ネット銀行のメリットとデメリットは?ネット銀行の選び方も解説
「ネット銀行を使うのって、なんか怖そう…」
銀行といえば、街のなかにある銀行を利用している人も多く、ネット銀行に対し恐怖心を持ってしまう方もいるのではないでしょうか?
しかし、ネット銀行は場所や時間を選ばず、ネット上で手続きや記帳の記録を確認できるといった様々な魅力があります。
本記事では、ネット銀行と一般的な銀行の違い、ネット銀行のメリット・デメリットや選び方を紹介します。
ネット銀行を選ぶときのポイントも紹介しましたので、ネット銀行に対し不安がある方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
ネット銀行と一般的な銀行の違いとは?
ネット銀行とは、実店舗や自社のATMを持たず、ネットバンクをメインとした銀行を指します。
ネット内で24時間、各種手続きできるのが大きな特徴です。
例えば、一般的な銀行では、営業時間内に口座開設の手続きに行く必要があるため、忙しい方にとっては厳しい面も。
それに比べネット銀行では、手続き関係の全てをネット上で完結できるため、場所や時間を選ばなくて良いという魅力があります。
ネット銀行のメリット
ネット銀行を使うことの、なにがいいのでしょうか?
主に次の4つがネット銀行を利用すると得られるメリットです。
- 口座開設や手続きが簡単
- 振込やATMの手数料が安い
- 普通預金や定期預金の金利が高い
- 銀行にわざわざ行く必要がない
詳しく解説します。
口座開設や手続きが簡単
ネット銀行が便利な理由の1つに、口座開設や各種手続きが簡単にできるという面があります。
ネットを利用すれば、銀行の営業時間内を気にせず、いつでもどこでも手続きを進められるからです。
本人確認の書類も携帯で顔写真を撮ったり、免許証などの写真を撮ったりするだけで済むので、スムーズに手続きができる特徴もあります。
仕事の移動時間や病院の待ち時間などを使って、手続きを進められるので助かりますよね。
振込やATMの手数料が安い
ネット銀行には、一般的な銀行よりも振込やATMの手数料が安い特徴があります。
店舗やATMを設置するお金が掛からない分、人件費や維持費を抑え、手数料を安くできるからです。
私の場合、一般的な銀行を使用している時は、A銀行の送金料が550円と高いため、わざわざB銀行まで行き数百円でも送金料が安くなるようにと出向いていました。
ですが、B銀行は少し遠いため不便で体力的にも厳しかったです。
ネット銀行は送金が月1回まで無料になるサービスがあるため、わざわざ銀行まで行く手間も省け、送金にお金が掛からない嬉しさがあります。
手数料は、1度の料金は数百円で済んでも、回数が重なればそれだけお金の負担も大きくなりがちです。
少しでも手数料の料金を抑え、生活や家計の負担を減らせられるといいですよね。
普通預金や定期預金の金利が高い
ネット銀行を利用することで、金利が高くつくという大きな特徴があります。
一般的な銀行は、低いところで金利が0.001%となっており、預けていても1年後の金利はたったの数十円しかつかないことも。
それに比べネット銀行は、人件費や店舗維持費がかかっていない分、金利が高く設定されています。
例えば、普通預金をあおぞら銀行バンクでは0.2%つき、定期預金をUI銀行では0.12〜0.3%と金利が高いです。
ネット銀行を貯蓄用として考えている方は、金利が高くつくので、安心して預けられる点も嬉しいですね。
銀行にわざわざ行く必要がない
ネット銀行のメリットの1つに、わざわざ銀行に行く必要がないという点があります。
銀行に行かなくても、ネット内の操作で手続きを済ませられるからです。
例えば、ネット内でできる内容は以下のようなものが挙げられます。
- 口座開設
- 振込
- 振替
- 残高照会
- 外貨預金関係
- 投資信託関係
上記以外にも、契約するネット銀行によって、利用できるサービスは色々あります。
ネット上での手続きの状況が把握できたり、完了のお知らせが届いたりするのも嬉しいですよね。
ネット銀行のデメリット
ネット銀行のデメリットとはなんでしょうか?
