【エアコン掃除のやり方】吹き出し口のカビの原因と落とし方を詳しく解説
「エアコンの吹き出し口にできた黒い点が気になる。正体はカビ!?」
そんな時、吹き出し口にできたカビの原因が分からなかったら不安ですよね。
実は、カビができるのには原因があるのです。
本記事では、吹き出し口のカビの原因と落とし方を解説します。
吹き出し口にカビを見つけて、エアコン掃除のやり方が分からず困っている方は参考にしてくださいね。
エアコンの吹き出し口にカビがはえる原因
エアコンの吹き出し口にカビが生えるのはなぜなのでしょうか?
カビが生えるのは、エアコンの構造上の特徴と、内部の環境がカビの繁殖に適していることが原因です。
エアコンの吹き出し口を良く見てみると、黒い点が……。
黒い点の正体は黒カビである場合が多くあります。
エアコン内部のフィルターの奥には熱交換器があり、開けてよく見てみると、黒カビで真っ黒になっていることも。
掃除しないままでいると、エアコンのフィルターにホコリが溜まり、黒カビのエサとなります。
冷房や除湿を運転させたあとのエアコンは、結露が生じやすく湿度も90%以上となるため、環境がカビの繁殖に適しているのです。
エアコンの吹き出し口のカビを放置するとどうなる?
エアコンの吹き出し口のカビを放置するとどうなるのでしょうか?
放置すると考えられる症状は以下の2つです。
- アレルギー症状が出る。
- 夏型過敏性肺炎を引き起こす
詳しく解説します。
アレルギー症状が出る
エアコンの吹き出し口のカビを放置すると、アレルギー症状が出やすくなります。
特に多い症状がアレルギー性鼻炎であり、アレルゲンが体内へ鼻の粘膜から侵入するために起こるのです。
主な症状は、鼻づまりやサラサラした透明の鼻水、連続する発作的なくしゃみです。
鼻の症状以外にも、目や肌のかゆみ、目の充血なども起こることも。
エアコンの吹き出し口に黒い点が見えたり、臭いがほこりっぽかったりする場合は、カビが原因の可能性が高いです。
夏型過敏性肺炎を引き起こす
夏型過敏性肺炎も、エアコンの吹き出し口のカビを放置すると起こりやすくなる症状のひとつです。
夏型過敏性肺炎とは、カビや細菌、ホコリを繰り返し吸い込むことによって、アレルギー反応を起こして肺炎を発症することです。
夏型過敏性肺炎を生じるのは、カビの一種である『トリコスポロン』を、知らない間に吸い込んでいるためです。
原因はエアコンであることが多く、エアコンを使用する時期の5月〜10月の夏場に発症しやすくなります。
しつこい咳や倦怠感、微熱の症状がある場合は、夏型過敏性肺炎の可能性が高くあります。
秋になり、エアコンを使用しなくなると、自然と咳は消失してしまうのが特徴です。
参考サイト:T-PEC
カビを撃退!エアコンの吹き出し口の掃除方法
カビを撃退するため、エアコンの吹き出し口を掃除する方法があります。
掃除方法は以下の通りです。
- 必要なもの
- 手順①エアコンのコンセントを抜く
- 手順②吹き出し口を薄めた中性洗剤で拭く
- 手順③お湯で拭き取る
- 手順④吹き出し口に消毒用エタノールを塗る
必要なもの
まずは、吹き出し口の掃除に必要なものをそろえましょう。
準備するものは以下のものです。
- うすめた中性洗剤
- キッチンペーパーや使い捨てクロス
- 消毒用エタノール
- わりばし
- 綿棒
- マスク
- ゴム手袋
- 椅子や脚立
手順①エアコンのコンセントを抜く
まず、エアコンの掃除を始める前、感電や誤作動を予防するためコンセントは必ず抜きます。
手順②吹き出し口をうすめた中性洗剤で拭く
キッチンペーパーや使い捨てクロスに、薄めた中性洗剤を含ませ、固くしぼります。
吹き出し口の風向きルーバー部分を手で回し開き、吹き出し口を拭きましょう。
細かい部分の汚れは、綿棒やわりばしにキッチンペーパーを挟んで巻きつけたものを使って拭き取ります。
椅子や脚立に乗って作業する際は、転倒に十分注意してくださいね。
手順③お湯で拭き取る
お湯を含ませたキッチンペーパーやクロスを固くしぼり、中性洗剤を拭き取りましょう。
細かい部分も、綿棒などを使ってお湯で拭き取ります。
手順④吹き出し口に消毒用エタノールを塗る
固めに絞ったクロスやキッチンペーパーで拭いただけでは、再びカビが発生してしまう恐れがあります。
必ず、消毒用エタノールを使って除菌しましょう。
キッチンペーパーやクロスにエタノールを含ませて、吹き出し口を拭きます。
スプレータイプのものであれば、直接吹き出し口に吹きかけても良いでしょう。
エタノールをしっかり乾かし、コンセントを入れたら、掃除終了です。
エアコンのカビ掃除に関するQ&A
エアコンのカビ掃除には、さまざまな疑問がありますよね。
ここからはエアコンのカビ掃除に関するQ&Aを3点紹介します。
- カビがエアコン内部にも生えている場合はどうしたらいい?
