【イヤイヤ期への対応方法】お風呂を拒否して大泣きするこどもへの接し方
「最近、子どもが大泣きしてお風呂に入りたがらないんだけど……どうしたら良いの?」
子どもの自我が芽生え、成長の証とされるイヤイヤ期。
何でも拒否してスムーズに行動してくれないイヤイヤ期は、お風呂の際に手こずるケースも多く、「入りたくない」と子どもに大泣きされるとお手上げ状態になることもありますよね。
本記事では、お風呂を拒否して大泣きする、イヤイヤ期真っ最中の子どもへの接し方を紹介します。
お風呂を嫌がる我が子への対応に苦戦している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
イヤイヤ期のお風呂に関する困りごと
イヤイヤ期の子どもを持つママたちは、お風呂に入る際、どのような行動に困っているのでしょうか?
次の4つをご紹介します。
- お風呂に入りたくないと大泣きする
- 特定の人と一緒でないとお風呂に入らない
- お風呂から出てくれない
- 衣服の着脱で癇癪を起こす
お風呂に入りたくないと大泣きする
イヤイヤ期のお風呂に関する困りごとに、子どもが「入りたくない」と大泣きするケースがあります。
お風呂の際に、子どもが大泣きするのにはさまざまな理由があります。
例えば、遊びを中断するのが嫌だったり、眠たかったりなどとタイミングが合わないことも理由の1つ。
子どもは、「お風呂に入りたくない」という主張を言葉で上手く伝えられないため、大泣きしてしまう傾向にあります。
特定の人と一緒でないとお風呂に入らない
特定の人と一緒でないとお風呂に入らないのも、イヤイヤ期の子どもにみられる困った行動です。
イヤイヤ期は子どもの思いが明確になると同時に、強いこだわりを持つ時期でもあるため、普段と違う環境や行動を受け入れられない場合があります。
例えば、いつもはママとお風呂に入っているのに、今日はパパと一緒というイレギュラーに対応できない時も。
お風呂での習慣が崩れると、子どもは変化に対応できずに拒否してしまうのですね。
お風呂から出てくれない
イヤイヤ期の困りごとには、子どもがお風呂から出てくれないケースもあります。
子どもがお風呂からなかなか出たがらないのは、その時間が楽しいからです。
お風呂に置いてあるおもちゃに夢中になったり、入浴自体が心地良かったり。
子どもは気持ちを切り替えられずに、出るタイミングを掴めずにいるのです。
衣服の着脱で癇癪を起こす
衣服の着脱の際に子どもが癇癪を起こしてしまうのも、イヤイヤ期のお風呂での困りごとの1つです。
イヤイヤ期の子どもは、何でも「自分でやりたい」と思うものです。
しかし、自分で服を脱ごうとしてボタンが上手く外せなかったり、ズボンの片方に両足を入れてしまったりと着替えに時間が掛かる傾向にあります。
まだ1人で完璧にはできないため、イライラして癇癪を起こしてしまうのですね。
イヤイヤ期のお風呂に関する癇癪への対応方法
では、お風呂で癇癪を起こしてしまうイヤイヤ期の子どもに、どのような対応をすれば良いのでしょうか?
