エアコンの掃除は室外機もやるべき?掃除しないリスクとお手入れのやり方
「そろそろエアコンの室外機の掃除をしなきゃ……!」
そんな時、エアコンの室外機の掃除方法が分からないと困りますよね。
実は、エアコンの室外機は簡単にお手入れできるんです。
本記事では、 エアコンの室外機の掃除方法と、掃除をしないリスクについて解説します。
これから エアコンの室外機を掃除したいと思っている方は、参考にしてくださいね。
エアコンの室外機を掃除しないとどうなる?
そもそもエアコンの室外機は、掃除しないままでいるとどうなるのでしょうか?
室外機の掃除を怠って起こり得るトラブルは主に3つあります。
エアコンの効きが悪くなる
電気代が上がる
運転音が気になるようになる
詳しく説明します。
エアコンの効きが悪くなる
エアコンの室外機を掃除しないままでいると、エアコンの効きが悪くなることがあります。
室外機にゴミや汚れが蓄積されると、熱の動きが妨げられ、熱をスムーズに循環させることができません。
室外機と室内機をつなぐ配管は、エアコンにより冷やされ、暖かい空気や冷たい空気が室内に送り込まれ室温を保っています。
汚れを放置すると砂やホコリが室外機の内部で目詰まりし、上手く循環が行われず、エアコンの効きを悪くしてしまうのです。
エアコンを使って快適な室内環境にするためには、室外機の掃除をこまめにするのがおすすめです。
電気代が上がる
エアコンの室外機を掃除せずにいると、電気代が上がってしまうことも。
掃除をせず室外機にゴミやホコリなどの汚れが蓄積されると、エアコンに余計な負荷がかかります。
負荷がかかるとエネルギー効率が悪くなり、無駄な消費電力へとつながって電気代が上がってしまうのです。
電気代を節約するためには、室外機をこまめに掃除するようにしましょう。
運転音が気になるようになる
室外機を掃除していないと、エアコンの運転音が気になるようになる場合があります。
掃除せずにいると、室外機内部や熱交換器にゴミやホコリが溜まり、大きな音が発生しやすくなるのです。
ゴミが見えない場合でも、内部に異物が混入し、異音がして運転音が気になることも考えられます。
ゴミやホコリは溜めずに、定期的に掃除をすることが大切です。
エアコンの室外機の掃除のやり方
エアコンの室外機の掃除はどのような方法があるのでしょうか?
ここでは、エアコンの室外機の掃除に必要なものと、掃除の手順を解説します。
必要なもの
手順①外カバーを外す
手順②熱交換機(ファン)の汚れを落とす
手順③歯ブラシで小さなゴミなどを取り除く
手順④吹き出しグリルのホコリを掃除する
手順⑤ドレンホース(排水ホース)の中を掃除する
手順⑥室外機の周りを確認する
詳しく説明します。
必要なもの
まずは、掃除の前に必要なものを準備しましょう。
エアコンの室外機の掃除に必要なものは以下の通りです。
ほうき
ハンディタイプの掃除機(ブラシヘッドを付けたもの)
ちりとり
雑巾やクロス
バケツ
使い古した歯ブラシ
割りばし
手順①外カバーを外す
まずは、汚れが最も目につきやすい室外機の外カバーから掃除をしていきましょう。
カバーについた砂ボコリや泥、排気ガスなどによる汚れをほうきで払い落とし、残った泥などを濡れた雑巾で引き取ります。
泥汚れがひどい場合や、鳥のフンによって付いた頑固な汚れには、水で湿らせたキッチンペーパーをしばらくのせたあとに雑巾で拭き取るのがおすすめです。
手順②熱交換機(ファン)の汚れを落とす
次に、エアコンの室外機の熱交換機(ファン)の部分の汚れを落としましょう。
室外機の設置場所により手が届かなかったり、見えなかったりする場合は、室外機は動かさないようにしましょう。
