赤ちゃんに母乳はいつまで必要?最低でも何ヶ月まで授乳すべきなのか徹底解説
「母乳をずっとあげないとダメ?」
母乳育児をしているとおっぱいが痛かったり、体調が優れなかったりと母乳を続けるのがしんどく、なるべく早くやめたい方もいるでしょう。
母乳をやめたい思いとは裏腹に、なるべく母乳育児を続けた方が良いのではないかと不安になることもありますよね。
本記事では、赤ちゃんに母乳は最低いつまであげると良いのかを、先輩ママの経験も合わせて紹介します。
断乳を進めるコツも紹介しますので、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
赤ちゃんに母乳は最低いつまであげるべき?
「母乳を終わらせる時期はいつなの?」
母乳をあげる期間に関する回答には、以下の4つがあります。
- 母乳をいつまであげるべきかは明確には決まっていない
- 母乳をやめるのは3食しっかり食べられるようになってから
- 一般的には12ヶ月〜18ヶ月ごろまで母乳を与える人が多い
- WHOでは2歳以上まで母乳を与えることが推奨されている
詳しく解説します。
母乳をいつまであげるべきかは明確には決まっていない
母乳をあげる期間をいつまであげるべきかは、明確には決まっていません。
母乳は赤ちゃんにとって栄養を送ったり、心の安定剤になったりするので、急にやめてしまうのはママも子供も不安になるでしょう。
けれども、母乳をやめたいママの気持ちを我慢してまで続ける必要はないのです。
子供の気持ちばかりでなく、ママの気持ちを大切にしてやめるタイミングを決めると良いですね。
母乳をやめるのは3食しっかり食べられるようになってから
母乳をやめさせるなら、3食しっかり食べれるようになってからにするのが理想的です。
母乳には様々な栄養が含まれていて、赤ちゃんの健康を守るために必要不可欠です。
ですが、大きくなるにつれて食物から体に必要な栄養素を取る必要があります。
赤ちゃんは生後5・6か月頃から離乳食をはじめ、段々と大人と同じように食事ができるようになります。
食事だけで必要な栄養素を摂取できれば、赤ちゃんも母乳がなくても大丈夫と思えるように変わり始めるでしょう。
早く母乳をやめたいママは、離乳食後期を待たずとも子供が食に対して興味を持っていれば断乳を早めるのもいいですね。
一般的には12ヶ月〜18ヶ月ごろまで母乳を与える人が多い
一般的には、12ヶ月〜18ヶ月ごろまで母乳を与える人が多いといわれています。
子供が1歳過ぎる頃に母乳をやめる背景には、以下があります。
- 睡眠が長くなり夜中の授乳が必要なくなったから
- 言葉が通じるようになったから
- 仕事復帰で母乳があげられなくなるから
- 子供を授かったから
- おっぱいトラブルが起きたから
- 周りのママが卒乳したから
以上の理由から、1歳を過ぎる頃から母乳をやめようと決意するママが多いようですね。
WHOでは2歳以上まで母乳を与えることが推奨されている
WHOでは、2歳以上まで母乳を与えることが推奨されています。
そして、出産後から授乳を始めて最低でも6ヶ月間は、母乳育児を続けるのが望ましいとのこと。
さらに、2歳以上まで母乳を続ければ肥満児になったり、体が弱い子に育ったりする可能性が低くなります。
母乳をやめるタイミングを悩んでいる方は、WHOの推奨時期を参考にしてみてくださいね。
参考サイト:公益社団法人日本 WHO 協会
【先輩ママの体験談】母乳はいつまであげた?卒乳・断乳のきっかけは?
