【バターを使わないパンの種類】不使用で作れるレシピも紹介
パンを作る時に必ず使うとされているバター。
実はバターを使わなくても美味しいパンが作れます。
本記事では、バターを使わないパンの種類とレシピを紹介します。
バターを使わないパンを作ってみたい方は、参考にしてくださいね。
バターを使わないリーンなパンの種類
バターを使わないリーンなパンにはどんなものがあるのでしょうか?
リーンなパンの種類は主に以下の5つです。
- バゲット
- ベーグル
- イングリッシュマフィン
- プレッツェル
- ナン
それぞれがどんなパンなのかを詳しく説明します。
バゲット
バゲットとは、細長い形状のフランスパンのことで、フランスの家庭でよく食べられるパンのことです。
外側はカリッとして香ばしく、中は大きな気泡があるためもちっとした食感が特徴。
卵や乳製品などを使っていないのでハード系のパンとなります。
素材の味がそのままわかるので、美味しく作るのには高いスキルが必要となります。
かなり噛みごたえのあるパンなので、固めのパンが好きな方にはおすすめです。
参考サイト:クラシル
ベーグル
ベーグルとは、ドーナツのような形状で表面はツルツルで、中はモチモチの食感が特徴のパンです。
海外ではよく食べられており、最近では日本でも人気のパンですが、もともとは宗教食としてユダヤ人が食べていたとされています。
乳製品や卵を使わないので、リーン系のパンに属しています。
材料がシンプルなため、噛めば噛むほど小麦の豊かな風味がダイレクトに広がるのが特徴です。
弾力が強くずっしりとした生地で噛みごたえもあるので、満腹中枢を刺激することからダイエット中の人からも注目されています。
参考サイト:クラシル
イングリッシュマフィン
イングリッシュマフィンはイギリスの伝統的なパンで、噛みごたえのある食感が特徴です。表面にコーングリッツと呼ばれる乾燥とうもろこしの皮と胚芽を除いて粉砕したものが塗られ、トースターなどで焼くと外側が香ばしくなり、中はもちっとした食感になります。
上下が簡単に割れるので、バターを染み込ませたり、ハムや野菜などを挟んだりしても美味しく食べられます。
参考サイト:Shufoo!プラス
プレッツェル
プレッツェルはドイツでよく食べられている焼き菓子パンです。
結び目のようなかわいい形が特徴で、サイズによって柔らかくモチモチだったり、固くカリカリだったりと食感が違います。
シンプルな材料なので、小麦の味そのものを味わえます。
表面が茶褐色になっているのはカセイソーダにつけてから焼くため。
本場のドイツでは塩気の効いたものが多く、ビールのおつまみとして食べることもあります。
また、上下にカットしてベーコンやクリームチーズなどを挟んでサンドイッチ風にアレンジするのもおすすめです。
参考サイト:クラシル
ナン
ナンはインドカレーには欠かせないパンです。
もっちりとした食感が特徴で、発酵させた生地を薄く平らに伸ばしてナン専用の「タンドール」という釜で焼きます。
日本では、インドカレー屋だけでなくスーパーに売っていたり、家庭でフライパンを使って作ったりと手軽に食べられています。
参考サイト:クラシル
バターを使わないパンのレシピ
バターを使わないパンのレシピは以下の5つです。
- 簡単バケット
- コーヒーベーグル
- 簡単イングリッシュマフィン
- プレッツェル
- フライパンで作る簡単ナン
それぞれの材料と作り方を紹介します。
簡単バケット
簡単に作れるバケットのレシピです。
一見難しそうですが、ホームベーカリーや型がなくても数回パンチをすることによってもっちりとしたバゲットができます。
【材料 1斤分】
- 強力粉…250g
- 砂糖…6g
- 塩…4g
- ドライイースト…1g
- 水…180g
- オリーブオイル(焼成用)…小さじ1
【作り方】
- ボウルに水と砂糖、塩を入れて溶かす
- 1に強力粉とドライイーストを入れ混ぜる
- 2がまとまってきたら、ラップをして30分寝かせる
- 30分経ったら生地を下からすくって20回ほど折りたたむ。
- ラップをして30分寝かせる
- 30分寝かせたら、再び4と5の工程を行う
- 30分寝かせて薄い膜(グルテン膜)ができてきたら、再び生地を下からすくって折りたたむ工程を20回行う
- 表面がツルッとしてきたら1次発酵させる
- 2倍くらいの大きさになったら、台に出しガス抜きをして丸め直す
- 9にボウルを被せて10分〜15分寝かせる
- 軽くガス抜きをして好きな形にしたら、濡れ布巾を被せて寝かせる
- 生地が1.5倍くらいになったら、ナイフなどで中央に切れ目を入れる
- 切れ目にオリーブオイルを垂らし、210℃に予熱したオーブンで20分焼いて完成
参考サイト:Rakutenレシピ
コーヒーベーグル
卵や乳製品を使わないコーヒー味のベーグルです。
レーズンが入っていて生地もずっしりしているので、食べ応えがあります。
【材料】
- ☆強力粉…300g