主に次の3つが挙げられます。
- 実店舗がない
- セキュリティが心配
- メンテナンスの時間やシステム障害があった時は利用ができない
実店舗がない
ネット銀行では、実店舗がないことがデメリットになる時があります。
実店舗がないため、手続きで困ったりトラブルが起ったりした時、相談・質問ができる店員がおらず、解決できないままになってしまうことも。
特にネットに慣れていない方は、はじめは戸惑いが多く自分で調べて、解決していく場面が多くなります。
困った時や質問したい時の問い合わせ先を、あらかじめ確認しておくと安心ですね。
セキュリティが心配
ネット銀行のデメリットの1つに、セキュリティが心配という点があります。
個人情報やパスワードが盗まれると、勝手に預金を引き出されるなどの詐欺被害に遭う危険性が高いです。
例えば、令和元年と令和2年の警視庁の調べから、インターネットバンキングによる詐欺被害額が、それぞれ10億円を超えていることが明らかになっています。
(参考:https://www.zenginkyo.or.jp/hanzai/7316/)
ネット銀行の多くが、IDやパスワードでのログインが必要になる場面が多くあります。
簡単なパスワードを設定していたり、周囲の人にバレてしまったりと使用の仕方を間違えると危険な目に遭うことも。
ネット銀行の利用をする時は、ネット内の情報が盗まれトラブルが起こらないような行動をとる事が大切です。
メンテナンスの時間やシステム障害があった時は利用ができない
ネット銀行を使用する時の注意点の1つに、ネットの操作ができない事態に陥ることがあります。
ネット銀行は、オンラインシステム上でサービスを提供しているため、メンテナンスやシステム障害が起きた場合は利用ができません。
メンテナンス作業やシステム障害が起きても、復旧するまでただ待つしかできないので、振込や振替など急ぐものは余裕を持って済ませておきましょう。
メリット・デメリットを踏まえたネット銀行の選び方
ネット銀行の口座開設する前に確認しておくべきポイントは、以下の3つです。
- 手数料を他のネット銀行と比較する
- 連携可能なATMが近隣にあるか確認する
- セキュリティ対策は万全か確認する
詳しく解説します。
手数料を他のネット銀行と比較する
口座開設する前に、手数料を他のネット銀行と比較するのがおすすめです。
選ぶネット銀行によって、手数料が無料になることもあるからです。
例えば、入出金が月〇回目まで手数料が無料、振込料金が〇円以上から手数料無料などがあります。
ネット銀行の手数料を比較する時は、自分が良く利用するサービスの手数料に注目し、自分に合った銀行を選んでみてください。
少しでも手数料を抑えられると、家計の負担も減り、嬉しいですよね。
連携可能なATMが近隣にあるか確認する
ネット銀行を選ぶ前に、連携可能なATMが近隣にあるか確認する必要があります。
ネット銀行では、自社のATMがない代わりにコンビニやゆうちょ銀行などと連携しているので、ATMの利用が可能です。
ネット銀行によっては、連携しているATMが1つや2つしかないということもあります。
連携可能なATMが近隣や出かけ先にあるか確認し、急な出金時もATMがなくて困るなどが起こらないよう確認しておきましょう。
セキュリティ対策は万全か確認する
ネット銀行を選ぶ時は、セキュリティ対策が万全か確認する必要があります。
ネット銀行のセキュリティが甘いと、悪用されるなどのトラブルに巻き込まれるリスクが高まるからです。
ネット銀行では、以下のようなセキュリティ対策があります。
- IDやパスワードでのログイン
- 顔認証でのログイン
- 合言葉認証でのログイン
- パスワードが1回きりの使い捨て
- 2段階にわたって認証を行う
ネット銀行側がセキュリティ対策をしていても、契約者本人がセキュリティ対策を怠ると、悪用されるリスクが高まります。
例えば、携帯を落としたり、パスワードを書いたメモを落としたり、他人に携帯を見られたりすることがないよう、セキュリティ対策を心がけてみてくださいね。
まとめ
ネット銀行は、街なかに銀行やATMがないため、イメージがつかず怖さを持ってしまいますよね。
本記事では、ネット銀行と一般的な銀行の違い、ネット銀行のメリット・デメリットや選び方を紹介しました。
記事内で紹介したように、ネット銀行のメリットを知っておけば、もっとお金の管理や手続きが簡単にできます。
初心者の方でもわかるように、ネット銀行を選ぶ時のコツも紹介していますので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
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