ここでは、先輩ママが卒乳・断乳させた時期について紹介します。
- 子供が生後9ヶ月ごろに突然母乳を飲まなくなったお話
- 子供が1歳6ヶ月の頃に断乳させたお話
- 子供が2歳を迎える前に断乳させたお話
- 子供が1歳になる前に突然断乳すると決意したお話
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
子供が生後9ヶ月ごろに突然母乳を飲まなくなったお話
とあるネットに投稿されたママの子供は、離乳食をよく食べる子で9ヶ月ごろには自分から母乳を卒業したそうです。
子供が自分から母乳をやめてしまったので、ママはショックを受けたのだとか。
ですが、周りが卒乳に苦労するなかで、ママは卒乳に苦労せずに朝まで眠れて、結果的に良かったと思ったできごとだったようです。
参考サイト:Yahoo知恵袋
子供が1歳6ヶ月の頃に断乳させたお話
とあるネットに投稿されたママさんは、1歳6ヶ月に歯科検診で虫歯があると言われ、断乳を決意したようです。
断乳をはじめた頃は、母乳を与えないと泣き続けて寝かしつけに2時間ほどかかっていたのだとか。
けれども、ママさんは子供がどれだけ泣いても、母乳をあげず対応されました。
その分、いっぱい甘えられるようにしたり、違うものに興味を持たせたりと工夫したそうです。
すると、2週間たった頃、子供は母乳がもらえなくても寝るようになったとのことです。
参考サイト:Yahoo知恵袋
子供が2歳を迎える前に断乳させたお話
とあるSNSに投稿したママさんは、2人目の妊娠中に母乳育児の辛さを覚え、子供が2歳を迎える前に断乳を決断されました。
子供にも2歳を迎える1ヶ月前から、「おっぱいとバイバイしようね」と、毎日伝えるようにしたのだとか。
更に断乳がスムーズにできるようママさんは、おっぱいにアンパンマンの絵を描いた防水シールを貼ったり、日付をカウントダウンする度に×印を付けたりと工夫をしたようです。
かつ、子供がお腹空いたときには、お菓子や果物をあげて機嫌を損ねないように気をつけながら断乳できるよう頑張っているそうですよ。
参考サイト:Yahooリアルタイム検索
子供が1歳になる前に突然断乳すると決意したお話
とある育児相談のネットに投稿したママさんは、ママ自身の麻酔に合わせて医師から「断乳するように」と言われ、やめざるを得なくなってしまったのだとか。
医師から言われた言葉に対してママさんは、戸惑いを感じたそうです。
けれども、ママさんはおっぱいの痛さや1歳頃には母乳をやめた方が良いという医師のアドバイスを受け、断乳を決意できたようですよ。
参考サイト:Pigeon.info
卒乳と断乳の違いとは?断乳のスムーズな進め方のコツ
ここでは、断乳がスムーズに進めるコツを紹介します。
- 断乳は徐々に進める
- 「おっぱいはバイバイだよ」と伝えておく
- これまでより多めに水分補給させる
- 授乳以外のスキンシップの機会を増やす
卒乳と断乳の違いも併せてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
卒乳と断乳の違い
卒乳と断乳は、言い方が似ているので同じ意味と捉えがちですが、実は違うのです。
卒乳は、子供のペースに合わせ、自然と母乳が終わるのを待つことです。
その一方で、断乳はママの判断で母乳を終了させます。
ママが断乳を考える理由には、職場復帰や入院、おっぱいトラブル、子供が離乳食をよく食べるなどがあるようです。
断乳のやり方は、断乳を徐々に進める方もいれば、いきなりやめてしまう方と様々なやり方がありますよ。
断乳は徐々に進めるのがコツ
断乳したいときは、徐々に進めるのがおすすめです。
なぜなら、今まで当たり前だった母乳育児をいきなりやめれば、ママも赤ちゃんもストレスや不安を感じるからです。
赤ちゃんは、ママのおっぱいが飲めない、ママの温もりが感じられないのは寂しいですよね。
ママも、急に母乳育児をやめた反動で、おっぱいの張りが増したり、乳腺炎になったりするリスクがあります。
赤ちゃんやママに無理のないペースで断乳を進めてみてくださいね。
「おっぱいはバイバイだよ」と伝えておく
断乳するなら、「おっぱいはバイバイだよ」と赤ちゃんに伝えておきましょう。
赤ちゃんに心の準備をさせておくことで、断乳がスムーズに進みやすくなります。
断乳する日が決まれば、まず「おっぱいバイバイだよ」と伝え、少しずつ授乳時間や授乳量を減らしていけるよう促しましょう。
赤ちゃんの機嫌を伺いながら厳しい場合は一度やめ、また次の日から断乳に繋がるよう行動してみてくださいね。
これまでより多めに水分補給させる
断乳するなら、これまでより多めに水分補給させましょう。
水分補給がしっかりとれていれば、子供は喉が乾きづらく母乳を欲しがりにくくなります。
もう1つの理由は、断乳によって母乳から水分補給できなくなると、脱水を起こしやすくなるからです。
特に夏場は汗を多くかき、水分補給を気にかけないと脱水症状になって危険になります。
水分を与えるときはお茶や水を選び、ジュースは避けるようにしてくださいね。
授乳以外のスキンシップの機会を増やす
断乳するなら、授乳以外のスキンシップの機会を増やしましょう。
例えばママやパパと遊ぶ・抱っこをする・手を繋ぐなどのスキンシップを意識してみてください。
そうすれば、子供は気が紛れたり、安心感に繋がったりしやすくなります。
結果、断乳がスムーズに進むきっかけにもなるので、親子の時間を大切にしてみてくださいね。
まとめ
母乳をやめるタイミングが分かっていれば、卒乳や断乳に向けて行動できますね。
本記事では、赤ちゃんに母乳は最低いつまであげると良いのかを、先輩ママの経験も併せて紹介しました。
記事内で紹介したように、断乳や卒乳の時期が人それぞれ違うと分かっていれば、母乳のやめるタイミングを考えられるでしょう。
断乳を進めるコツも紹介しましたので、ぜひ本記事を参考に断乳に向けて行動してみてくださいね。
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