【エアコン掃除のやり方】自分でできるフィンの掃除方法を詳しく解説
「エアコンをつけたら、カビ臭い!」
そんな時、エアコンのフィンの部分に原因があるとしたら、掃除の方法が分からないと困りますよね。
実は、自分でもできるフィンの掃除方法があるのです。
本記事では、フィンの掃除方法を詳しく解説します。
エアコン掃除を検討中で、フィンの掃除方法が分からずに困っている方は参考にしてくださいね。
エアコンのフィンとは
フィンは、エアコンのフィルターのすぐ奥にあり、薄い金属の板が縦に並んでいる部分をさします。
フィンにはフィルターを通して、吸い込んだ空気を冷たくしたり、温度を変えたりする大切な役割があります。
フィンのにはカビが発生しやすく、ホコリがたまりやすいため、定期的な掃除が必要です。
エアコンのフィンを掃除しないとどうなる?
エアコンのフィンを掃除しないとどうなるのでしょうか?
掃除しないままでいると以下の3点が起こりやすくなります。
エアコンの効きが悪くなる
電気代が上がる
カビが生える
詳しく説明します。
参考サイト:ハートクリーニング
参考サイト:エアコンシェル広島
エアコンの効きが悪くなる
エアコンのフィンを掃除しないと、エアコンの効きが悪くなります。
フィンは『熱交換器』と呼ばれ、エアコン内部に取り込まれた空気を冷やしたり、暖めたりする役割がある重要な部分なのです。
エアコンの設定した温度が25度である場合、設定温度に合わせてフィンが冷たくなり、取り込んだ空気を冷やします。
構造上フィンはフィルターのすぐ後ろ側にあります。
エアコン内部に取り込まれた空気が、ホコリやゴミがフィルターで取りきれなかった場合、フィンに付着して汚れやすくなるのです。
定期的にきちんとフィンを掃除して、ホコリやゴミを取り除くと、空気を送り出す機能が改善されるためエアコンの効きがよくなります。
電気代が上がる
エアコンのフィンを掃除しないままでいると、電気代が上がります。
フィンが汚れたまま運転を続けていると、エアコンは設定温度にしようとして、たくさんの空気を吸い込もうとします。
長時間フル稼働の時間が続くため、多くの電力を必要として、電気代が上がってしまうのです。
定期的にフィンの掃除をした場合、稼働状態が冷房では約4%、暖房では約6%電力の削減につながるデータがあります。
電気代が高いと感じる人は、フィンを掃除してみると電気代の節約につながりますよ。
参考サイト:環境省
カビが生える
フィンを掃除しないまま運転を続けると、エアコン内部にカビが生えやすくなります。
カビが生えてしまうのは、エアコンの内部にあるフィンに原因があるのです。
冷房を使ったあとのフィンは、空気を冷やす役割があるため、運転後は冷たい状態となっています。
夏の暑い季節にエアコンの稼働を止めると暖かい空気が交じり、結露が発生しやすくなるため、フィンの湿度が高くなります。
掃除をしないままでいると、フィンに溜まったホコリと結露の水分が原因で、カビが発生しやすくなるのです。
カビが発生したエアコンを稼働した際、カビの胞子が室内にまき散らされてしまいます。
生活している人や動物がカビの胞子を吸い込むと、アレルギー症状が出たり、呼吸器疾患を生じたりなどの重篤な病気につながる恐れがあります。
病気を予防するためには、カビを発生させないよう肝に銘じ、定期的にフィンを掃除することが大切なのです。
自分でできるエアコンのフィンの掃除方法
自分でできるエアコンの掃除方法を紹介します。
主な手順は以下の通りです。
必要なもの
手順①エアコンのコンセントを抜く
手順②床に新聞紙を敷く
手順③カバーを開けてフィルターを外す
手順④フィンに付着しているホコリをとる
手順⑤エアコンクリーナーを吹きかける
手順⑥フィルターを取り付け、送風運転をする
掃除の手順を詳しく解説します。
必要なもの
まず、フィンの掃除に必要なものを準備しましょう。
準備するものは以下の通りです。
エアコンクリーナー(液だれしないタイプがおすすめ)
ノズル付きの掃除機(ブラシ状の取り付けタイプもあれば)
柔らかめのスポンジ
雑巾、またはクロス
新聞紙
使い古しの歯ブラシ
綿棒
つまようじ
手順①エアコンのコンセントを抜く
まずは、エアコンのコンセントを抜きます。
エアコンクリーナーを使って掃除するため、掃除中に感電する危険性があります。
掃除を始める前に、必ずエアコンのコンセントは抜きましょう。
手順②床に新聞紙を敷く
次に床に新聞紙を敷きます。
エアコンから汚れやホコリが落ちる場合があります。
掃除を始める前に、床には新聞紙を敷くのがおすすめです。
手順③カバーを開けてフィルターを外す
エアコンの前部分のカバーを開けるとフィルターがあります。
フィルターを外すと、フィンが見えます。
フィルター部分にホコリが付いている場合、ホコリの舞い上がりを防ぐため、外す前にノズル付きの掃除機で吸い取るのがおすすめです。
外したフィルターの汚れも、使い古しの歯ブラシを使って、こすり落としましょう。
手順④フィンに付着しているホコリをとる
フィンに付着しているホコリを掃除機で吸い取ります。
掃除機の吸い込み口がブラシ状タイプのものを使用すると、ホコリが取れやすくなりおすすめです。
掃除機で吸い取れない場合は、使い古した歯ブラシや綿棒、つまようじを使ってフィンの目に沿って取りましょう。
ただし、フィンは衝撃に弱い部品で、ちょっとした力でも破損したり曲がったりします。
ホコリを取る際は、フィンの目に沿って取り除くよう注意して、優しく取り扱ってくださいね。
手順⑤エアコンクリーナーを吹きかける
フィンのホコリを取り除いたら、エアコンクリーナーをフィンにまんべんなく吹きかけます。
吹きかける際は、エアコンから5cmほど離れた所から、フィンの目に沿って吹きかけましょう。
吹きかけたら、10〜15分ほど放置して汚れを落とします。
手順⑥フィルターを取り付け、送風運転をする
15分程度経ったら、エアコンにフィルターを取り付けます。
フィルターを取り付けたら、エアコンのコンセントを差し込んで、10分ほど送風運転をしましょう。
送風運転をすると、エアコン内部を乾かすことができ、カビの発生予防になります。
しっかりエアコンの内部が乾いたら、フィンの掃除は完了です。
自信がない人はプロにクリーニングを依頼するのがおすすめ
フィンの掃除をするのに自信がない人はプロにクリーニングを依頼するのがおすすめです。
フィンを掃除をするためには、部屋の中が汚れないように配慮したり、必要な道具を買いそろえたりする手間や費用がかかります。
自分で掃除をする際に、万が一保証が効かない故障が起こった場合にはデメリットとなります。
故障した場合を考え、自分で掃除する自信がない人は、プロにクリーニングを依頼することも検討してみてくださいね。
参考サイト:エアコンシェル広島
まとめ
フィンを掃除しないままでいると、エアコンから不快な臭いや、身体に重篤な悪影響を及ぼします。
エアコンの効きが悪かったり、近頃電気代が高いと感じている人は、フィンを自分で掃除する方法がありますよ。
本記事では、自分でできるフィンの掃除の方法を解説しました。
エアコン掃除で、フィンの掃除方法に困っている方は、本記事で紹介した方法を参考にしてみてくださいね。
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