【パン作りのよくある悩み】出来上がったパンがイースト臭い原因と対処法
「頑張ってパンを作ったのにイースト臭い…」
せっかく作ったパンがイースト臭いのは残念ですよね。
実は、イースト臭くなってしまうのにはいくつかの原因があります。
本記事では、できあがったパンがイースト臭くなる原因と対処法を紹介します。
どうしてもイーストの匂いが気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
パン作りで使うイーストの種類と匂いの特徴
パン作りで使うイーストにはどんな種類があるのでしょうか?
主な種類は以下の5つです。
- 天然酵母
- 生イースト
- ドライイースト
- セミドライイースト
- インスタントドライイースト
それぞれの種類と匂いの特徴を詳しく説明します。
天然酵母
パンを作る時に使うイーストの一つ目は、天然酵母です。
天然酵母とは、果物や穀物などの天然素材を発酵させた酵母のことで、パンをふっくらさせるさせる作用があります。
ただし、天然酵母は発酵力が弱く不安定なため、発酵時間の微妙な差でパンの膨らみに影響が出てしまうことも。
その反面、ゆっくり発酵していくので、風味豊かで美味しいパンが出来上がります。
匂いは他の種類と比べて少ないのが特徴。
天然酵母を使ったパン作りは難易度高めですが、本格的なパン作りをしたい方にはおすすめです。
(参考サイト:富澤商店)
生イースト
生イーストは、パン作りに使うイーストの一つです。
イーストを乾燥させていないので、保存期間は短いですが短い時間で発酵できます。
また、生地に含まれる糖分を分解し発酵が早いのが特徴。
例えば、以下のようなパンを作る時におすすめです。
- あんぱん
- ブリオッシュ
- バターロールなど
ドライイーストと比べて匂いが少なめで、ふわふわに仕上がります。
消費期限が短く保存があまりできないので、毎日たくさんパンを焼く方におすすめです。
(参考サイト:パティシエwiki)
ドライイースト
ドライイーストは、パン作りには欠かせないイーストの一つです。
生イーストを熱処理によって乾燥させ乳化剤を加えているので、発酵する力が強く簡単にパンが作れます。
また、保存期間が長いのも特徴の一つです。
一方、パンを作る時に塩の隣に置くと、塩が酵母の水分を吸って死んでしまうことがあります。
パンの膨らみにも影響してくるので、ドライイーストを使う時は塩から遠ざけるようにしましょう。
ドライイーストの匂いは生イーストに比べて強めのイースト臭がします。
また、ドライイーストは糖分に弱いので、砂糖をあまり使わないハード系のパン作りにおすすめです。
(参考サイト:クラシル)
セミドライイースト
パンを作る時に使うイーストの種類には、セミドライイーストもあります。
セミドライイーストは、生イーストとドライイーストのいいところを兼ね備え、予備発酵不要で使いやすく、安定性が高いイーストです。
冷凍保存ができるので品質を維持して長期保存できますが、イースト臭はドライイーストより強いのが特徴。
セミドライイーストは、ふんわりとしたパンを作る時におすすめのイーストです。
(参考サイト:手作りパンソムリエW資格講座)
インスタントドライイースト
インスタントドライイーストは、家庭でのパン作りで最もよく使われるイーストと言われています。
予備発酵をする必要がなく、粉のまま使えるので扱いやすいのが特徴。
しっかり膨らむので、ふんわりしたパンを作る時には必須のアイテムです。
ただし、インスタントイーストは、イーストの中で一番イースト臭が強いとも言われています。
インスタントドライイーストは劣化が早いので、開封後は早めに使い切るようにしましょう。
(参考サイト:手作りパンソムリエW資格講座)
【パン作りの悩み】完成したパンがイースト臭い原因と対処法
完成したパンがイースト臭い原因と対処法は何でしょうか?
イースト臭い主な原因と対処法は次の3つです。
- イーストの入れすぎ
- 発酵時間が短すぎる
- 発酵温度が高すぎる
詳しく説明していきます。
イーストの入れすぎ
完成したパンがイースト臭い原因の一つに、イーストを入れすぎなことが挙げられます。
パンを膨らませるためにイーストを入れすぎてしまうと、匂いが強く出てしまいます。
イースト臭が強い場合は、イーストの量を減らしてみると良いでしょう。
また、生イーストの代用品としてドライイーストを使う場合は、4割ほど減らすことをおすすめします。
パン作りをする時は、決して目分量で入れず、正確な分量を測って使うようにしましょう。
発酵時間が短すぎる
発酵時間が短すぎることも、イースト臭い原因の一つといえます。
なぜなら、イーストは発酵時間が短すぎるとしっかり発酵せず、活動してくれないからです。
活動していないイーストが残ってしまうと、イースト臭いパンになり、味にも影響が出ることも。
発酵し終わった生地を指で確かめるフィンガーチェックなどをして、しっかり発酵できているかを確認することが大切です。
発酵温度が高すぎる
発酵温度が高すぎることも、イースト臭いパンができあがる原因です。
なぜなら、発酵時の温度が高すぎると、イーストがしっかり活動せず残ってしまうからです。
最適な発酵温度である35℃を目安に、発酵時の温度を調節するようにしましょう。
(参考サイト:手作りパンソムリエW資格講座)
まとめ
パン作りの悩みとして、イーストの匂いが気になってしまうことがあります。
発酵させる量や時間、温度などを気をつけることによって、イーストの匂いは抑えられます。
本記事では、手作りのパンがイースト臭くなる原因と対処法を紹介しました。
イースト臭くないパンを作りたい方は、本記事を参考に風味豊かな美味しいパンを作ってみてくださいね。
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