赤ちゃんが離乳症でえずくのはどうして?原因10個と対処法を解説
「何がいけないのかなあ…体調がわるいのかなあ…」
あかちゃんが離乳食でえずくと、原因も分からず不安になってしまいますよね。
離乳食を用意するだけでも大変なのに、悩んだり心配したりしていると、離乳食が完了するまでにママの心が折れてしまう可能性も。
本記事では、赤ちゃんが離乳食でえずく原因だけでなく対処法も解説します。
食事を楽しいものにしたいママは、ぜひ読んでくださいね。
赤ちゃんが離乳食でえずく原因10個
赤ちゃんが離乳食でえずいたり、吐いたりしても原因がよく分かりませんよね?
考えられる原因は以下の10個です。
- 胃の構造でえずきやすい
- 硬い
- 一口が多い
- ペースが早い
- スプーンが喉に当たる
- お腹いっぱい
- 異物だと感じる
- 嫌い
- 食べる気分ではない
- 体調が悪い
詳しく解説します。
胃の構造でえずきやすい
赤ちゃんの胃は、大人の胃と比べてえずきやすい構造をしています。
大人の胃は、入り口が細く、S字状に曲がっていますが、赤ちゃんの胃はまっすぐに近い形なので、入った食べ物が簡単に戻ります。
私の息子は、食後にジャンプをしばらくしていたら、食べた物がどばっと出てきたことがあり、本人も目を丸くしていました。
硬い
赤ちゃんは、離乳食が硬いと飲み込みづらいので、えずきやすくなります。
離乳食はステップアップごとに硬くしていきますが、まだ赤ちゃんに硬さが合っていない場合はえずきます。
たまたま硬いのが出来上がってしまって、えずく場合もあるでしょう。
私が子供に離乳食を与えていたとき、柔らかめな部分なら小さく切れば大丈夫かなとメロンを食べさせたときに、えずいてしまって焦ったことがありました。
一口が多い
一口分が多いと、赤ちゃんはうまく飲み込めずにえずきます。
離乳食の柔らかさが赤ちゃんに合っていても、量が多ければ喉をすんなり通らないですよね。
大人も一緒ですが、スムーズに食べられる一口の量には限度があります。
ペースが早い
食べさせるペースが早いと、赤ちゃんはゆっくり飲み込めないのでえずきます。
最初はパクパク調子良く食べていたとしても、お腹がいっぱいになってくるとペースは落ちて来くるので、ペースが早いままだと赤ちゃんは飲み込みづらいです。
スプーンが喉に当たる
スプーンが喉にあたってしまい、赤ちゃんがえずくときがあります。
赤ちゃんの口から喉までは、おおよそ5cmです。
外見から想像するより喉までが短いので、スプーンを奥まで入れてしまってえずいている可能性があります。
私が子供の歯磨きをしていても、時々子供はおえっとなるので、大人が思うよりも子供の喉までの距離は短いです。
お腹いっぱい
お腹がいっぱいの場合、あかちゃんはえずくことがあります。
お腹が空いていないのに、口に入れられたことによる拒否反応です。
大人は多少お腹がいっぱいでも、食べることができますが、赤ちゃんはもったいないから食べるという感覚もないですし、お腹が満足すれば食事終了です。
異物だと感じる
慣れてない食材や初めて食べる食材の場合、赤ちゃんは反射的に異物と捉えてしまい、えずく場合があります。
ずっと母乳やミルクで過ごしてきたので、まだまだ食べ物に慣れるのに時間がかかるのです。
赤ちゃんは、アレルギー食材でも異物と捉えてえずく場合もあります。
嫌い
単純に嫌いな食材だから、赤ちゃんは気持ちが悪くてえずいていることがあります。
嫌いな理由は食感だったり味だったり様々ですが、栄養のために食べるという感覚は赤ちゃんには全く無いですし、我慢して飲み込むのは難しいです。
私の小学校1年生の子供は、嫌いな食べ物を頑張って口にしてみますが、今でもオエッとよくなります。
食べる気分ではない
今は食べる気分ではないのに、口に離乳食を入れられると、えずくことがあります。
まだ赤ちゃんには、食事の時間だから食べるという意識は無いです。
食べることより遊びたい気持ちが勝っていると、離乳食でえずく場合があります。
体調が悪い
体調が悪いことが原因で、えずいているときがあります。
大人も体調が悪ければ、食欲が落ちて食べ物を受けつけないことがありますよね。
赤ちゃんの体調は急に変化することが多いので、親が気が付かないうちに具合が悪くなっていると、離乳食でえずきます。
赤ちゃんが離乳食でえずくときの対処法
赤ちゃんが離乳食でえずくときの対処法をお伝えします。
えずく原因はいろいろありますが、どれが原因かはっきりしないこともあるので、予想しながら対処法を試してみてくださいね。
