【猫のダイエット】どうするのが効果的?減量中の注意事項は何?
「あれっ?なんか前より丸みがでてきたような…」
ひざに乗ってきた愛猫が重くなったように感じることはありませんか?
猫が重くなったら要注意です。
コロコロした姿は確かに可愛いですが、肥満は猫の健康を損なう可能性があります。
本記事では、肥満が原因で猫がどんな病気になりやすいのかを解説します。
ダイエットのための運動や食事の方法、注意点についても解説するので、愛猫家の方はぜひ参考にしてくださいね。
肥満が原因でなりやすい猫の病気
猫が肥満になるとなりやすい主な病気は次の3つです。
- 心臓病
- 皮膚病
- 関節炎ヘルニア
それぞれ詳しく説明します。
心臓病
心臓は全身に血液を送るポンプの働きをしていますが、肥満になると余計に多くの血液を全身に送らなければならないので、心臓に大きな負担がかかります。
また、猫の心臓病の中でも多いのが心筋症で、初期には目立った症状がありませんが、症状が進むと命に関わる怖い病気です。
皮膚病
猫は自分で体を舐めて清潔を保つ動物ですが、太ってしまうと体を丸めることが難しくなり、体を清潔に保てないので皮膚病になりやすくなります。
関節炎やヘルニア
体重が増えると手足や胴の関節に負担がかかり、炎症を起こし関節炎になったり、背骨への負担によりヘルニアを発症してしまったりすることがあります。
どちらも痛みがあるので辛い病気です。
ダイエットのための運動を増やす仕掛け
猫の病気はできるだけ予防してあげたいですよね。
肥満を改善するにはダイエットが必要ですが、猫は自主的にダイエットができるわけではありません。
そのため、自然とダイエットにつながるような工夫が必要です。
以下の仕組みが、猫のダイエットに効果的です。
- キャットタワー
- ひとり遊び用のオモチャ
- 転がすとおやつが出る仕掛けのオモチャ
詳しく説明します。
キャットタワー
キャットタワーは、猫に自然と運動させるのに最適な仕掛けです。
猫は自分の身を守る習性から、高いところが好きです。
加えて、登ったり降りたりの動きが好きなので、キャットタワーがあれば自然と運動不足が解消されダイエットにつながります。
ひとり遊び用のオモチャ
飼い主さんの手が空いている時は、相手して一緒に遊んであげることもできますが、忙しい時や留守にしている時はひとり遊び用のオモチャがあるといいでしょう。
猫はもともと狩りをしていた動物なので、ひとり遊び用のオモチャを置いてあげれば、本能的に獲物をとるような動きをしながら遊ぶのでいい運動になります。
転がすとおやつが出る仕掛けのオモチャ
中におやつを入れ、少し隙間を残して蓋が閉められるオモチャも猫のダイエットにおすすめです。
転がしていると隙間からおやつが出てくる仕掛けなので、おやつ欲しさに夢中になって動き回ってくれますよ。
一度にたくさん出てこないので、早食いを防げるのがポイントです。
ダイエットのための食事方法
ダイエットを成功させるためには、以下の食事方法が効果的です。
- 低カロリーフードに切り替える
- 与える回数を増やして実質量を減らす
- おやつを与える場合も低カロリーの物
順に説明します。
低カロリーフードに切り替える
ダイエットをするなら、カロリーの低いフードに切り替える必要があります。
動物性タンパク質は筋肉量を増やし、カロリーを消費しやすい体作りのためにも重要な栄養素なので、肉や魚類を主原料にしているものを選ぶのがポイントです。
逆に炭水化物が主成分の穀物は脂肪になりやすいので、穀物が主原料になっているフードは避けた方がいいでしょう。
与える回数を増やして実質量を減らす
肥満を改善するには、単純に食べる量を減らすことが有効ですが、それだけでは猫がストレスを感じてしまう可能性があります。
1日に与える量は減らす代わりに、与える回数を増やしてあげましょう。
与える回数を増やすことで空腹状態を減らせますし、食欲を抑えて早食いの防止にもなります。
おやつを与える場合も低カロリーの物
ダイエット中はできるだけおやつは控えた方がいいのですが、完全に抜いてしまったら猫にとってストレスになり、食事の時に早食いにもなりかねません。
かといって、おやつでカロリーをたくさん摂ってしまっては本末転倒です。
おやつもできるだけ低カロリーのものを与えましょう。
猫をダイエットさせる時の注意点
猫は飼い主さんに、体調の変化やストレスを言葉で伝えることができません。
ですので、猫にダイエットさせる時は以下のことを頭において行ってください。
- 無理なく焦らずゆっくり行う
- 検診などで定期的に健康チェックをする
無理なく焦らずゆっくり行う
早くダイエットをさせたいからと焦るのは禁物です。
長時間運動させて、猫の体力を必要以上に消耗させてしまうのは良くありません。
食事も極端に量を減らすと栄養不足になり、猫が体調を崩してしまう可能性があります。
低カロリーフードに変える際も注意が必要です。
猫は気に入らなければお腹が空いていても食べないことが多いので、最初から一気に食事内容を変えるのではなく、少しずつ混ぜながら移行するのがいいでしょう。
愛猫に余計なストレスを与えず、健康的にダイエットができるよう、焦らずゆっくりと行いましょう。
検診などで定期的に健康チェックをする
肥満は病気の原因になるので、計画的にダイエットを進めて改善していく必要があります。
体重のチェックや、ダイエットで無理な負担がかかっていないかなど、定期的に獣医さんの健診を受けるようにしましょう。
まとめ
愛猫にはいつまでも元気でいてほしいですよね。
そんな愛猫ちゃんに肥満は大敵です。
肥満を予防したり改善したりするには、ダイエットをする必要があります。
本記事では、肥満が原因で陥りやすい猫の病気について解説しました。
ダイエットのための運動や食事の方法、注意点も併せて紹介しているので、愛猫家の方は本記事を参考に愛猫の健康について考えてあげてくださいね。
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