【高校受験対策】塾はいつから通う?時期別のメリットや選び方を解説
「高校受験大丈夫かな……」
中学生のお子さんを持つ保護者の方は、近い将来にやってくる受験の為に、いつから塾に入れるべきか迷う方も多いでしょう。
自分のお子さんが塾へ入るタイミングによっては、ただ塾に通っているだけの状態になり、費用や時間が無駄になってしまうこともあります。
本記事では、塾に入る学年別のメリットだけでなく、塾の選び方も紹介しますので、お子さんを塾に通わせたいと考えている方は是非参考にしてくださいね。
高校受験対策!みんな塾はいつから通っているのか
そもそもみんなは、塾にいつから通っているのでしょうか?
2021年(令和3年)に文部科学省が調査した、学年別の通塾率を見てみると以下の通りでした。(学習塾費を支出している家庭の割合)
中学1年生:57.8%
中学2年生:69.2%
中学3年生:84.0%
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)子供の学習費調査
3学年(年齢)別、所在市町村の人口規模(学科)別の学習費支出状況
中学3年生の通塾率が高いのは、受験の対策として塾に入るお子さんが増える為です。
私の息子の同級生(中学1年生)は、英語と算数の塾に本人の希望で入りました。
娘さんが自ら塾に行くと決めたことに私は感心しましたが、ママいわく娘さんは授業についていけるのか不安なだけなのだそうです。
授業についていく為や高校受験の為など、塾に通う理由は様々ですが、中学3年生では80%以上、中学1、2年生でも半分以上のご家庭でお子さんが塾に入っていることが分かります。
高校受験対策!塾に通う時期別のメリットと注意点
中学生が塾に通う時期別のメリットと、注意点は何でしょうか?
塾に入る時期は、目指す高校やお子さんの状況によってタイミングは異なります。
時期別のメリットが分かれば、自分のお子さんに合った時期が決めやすいですね。
塾に通う時期を大きく以下の3つに分けました。
中学1年
中学2年
中学3年
詳しく解説します。
中学1年
中学1年生で塾に入るメリットは以下の3つです。
スピードが速い中学校の授業についていける
勉強の習慣が早い段階で身につく
中学校の学習の基礎を定着させられる
中学校の勉強は小学校と比べると進むスピードが速いので、学校以外でも勉強しないと付いて行くのも大変。
塾は学校の授業より先を学習することが多いので、塾で予習、学校の授業で復習、宿題などで再復習ができるので、予習復習の習慣が身につきます。
予習復習ができれば、中学校の学習の基礎を定着させることにも繋がりますね。
注意することは、お子さん本人が少しでも勉強のやる気があるのかどうか。
塾の周りの子に影響されて、お子さんも本気になる場合も多いですが、全く嫌々な場合は真面目に塾の授業を受けない可能性もあります。
中学2年
中学2年生で塾に入るメリットは以下の2つです。
1年生の内容で、出来ていないところを発見し克服できる
内申書を良くすることで、高校受験を有利にできる
1年生のおさらいをしてくれる塾であれば、自分の弱点を発見し潰していけますし、出来ているところは復習することになるので強化できます。
都道府県にもよりますが、内申書は2年生以降の成績を記入することが多いので、2年生から頑張れば、合格判定の材料の一つでもある内申書を良くできます。
注意点は、中学2年生になると部活にさらに力を入れるお子さんが増えるので、疲れてしまうかもしれない点です。
時間がなくても疲れていても勉強をするという練習にはなりますが、お子さんがキャパオーバーにならないかどうか確認する必要がありますね。
中学3年
中学3年生で塾に入るメリットは、以下の2つです。
本気で勉強に取り組みやすい
目標高校に焦点をあてるので効率が良い
学校も塾も3年生になると受験勉強モードになるので、お子さんも受験が自分ごとになり、勉強に本気で取り組みやすくなります。
学校と違い、塾の方が過去の傾向とこれからの対策で必要な情報が多いので塾に入った方が効率がいいです。
注意点は、3年生で塾に入ってから自分の学力の位置を知るので、志望する高校の受験に間に合わない可能性もある点です。
高校のランクをどうしても下げたくない方は、できるだけ早めに塾に入ることをおすすめします。