- ☆塩…4g
- ☆砂糖…10g
- ☆水…180g
- ドライイースト…3g
- ぬるま湯…大さじ2
- インスタントコーヒー…少々
- レーズン…少々
- 砂糖(茹で用)…適量
- 水(茹で用)…適量
【作り方】
- ぬるま湯にドライイーストを入れて5分置く
- ボウルに☆と1を入れ捏ねる
- 2にインスタントコーヒーとレーズンを入れて混ぜ、冷蔵庫で一晩寝かす
- 寝かせた生地を4等分にしたら棒状にし、真ん中を開けるようにして円を作る
- お湯を沸かし、砂糖を入れたら4を1分間茹でる
- 茹で上がった生地をアルミホイルで包み、トースターで20分〜30分焼いたら完成
参考サイト:クックパッド
簡単イングリッシュマフィン
バターを使わないイングリッシュマフィンです。
あんバターやベーコンなどを挟むとより一層美味しく食べられます。
【材料 6個分】
- ☆強力粉…180g
- ☆全粒粉…30g
- ☆薄力粉…20g
- ☆砂糖…8g
- ☆塩…2.5g
- ぬるま湯…140g
- ドライイースト…3g
- オリーブオイル…大さじ1
- コーングリッツ…適量
【作り方】
- ボウルに☆を入れたら混ぜながら空気を入れる
- ぬるま湯にドライイーストを入れて混ぜたら、1に入れ切るように混ぜる
- ドライイーストが混ざってきたらオリーブオイルを入れてさらに混ぜ、ひとまとめにする
- 生地をボウルの端に寄せ、押し付けながら3分程度捏ねる
- 4にラップをして1次発酵させる
- 1次発酵が終わったら、6等分にして丸くしたら再びラップをかけて10分程寝かせる
- 生地がふっくらしてきたら、表面に薄く水を塗りコーングリッツをたっぷりまとわせる
- 天板にキッチンペーパーを敷いたら間を開けて7を並べる
- 8の上からまな板などの平らなもので重しをする
- オーブンに9を重しごと入れ、35分程2次発酵させる
- 2次発酵が終わったら一旦オーブンから取り出し、190℃に予熱する
- 予熱が終わったら、重しを取り190℃のオーブンで15分〜20分焼いて完成
参考サイト:クックパッド
プレッツェル
基本のプレッツェルのレシピです。
バターを使わないので、ヘルシーに食べられます。
【材料 6個分】
- 水…1L
- 重曹…35g
- ☆強力粉…250g
- ☆薄力粉…100g
- ☆塩…4g
- ぬるま湯…100ml
- インスタントドライイース…4g
- 牛乳…50ml
- はちみつ…15g
- バター(無塩)…20g
- 岩塩(仕上げ用)…適量
- 溶かしバター(仕上げ用)…適量
【作り方】
- バターを室温に戻しておく
- 水と重曹を火にかけ溶かし、粗熱を取っておく
- ぬるま湯にインスタントドライイーストを入れよく溶かし、牛乳とはちみつを入れて混ぜる
- 大きめのボウルに☆を入れ、3を加えて混ぜる
- 4を台の上で捏ねる
- 生地の表面がツルっとしてきたら、1を練り込む
- バターが完全になじんだら、大きめのボウルに戻し濡れ布巾をかけて30分1次発酵をする
- 1次発酵が終わったら、生地を6等分して丸め、濡れ布巾をし15分のベンチタイムをとる
- ベンチタイムが終わったら、生地に空気が入らないように平らにし、三つ折りにする
- さらに半分に折り、棒状にし濡れ布巾を被せ15分ベンチタイムをとる
- 生地を60cm程に伸ばし、中央でねじって輪っかを作る
- ふんわりラップをかけ35℃で30分最終発酵させる
- オーブンを200℃に予熱する
- 2に12をくぐらせ天板に並べ切り込みを入れ、岩塩を表面に振ったら、200℃のオーブンで12分~15分焼いて完成
参考サイト:Nadia
フライパンで作る簡単ナン
フライパンで手軽に作れるナンのレシピです。
モチモチとした食感がたまりません。
カレーのお供にどうぞ!
【材料 2枚分】
- ☆薄力粉…115g
- ☆強力粉…35g
- ☆ベーキングパウダー…4g
- ☆砂糖…3g
- ☆塩…少々
- ★牛乳…65ml
- ★溶かしバター…10g
- ★プレーンヨーグルト…30g
【作り方】
- ★を混ぜ合わせておく
- ボウルに☆を入れ混ぜたら、1を加えよく混ぜる
- 生地がまとまってきたら滑らかになるまで約5分捏ねる
- 生地を丸めてラップをしたら、20分程休ませる
- 20分生地を休ませたら、2等分し20cm程度の木の葉型に伸ばしてフォークで穴を開ける
- フライパンに5を入れ、中火で焼き色がつくまで焼いたら、ひっくり返し蓋をして弱火で蒸し焼きにする
- 焼き色がついたら完成
参考サイト:おはなごはん
まとめ
手作りでパンを作る時にバターを使うのが当たり前のイメージがありますが、バターを使わないパンも多くあります。
本記事では、バターを使わないパンの種類とレシピを紹介しました。
素朴な味のパンに興味がある方は、本記事を参考に作ってみてくださいね。
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