次の7つをご紹介します。
- お風呂のタイミングを早める
- お風呂に好きなおもちゃを用意する
- お気に入りのおもちゃをお風呂に持ち込む
- 子どもに選択権を与える
- お風呂に入った後のご褒美を提示する
- 衣服の着脱を自分でやりたがったらできる範囲でやらせる
- どうしても無理な場合はお風呂をスキップする方法も
お風呂のタイミングを早める
イヤイヤ期の子どもがお風呂で癇癪を起こしてしまう時は、入浴するタイミングを早めてみましょう。
お風呂の時間が遅い場合、子どもはすでに眠い状態だったり、入浴中にうとうとしてしまったりするケースがあります。
眠くなると機嫌が悪くなり、泣き叫ぶ子どもは少なくありません。
特に、入園や進級などで生活リズムが変化した時や、たくさん運動をした日はお風呂のタイミングを見直してみると良いですね。
お風呂に好きなおもちゃを用意する
浴室に好きなおもちゃを用意してみるのも、イヤイヤ期の子どもがお風呂で癇癪を起こしてしまう時におすすめの対応です。
お風呂に好きなおもちゃがあれば、子どもは気持ちを切り替えやすくなります。
昨今は、お風呂用のおもちゃの種類が豊富にあるため、子どもと一緒に選んでみると良いですね。
「このおもちゃで遊ぼうね」と誘って、お風呂を子どもにとって楽しい場所にしてあげましょう。
お気に入りのおもちゃをお風呂に持ち込む
イヤイヤ期の子どもが「お風呂に入りたくない」と癇癪を起こしてしまった時は、お気に入りのおもちゃを持ち込んでみるのも1つの手です。
イヤイヤ期の子どもには、言葉で説得するよりも、楽しいと思えるものを取り入れてあげると効果的です。
例えば、子どもが入浴前に遊んでいて気持ちの切り替えができない時は、そのおもちゃを一緒にお風呂に持っていってみましょう。
紙製品や細かいものなど、よほどお風呂に不向きなおもちゃではないのなら、お気に入りを持ち込むことで子どもの気持ちが変わりやすくなりますよ。
子どもに選択権を与える
イヤイヤ期の子どもがお風呂で癇癪を起こしてしまう時は、子どもに選択権を与えてみましょう。
イヤイヤ期の子どもは、一方的に何かをさせられると反発したくなるものです。
例えば、「ご飯とお風呂のどっちを先にする?」「お風呂に入りたくなったら言ってね」など、自分で決めさせてあげると良いですね。
子どもが「自分で決めた」と満足すると、お風呂に入ることに納得してスムーズに行動できる可能性が高いです。
お風呂に入った後のご褒美を提示する
お風呂に入った後のご褒美を提示してみるのも、イヤイヤ期の子どもの癇癪に効果的です。
物で釣るのは少々気がひけますが、「お風呂に入れば嬉しいことが待っている」と分かれば、スムーズに入浴してくれる可能性が高いです。
例えば、「お風呂から上がったらアニメを見ようか?」「お風呂で温まったらおいしいアイスを食べようか?」などと提示してみましょう。
お風呂上がりの身体には水分補給が必要、という観点からおいしい飲み物をご褒美として用意するのもおすすめです。
子どもにお風呂後の楽しみを作ってあげると、気持ちを切り替えて行動しやすくなりますよ。
衣服の着脱を自分でやりたがったらできる範囲でやらせる
イヤイヤ期の子どもが、お風呂での衣服の着脱を自分でやりたがったら、できる範囲でやらせてあげることも癇癪を抑えるのに効果的です。
入浴時に子どもが衣服の着脱をしようとしている場合、遮ってしまったら「お風呂に入らない!」と気分を損ねてしまう可能性があります。
衣服の着脱がまだスムーズにできなくても、「自分でやりたい」と主張する子どもは少なくありません。
さり気なくサポートしたり、子どもが着脱しやすい衣服を選んであげたりという工夫もしてみると良いですね。
どうしても無理な場合はお風呂をスキップする方法も
イヤイヤ期の子どもが癇癪を起こしてしまい、どうしても入浴が無理な場合はお風呂をスキップするのも方法の1つです。
イヤイヤ期の子どもは、一度癇癪を起こしてしまうとヒートアップして手に負えなくなる場合が多々あります。
そんな時は、「1日くらいお風呂に入らなくても大丈夫」と割り切って、温かいタオルで子どもの身体を拭いてあげましょう。
無理強いするより、お風呂を1日休んで翌日に繋げたほうが親子ともにストレスなく過ごせるようになりますよ。
まとめ
本記事では、お風呂を拒否して大泣きするイヤイヤ期真っ最中の子どもへの接し方を紹介しました。
イヤイヤ期の子どもは、自我の芽生えからさまざまな理由でお風呂で大泣きしたり、癇癪を起こしたりするものです。
そんな時は決して無理強いせず、子どもの気持ちに寄り添いながら、色々と工夫をしてみましょう。
子育てにおいて、子どものイヤイヤ期はほんの一瞬で後から懐かしく思うもの。
本記事で紹介した対応方法を参考にして、我が子とのお風呂タイムを楽しく過ごしてくださいね。
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