パン作りのよくある失敗5選!原因と解決法や失敗した生地のアレンジ方法
「パン作り失敗しちゃった…」
そんな時、原因が分からないと困りますよね。
実は、パン作りの失敗にはよくある原因と解決方法があります。
本記事では、膨らまない、生焼けになるなどのパン作りのよくある失敗の原因と、解決方法を紹介します。
失敗した生地のアレンジ方法もありますので、パン作りで失敗して困っている方は参考にしてくださいね。
パン作りでよくある失敗と原因・解決法
パン作りでよくある失敗と原因、解決法は何があるのでしょうか?
主な失敗は以下の5つです。
- 膨らまない
- イースト臭い
- 生焼けになる
- 表面に亀裂が入る
- ふわふわにならない
それぞれの原因について、解決法と併せて詳しく紹介しますね。
膨らまない
パン作りでよくある失敗の一つは、膨らまないことです。
パン生地はしっかりこねないとグルテンが出来ず、パンが膨らみにくくなることが原因として考えられます。
解決方法は、生地をしっかりこね、グルテンが出来ているかチェックをすることです。
生地が滑らかになった段階で、パン生地を両手の薬指と中指で薄く伸ばしてグルテンチェックをします。
パン生地がちぎれてしまう場合は、グルテンができていないサインですのでしっかりこねましょう。
(参考:食べチョク)
イースト臭い
パンがイースト臭くなってしまうことも、パン作りでよくある失敗の一つです。
主な原因は3つあります。
- イーストが多い
- 発酵時間が短い
- 発行温度が高い
解決法は、原因ごとに以下のとおりです。
- イーストが多い:
イーストの量を減らすなど、レシピを見直す、材料をきちんと計量する - 発酵時間が短い:
生地に指を差し込んで発酵状態を見る「フィンガーチェック」をし、生地の状態を見極める - 発行温度が高い:
35℃を目安とする
パンがイースト臭い場合は、まずは原因を突き止め、原因に合わせた解決法を試してみましょう。
生焼けになる
生焼けになることも、パン作りでよくある失敗だと言えます。
主な原因は3つあります。
- パンの具の水分が多い
- 温度と焼き時間が適切ではない
- 詰め込み過ぎ
解決法は、原因ごとに以下のとおりです。
- パンの具の水分が多い:
パンの中に入れる具材はペーパーで水気を拭き取り、ジャムやクリームは煮詰めて水分を飛ばしてから使う - 温度と焼き時間が適切ではない:
オーブンの予熱時間をしっかり取る、オーブンによって焼き時間が多少変わるので、自分のオーブンの特徴をつかむ - 詰め込み過ぎ:
型にパンを詰め込み過ぎず、余裕をもつ
パンが生焼けになる原因は何かを見極め、原因に合わせた解決法を試してください。
(参考:天然酵母ぱん蔵)
表面に亀裂が入る
パン作りで表面に亀裂が入るのも、よくある失敗の一つです。
原因は、発酵不足と成形の問題にあります。
温度が低く、一次発酵や二次発酵、ベンチタイムで発酵が不十分な生地は、焼いたときに表面に表面に亀裂が入ります。
また、成形する際は、閉じ目が分からないくらいしっかり閉じることがポイントです。
発酵させるときは、温かい場所、パン生地の表面が乾かないように短期間で発酵させてくださいね。
(参考:食べチョク)
ふわふわにならない
パン作りでふわふわにならないのも、よくある失敗の一つです。
原因は、発酵不足や生地が傷んでしまったことにあります。
発酵後、成形する前のガス抜きで強く生地を押したり、発酵のたびに生地を触ったりすると生地が傷みやすくなります。
解決法は、発酵した生地を優しく扱い、生地が2倍になるよう、充分に発酵させることです。
初心者は発酵前と発酵後の写真を撮っておくと、比較しやすいのでおすすめですよ。
(参考:食べチョク)
失敗したパン生地をおいしく食べるアレンジ方法
失敗したパン生地をおいしく食べるアレンジ方法には何があるのでしょうか?