対処法には以下の4つがあります。
- 少なめにする
- ペースをゆっくりにする
- 離乳食を前の段階へ戻す
- 時間を置いてみる
詳しく説明します。
少なめにする
赤ちゃんが離乳食をえずくときは、量を少なめにしてみます。
頻繁にえずく食材は、ひとさじの量が多いことや、味や食感が苦手な可能性を考え、量を減らしてみましょう。
苦手そうな食材は、好きな食材と合わせて少しずつ慣れるように進めます。
ペースをゆっくりにする
離乳食をえずくときは、離乳食を口へ運ぶペースをゆっくりにしてみます。
食べるペースが合わない、お腹がいっぱいの可能性を考えて、赤ちゃんの飲み込み具合などをゆっくり観察しながら進めましょう。
離乳食を前の段階へ戻す
赤ちゃんが離乳食をえずくときは、離乳食を前の段階へ戻してみます。
食材の大きさや硬さ、水分の量が合っていない可能性を考えて、離乳食を前の段階へ戻して1週間ほど様子をみてくださいね。
時間を置いてみる
赤ちゃんが離乳食をえずくときは、時間を置いてみます。
赤ちゃんがお腹いっぱいだったり、遊びに気をとられていたりしている場合は、食べさせることはあきらめて赤ちゃんが食べたいと思う時を待ちましょう。
アレルギー食材かもしれない場合は、しばらくその食材は食べるのを控えます。
アレルギー食材かどうかの判断材料になるので、えずいた食材は育児日記などにメモしておくことが大切です。
赤ちゃんの離乳食の進め方を確認
離乳食の段階が合っていないことが、赤ちゃんのえずく原因になっていることが多いので再確認しましょう。
離乳食は焦るとかえって時間がかかってしまうので、月齢に合った離乳食を意識しながら、赤ちゃんそれぞれに合わせることが大事です。
離乳食は、以下の4期間で進めていきます。
- 5ヶ月~6ヶ月(離乳食初期)
- 7ヶ月~8ヶ月(離乳食中期)
- 9ヶ月~11ヶ月(離乳食後期)
- 12ヶ月~18ヶ月(離乳食完了期)
個人差がありますので、目安を紹介します。
5ヶ月~6ヶ月(離乳食初期)
離乳食初期は、食べ物の味や舌ざわりに慣れていくこと、飲み込むことが目標です。
なめらかにつぶれた状態(液体くらいのイメージ)
-
-
- おかゆ(つぶしがゆ)
- 慣れてきたら、じゃがいもや野菜類のペースト
- 更に慣れてきたら、豆腐や白身魚のペースト
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一口で慣れたら二口と増やしていく
欲するだけ与える
7ヶ月~8ヶ月(離乳食中期)
離乳食中期は、いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように、少しずつ食品を増やしていきます。
1日2回
舌でつぶせる固さ(イメージは絹豆腐くらい)
【量】
- おかゆ:50~80g
- 野菜・果物:20~30g
- 魚・肉:10~15g
- 豆腐:30~40g
【母乳の場合】
- 離乳食後に与える
- 離乳食後とは別に欲するだけ与える
【ミルクの場合】
- 離乳食後に与える
- 離乳食後とは別に1日3回
9ヶ月~11ヶ月(離乳食後期)
離乳食後期は、1日3回の食事に慣れるようにしていきます。
1日3回
歯茎でつぶせる固さ(イメージはバナナのスライスくらい)
【量】
- おかゆ:90g
- 野菜・果物:30~40g
- 魚・肉:15g
離乳食後に与える 離乳食後とは別に欲するだけ与える【ミルクの場合】
離乳食後に与える 離乳食後とは別に1日2回
12ヶ月~18ヶ月(離乳食完了期)
離乳食完了期は、歯で形のある食物をかみつぶせるようになり、栄養は母乳やミルク以外の食物からとるようになります。
【固さ】
歯茎でかめる固さ(柔らかいうどんくらいのイメージ)
【量】
- 軟飯:90g
- 野菜・果物:40~50g
- 魚・肉:15~20g
それぞれの離乳の進行具合によって与える
まとめ
赤ちゃんが離乳食でえずいたり吐いたりしたら、とても心配になりますよね。
あまりママが不安な顔をしていると、赤ちゃんに気持ちが伝わって、食事が楽しくなくなってしまう可能性も。
本記事では、赤ちゃんが離乳食でえずく原因だけでなく対処法も解説しました。
離乳食の心配を減らして、赤ちゃんといっしょに笑顔で食事を楽しみましょう。
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