ブラシヘッドをつけたハンディタイプの掃除機を、ファンに触れるように優しく当てて、付着している大きい汚れを吸い取ります。
掃除機をファンに強く当ててしまうと、変形する恐れがあるので注意が必要です。
手順③歯ブラシで小さなゴミなどを取り除く
掃除機で取り除けない小さなゴミやホコリは、歯ブラシを使います。
歯ブラシを使う場合も強くこすらず、見えているゴミだけを優しく取り除きましょう。
歯ブラシは新品より、使い古しの方が毛先が柔らかく使えるので、ファンの掃除にはおすすめですよ。
手順④吹き出しグリルのホコリを掃除する
室外機の正面にある吹き出しグリルも掃除しましょう。
吹き出しグリルは、空気の吸い込み口であるフィルター部分で、外気のホコリや汚れが溜まりやすい箇所です。
ほうきや掃除機を使って、ホコリを吸い取りましょう。
細かい部分のホコリや汚れは歯ブラシを使うとよく取れますよ。
手順⑤ドレンホース(排水ホース)の中を掃除する
ドレンホース(排水ホース)の中も掃除をしましょう。
ホースの奥に入った汚れやゴミを、割りばしや木の枝などを使って、手の届く範囲で取り除いていきます。
排水ホース内をのぞいてゴミや蜘蛛の巣、虫が入っている場合は、市販のドレンホースクリーナーを使うのがおすすめです。
ドレンホース内に汚れが詰まった場合、室外機に水が溜まり、室内機から水漏れして故障の原因になることがあるので忘れず掃除を行いましょう。
手順⑥室外機の周りを確認する
最後に室外機の下や周りをチェックしましょう。
葉っぱやゴミが落ちていないか確認し、落ちている場合はほうきとちりとりで取り除きます。
室外機が熱交換を行いやすくするため、室外機の前に植木や鉢植えは置かないようにして、空気の通りをよくしておいてくださいね。
エアコンの室外機を掃除するときの注意点
エアコンの室外機を掃除するときはどのような注意点があるのでしょうか?
主な注意点は3つです。
室外機を動かさない
分解しない
高圧洗浄機を使用しない
詳しく説明します。
室外機を動かさない
エアコンの室外機を掃除をするときは、室外機を動かさないように注意しましょう。
室外機をむやみに動かしてしまうとガス漏れが発生し、火事や大事故につながるリスクが出てきます。
室外機を掃除する際は決して動かさず、手の届く範囲で見えている部分のみにしましょう。
分解しない
エアコンの室外機を掃除するときは、分解しないことも重要です。
室外機を分解してしまうと、感電やケガの恐れが高く非常に危険です。
手が届かない部分の汚れや、細かい汚れが気になる場合は、プロの業者に掃除を依頼しましょう。
大事故につながる可能性があるので、自分では絶対に分解しないでくださいね。
高圧洗浄機を使用しない
高圧洗浄機を使用しないのも、エアコンの室外機を掃除する上で重要な注意点の一つです。
室外機の内部はデリケートで、圧力の高い水を室外機の横や下からかけてしまうと、部品が外れたり変形したりする恐れがあります。
内部の精密機器の故障につながる可能性もあるので、外カバーやファンの汚れがひどい場合でも、高圧洗浄機を使用することはやめてくださいね。
(参考サイト:部屋のお掃除プロ監修)
(参考サイト:東京ガスのハウスクリーニング)
まとめ
エアコンの室外機は、普段なかなか掃除しない場所ですよね。
室外機を掃除しないままでいると、エアコンが故障するリスクが高まるので、まめに掃除するように心掛けましょう。
本記事では、 エアコンの室外機の掃除をしないリスクや、お手入れのやり方を紹介しました。
エアコンの室外機の掃除方法が分からず悩んでいる方は、本記事で紹介した方法を参考に掃除してみてくださいね。
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