おすすめは5つあります。
- もっちりベーグル
- 薄焼きナン
- 揚げドーナツ
- ふっくらピザパン
- パンワッフル
詳しく紹介しますね。
もっちりベーグル
失敗した生地で作る、もっちり食感のベーグルのレシピです。
茹でることで、失敗したパン生地でも美味しく食べられます。
ジャムやバターとの相性は抜群です。
【材料】
- 失敗したパン生地
- 湯…500ml
- 砂糖 or はちみつ…大さじ2
【作り方】
- 鍋にお湯500mlを沸かし、砂糖かはちみつを大さじ2入れて沸騰させる
- 1に失敗した生地を入れて1分茹でる
- 2を湯から取り出し、丸型やドーナツ型に成形する
- 180℃に予熱したオーブンで15分~20分焼いて完成
(参考:食べチョク)
薄焼きナン
失敗したパン生地で薄いナンを作るレシピです。
伸ばして焼くので、固い生地やべたつく生地でも上手く焼けますよ。
【材料】
- 失敗したパン生地
- バター…5g(オリーブオイル 小さじ1でもOK)
【作り方】
- 失敗した生地を麺棒で5mm位の薄さに伸ばす
- フライパンにバターかオリーブオイルをひく
- 1をフライパンで焼き、生地の両面がこんがりきつね色になったら完成
(参考:食べチョク)
揚げドーナツ
失敗したパン生地を油で揚げた、揚げドーナツのレシピです。
油で揚げると失敗した生地でも美味しく食べられます。
焦げやすいので油で揚げるときは目を離さないでくださいね。
【材料】
- 失敗したパン生地
- 揚げ油…適量
- 砂糖、シナモンシュガー、チョコ…お好みで適量
【作り方】
- 失敗した生地を好きな形に成形する
- 揚げ油を低温(160℃程度)で加熱し、1をじっくり転がしながら揚げる
- 2がこんがりきつね色になり、中まで火が通す
- 砂糖やシナモンシュガーをお好みでまぶしたり、チョコをコーティングしたりする
(参考:COOKPAD)
ふっくらピザパン
失敗したパン生地に野菜やとろけるチーズをのせた、ピザパンのレシピです。
生地を薄く広げて焼くので、失敗した生地でも美味しく食べられます。
トッピングは、お好みの具材や家にあるものに変更してもOKですよ。
【材料】
- 失敗したパン生地
- トマトピューレ…大さじ3(省略可)
- ケチャップ…大さじ1
- とろけるチーズ…適量
- ウインナー…2本
- 玉ねぎ…適量
- ピーマン…適量
- しめじ…適量
【作り方】
- 失敗した生地をクッキングシートにのせて丸く伸ばす
- 玉ねぎとピーマンは薄切り、しめじは小房にほぐしておく
- オーブンの予熱を230℃にする
- 1にトマトピューレ・ケチャップ・2・とろけるチーズをのせる
- 4をオーブンに入れ、15分焼いたら完成
(参考:COOKPAD)
パンワッフル
水分が多すぎて成形できないパン生地を、ワッフルメーカーで焼くレシピです。
ワッフルメーカーに生地を流し入れるので、扱いにくい生地でも作りやすいですよ。
小麦粉で作るワッフルと違って、もっちり食べ応えがあります。
【材料】
- 失敗したパン生地
【作り方】
- ワッフルメーカーを予熱する
- 1に失敗したパン生地をスプーンですくって入れる
- 5~6分焼いたら完成
(参考:COOKPAD)
まとめ
パン作りの失敗は理由が分からないと困りますが、原因と解決法を知れば、失敗なく作れます。
本記事では、パンがイースト臭い、ふわふわにならないなどの、よくある失敗と解決方法を紹介しました。
パン作りの失敗でお困りの方は、参考にして美味しいパンを作ってみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。