高校受験対策!塾に入るタイミングは春休み、夏休み、冬休み
塾に入るおすすめのタイミングは、春休み、夏休み、冬休みです。
塾は3月から新学年の内容を教え始めるところが多いので、春休みだとタイミング良く新しいことを学べます。
夏休みの場合は、学校の授業が進まないので、苦手な部分を克服したり周囲と差をつけたりしやすくなります。
新年が明けた冬休みでは、子供たちも頑張ろうと思っているので、勉強が捗りやすくなりますよ。
高校受験対策!塾の選び方
塾に入ることを決めても、実際塾はどのように選べば良いのでしょうか。
塾を選ぶときは以下の4つを確認して選びます。
雰囲気はどうか
目的に合っているか
集団か個別か
合格実績があるか
詳しく解説します。
雰囲気はどうか
塾の選び方の一つは、塾の雰囲気がお子さんに合っているかを確認することです。
塾の雰囲気によってお子さんのやる気が変わってきます。
例えば、先生と生徒のやり取りが多い活気のある塾もあれば、先生が淡々と教える塾もあるので、どちらの雰囲気がお子さんに合うのか確認が必要です。
周りの環境に左右されずに勉強ができるのが一番ですが、私の中学生の息子は好きな先生だとより頑張れますし、雰囲気が合っているほうがお子さんにとってよい環境になります。
塾の雰囲気や相性を確かめるためには体験入学をするといいですね。
目的に合っているか
塾の選び方の2つ目は、塾の内容がお子さんの目的に合っているかどうかを確認することです。
目的に合っていないと後々不満が出てきます。
例えば、難関校を目指したいのに、学校の授業のフォローがメインの塾だったらものたりないですよね。
お子さんの弱点や克服法の指導もあるのか、自宅で何をすればいいのかなど、どこまでサポートして欲しいのかを考えて目的に合った塾を選ぶようにしましょう。
塾のカリキュラムやサポート体制は以下の方法で確認ができます。
体験入学、見学会、説明会などで確かめる
塾に問い合わせる
授業内容をネットで検索する
案内を取り寄せる
入っている人の話を聞く
集団か個別か
塾の選び方の3つ目は、集団と個別のどちらの塾がお子さんに合っているかを確認することです。
お子さんに合わないタイプの塾は、勉強が捗らなくなる可能性があります。
周りの頑張りを見てやる気が出るお子さんもいれば、周りに人がいると焦ってしまうので、自分のペースでやれた方がやる気がでるお子さんもいますね。
お子さんの勉強が捗りそうなのは、どのタイプの塾なのか確認しましょう。
合格実績があるか
塾の選び方の4つ目は、合格実績があるかどうかです。
自分の目標高校が決まっているなら、目標高校の合格実績がある塾に入るのが一番効率が良くなります。
先生が情報も対策方法も多く持っていれば、入試に有利ですね。
合格実績を見て自分が入るべき塾のレベルかどうか判断しましょう。
高校受験対策!塾の費用の相場
塾の費用はどれくらいかかるのでしょうか?
2021年(令和3年)に文部科学省が調査した、公立中学校の学年別の学習塾費は以下の通りでした。
中学1年生:156,032円/年間
中学2年生:203,859円/年間
中学3年間:389,861円/年間
参考:政府統計の総合窓口(e-Stat)子供の学習費調査
2 学年(年齢)別,所在市町村の人口規模(学科)別の学習費
あくまでも平均なので、それぞれの塾の費用を確認するのはもちろんのこと、費用が別料金なのかを把握しておくと焦りませんね。
塾には主に以下のような費用があります。
授業料
入会金
教材費
講習費(春季、夏季、冬季)
定期テスト前補講費
模試代
校舎維持費
「塾代が大変だよ!」と嘆いていた友達の気持ちがよく分かりますし、親御さんたちがお子さんのためにどれだけ頑張っているのかと思うと頭が下がります。
まとめ
塾はどの時期にどのタイミングで入るべきなのか、分からないですよね。
時期を逃がしたり、お子さんと塾との相性が良くないと、せっかく塾に入った意味がなくなってしまう可能性もあります。
本記事では、自分の中学生のお子さんがいつから塾に入るべきなのかだけでなく、塾の選び方も解説しました。
自分のお子さんが塾に入るタイミングを逃さず勉強に集中でき、家族みんなで高校進学を喜べることを願っています。
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