《初心者向け》猫との暮らし方|猫の性質を知ってストレスなく過ごそう
「初めて猫と暮らすことになったけど、何に気をつけたらいいか分からない」
そんな時、所構わず爪とぎをされたり、高い場所に上って物を落とされると困りますよね。
実は、猫の性質や習性を知ることで、対策ができます。
本記事では、猫との暮らし方について、飼い主さんが猫の性質を知ってストレスなく過ごす方法を紹介します。
猫との暮らしが初めての方は参考にしてくださいね。
【初心者向け】猫との暮らし方のポイント
初めて猫と暮らす場合でも快適に過ごすためのポイントは4つあります。
- 居場所を確保する
- トイレを清潔に保つ
- 適度に遊んであげる
- 上下運動できるようにする
詳しく説明します。
居場所を確保する
猫にとって居心地のよい場所を見つけて確保してあげましょう。
猫は高い場所を好むので、猫用のベッドや座布団などを用意してあげると喜びます。
ただし、猫が上っても落とされたり壊れたりする物は、初めから置かないように気をつけましょう。
飼い始めたばかりの猫や子猫はまだ家に慣れていないので、ケージがあると安心できる居場所として便利です。
飼い主さんが外出する際、留守番をする猫のいたずら防止にもなり安心できます。
トイレを清潔に保つ
猫のトイレは清潔に保ちましょう。
換気などができると排出後に匂いがこもりにくく、猫と飼い主さんも快適ですね。
猫はとてもきれい好きなので、汚れていたらすぐに片付けるようにします。
汚れたまま放置していると、違う場所で排出することもあるので気をつけましょう。
また、トイレは静かで落ち着ける場所がよいでしょう。
餌を食べる場所から離れたところに設置するのがおすすめです。
飼っている猫の数だけトイレを用意するとよいです。
適度に遊んであげる
猫は遊んであげることで、信頼関係を築き飼い主さんになついてくれます。
遊んで欲しいときなど、猫の方から寄ってきてくれるのは、愛情表現からです。
遊ぶことで猫の運動不足からの欲求を満たしてあげられます。
適度に遊んであげれば肥満予防にも役立つでしょう。
遊びを通して猫が体を動かすことで、筋力や体力も増えて健康維持にもつながります。
猫の様子を遊びながら見ることができるので、病気や怪我などに気づきやすいです。
上下運動できるようにする
室内飼いの猫は、上下運動をすることで運動不足の解消に役立ちます。
猫は階段などの上り下りも好きです。
キャットタワーなどがあれば、猫は好んで上下運動をします。
猫が高い場所を好むのは、外敵から身を守り危険を知る上で大切だからです。
棚の上などにも上がったりするので、猫にとって危険な物がないか気をつけましょう。
猫と暮らす上での注意点
猫と暮らす上でストレスをためないために知ってほしい注意点は4つあります。
- しつけはできない
- 爪とぎで家が荒れる
- マーキングをする場合がある
- インテリアが制限される
詳しく説明します。
しつけはできない
猫は本来単独行動で生活をしていたので、犬のように集団の中で合わせる協調性がありません。
したがって「待て」や「おすわり」といったしつけはできないと思う方がよいでしょう。
猫をしつけることは難しいのですが、褒めることと叱ることで、飼い主さんが困ることを伝えることはできます。
飼い主さんにとって困ることをしたときは、すぐに短い言葉で叱るとよいでしょう。
「こら!」「だめ!」などの言葉だけで叱るのがポイントで、猫をたたいたり大声で驚かせたりするのはやめましょう。
猫との信頼関係を壊さないように、見えない所から声を出して叱り、困る動作を回避させます。
猫を褒めるときにも直後に行うことが大切です。
叱られたときと同じで時間がたつと忘れてしまうので効果がありません。
爪とぎで家が荒れる
爪とぎをするのは猫の習性でやめさせるのはむずかしいです。
猫は元々単独行動で狩りをしていたので、爪を研いで鋭くしておく必要がありました。
無理にやめさせると猫もストレスになります。
飼い主さんにとって爪とぎで家が荒れて困ることは、猫には分からないのです。
爪を研がれて困る場所は、「爪とぎをいくつも置いておく」「されても良い素材に変える」など対策を考えましょう。
爪とぎは、ダンボールや麻素材の商品など様々なタイプが市販されているので、インテリアにあったものを選ぶとよいでしょう。
壁や柱を爪とぎから守れるアイデア商品もあるので、試してみるのもおすすめです。
また爪切りを定期的にすることで爪を引っかけたり飼い主さんが引っかかれたりすることもふせげます。
マーキングをする場合がある
猫にとってマーキングは、自分の縄張りを示すことを表します。
猫の肉球には匂いが出る腺があり爪とぎをしながら、お気に入りの場所に匂い付けをするのです。
飼い主さんに猫がスリスリと寄って頭や顔をこすりつける行動もマーキングと言えます。
オス猫が縄張りを示すために、しっぽをまっすぐにあげて震わせながらオッシコを床や壁などにかける場合もあります。
マーキングには人には分からない2種類の匂いがあり、猫が不安なときはスプレーと呼ばれる普段より濃いオシッコをかけることも。
スプレー行為は去勢手術をしていないオス猫によく見られます。
初めての発情期を迎える前に去勢手術をすることで、スプレー行為のマーキングを軽減できるでしょう。
インテリアが制限される
猫は爪とぎをするので、布製のイス・ソファなどの家具や畳、絨毯、柱などのインテリアは置きにくくなります。
また、猫にとって毒性のある植物を置くことも要注意です。
猫が中毒を起こす可能性がある観葉植物や花があり、ユリ科は花や葉・茎などに毒性があり、ポトスなども葉がよくないと言われています。
中毒を起こす植物の種類を事前に知っておくと安心です。
香水や芳香剤などの強い匂いも、猫には中毒の影響が出ることがあるため、使用する前に確認しましょう。
猫は高い場所にも上るので、落として壊れる物は置かないように気を付ける必要があります。
猫が遊んでいて誤って飲み込んでしまうような物も、置き場所や保管方法に気を付けるとよいです。
このように猫がいることでインテリアが制限されることもありますが、適度に対策を取りながら猫との共同生活を楽しみましょう。
まとめ
可愛い猫との暮らしは癒やされますよね。
しかし、いざ飼い始めるとなると、トイレやベッドはどこに置こうかなど悩みはつきません。
高い場所を好むので、落とされて困る物は置かないなどの注意が必要になります。
インテリアも猫に悪気は無くても、飼い主さんには困ることもあるでしょう。
こちらの記事では、猫との暮らし方で気を付けることを紹介しました。
猫の性質を知ることでストレスなく過ごしたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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