- エアコンの吹き出し口の掃除頻度はどれくらい?
- エアコンのカビを予防する方法は?
カビがエアコン内部にも生えている場合はどうしたらいい?
吹き出し口だけでなく、エアコン内部にもカビが生えている場合は、除去するのがおすすめです。
カビが生えたままエアコンを運転させると、室内にカビが放散され、身体に重篤な被害をもたらせてしまうからです。
エアコン内部にはフィルターやファンと呼ばれる熱交換器があり、汚れや湿度、温度のカビが発生しやすい条件がそろっています。
カビの発生が見られたら、すぐにカビ取りの方法で掃除を行い、カビの再発を予防しましょう。
ただし、エアコンは精密な危機で、掃除する際は故障しないよう細心の注意が必要です。
自分で掃除するのが不安な方は、専門クリーニング業者に依頼するのもおすすめですよ。
エアコンの吹き出し口の掃除頻度はどれくらい?
エアコンの吹き出し口の掃除頻度はどれくらいで行ったら良いのでしょうか?
吹き出し口やフィルターの掃除頻度は、カビを予防してキレイな状態を保つために、2週間に1度の頻度がおすすめです。
カビが発生してしまってからでは、エアコンを運転した際に、カビが放散され人体に悪影響を及ぼします。
特に夏場や冬場、毎日エアコンを稼働させる時期は、フィルターの定期的な掃除が大切です。
2週間に1度、定期的に掃除をするとホコリやゴミが付きにくくなり、フィルターがキレイな状態で保ててカビの発生を防ぎます。
吹き出し口やフィルターはこまめに掃除を行い、カビの拡散を防ぎましょう。
参考サイト:お掃除本舗
https://www.osoujihonpo.com/guide/aircon/181029-01#section07
エアコンのカビを予防する方法は?
エアコンのカビを予防する方法はあるのでしょうか?
カビを予防する方法は、カビの発生条件である湿度や汚れを防ぐことです。
2週間を目安にフィルターを掃除し、カビが好むホコリ汚れを除去しましょう。
こまめに部屋の換気を行い、部屋の湿度を下げると同時に、室内のホコリや汚れを外へ排出しましょう。
エアコン内部には水分が溜まりやすく、カビが好む水気が生じやすくなります。
エアコンを運転したあとは、30分〜1時間程度の送風運転をして、エアコン内部を乾燥させるのがおすすめです。
30分~1時間程度の送風運転をしっかり行うと、エアコン内部をしっかり乾燥でき、カビ菌の死滅や予防が行えるので効果的ですよ。
参考サイト:お掃除本舗
https://www.osoujihonpo.com/guide/aircon/181029-01#section07
まとめ
エアコンはカビが発生しやすく、定期的に掃除を行わないと、健康に被害をもたらすおそれがあります。
カビは掃除に加え、発生しないよう対策して予防することが大切です。
本記事では、エアコンの吹き出し口のカビの原因と落とし方を解説しました。
吹き出し口にカビを見つけて困っている方は、本記事で紹介した掃除方法を参考に、お手入れしてみてくださいね。
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