。
オムツを交換するたびに、大きめのノンアルコールのウェットティッシュで汚れた皮膚を拭いてあげましょう。
毛の長い犬の場合は、あらかじめ毛を短くしておくと、拭く手間が省けて飼い主さんの負担を減らせます。
オムツを履かせる時は皮膚や毛の手入れをして、常に清潔を保つようにしましょう。
(参考サイト:ふぁみまる)
まとめ
犬が年を取ってトイレの失敗が増えると、飼い主さんは困りますよね。
老犬になってトイレを失敗するのには、さまざまな理由があります。
オムツが必要なサインを見抜けば、飼い主さんのストレスも軽減されるでしょう。
本記事では、老犬がトイレを失敗しやすくなる理由と、オムツを履く時の注意点を解説しました。
愛犬のトイレの失敗で悩んでいる方は本記事を参考に、ワンちゃんとの快適な暮らしを実現してくださいね。
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