友達がいないから老後が不安…シニアが友人を持つメリットと友達作りの方法
「友達がいないから、寂しい老後になるかも…」
そんな時、どうしたら友だちを作れるのかわからないと困りますよね。
実は、シニア世代でも人間関係の輪を広げることができるんです。
本記事では、シニア世代が友達を持つメリットと友達作りの方法を紹介します。
友達がいなくて老後が不安な方は参考にしてくださいね。
友達がいないと老後は寂しい生活になる?不安に感じている人の声
まずは、「友達がいないから、老後は寂しい生活になってしまうのではないか」と不安に感じている人の声をご紹介します。
筆者の元同僚の場合
夫が転勤族で、地方を転々としている筆者の元同僚の声を紹介します。
彼女は、夫の仕事の関係で現在は地元ではない土地で暮らしています。
子どもがいるため、ママ友と呼べる存在はいるようですが、心を許して何でも話せる友達がいないことが寂しいと感じるそうです。
しかし、夫の転勤で数年後にはまた違う土地に行くことが予想されるため「友達を作っても、離れてしまうから結局寂しい思いをするのではないか」と危惧しているとのこと。
また、シニア世代になる頃に地元に戻れる保証はないため、「友達がいなければ寂しい老後になるのではないかと不安に思っている」と悩んでいました。
筆者の叔母の場合
夫に先立たれ、現在はひとりで暮らしている筆者の叔母の声をご紹介します。
彼女は、長年夫婦でお店を営んでおり、店舗を兼ねた家で暮らしていました。
しかし、お店を畳むと同時に別の場所に家を建て、「老後は夫婦でのんびりしたい」と考えていた矢先に夫が他界しました。
お店を営んでいた頃は、定休日があってないようなもので、友達とは疎遠になっていたとのこと。
夫を亡くし、突然広い家の中ひとりになった叔母は、一気に寂しさが押し寄せてきたようです。
「友達がいたら寂しさを紛らわすことができるのに」と溜息をついていました。
友達がいないと困る?老後に友人と過ごすメリット
友達がいるとどんな良いことがあるのでしょうか?
老後に友達と過ごすメリットは次の4つです。
- 自宅以外に居場所ができる
- 人と定期的に会うことで身だしなみに気を遣う
- 外に出かける頻度が高くなり筋力の低下を防げる
- 会話の機会が増え認知症予防になる
詳しく説明していきますね。
1. 自宅以外に居場所ができる
友達を持つと、自宅以外に居場所ができるというメリットがあります。
お互いの自宅を行き来したり、お店でお茶を飲みながら会話をしたりと、自宅以外で過ごすことが増える傾向に。
たとえば、家族との間で気まずいことがあった時、家しか居場所がないと気が滅入ってしまうかもしれません。
自宅以外に居場所ができることで、気持ちに余裕が生まれ、良い気晴らしにもなるでしょう。
2. 人と定期的に会うことで身だしなみに気を遣う
家族以外の人と定期的に会うことで、身だしなみに気を遣うというメリットも。
「友達と会う」という予定ができると、おしゃれをしたり身綺麗にしたりすることを心掛けるようになります。
たとえば、今日の行き先を考えながら着る服を選んだり、髪を整えたりする時間は楽しいものです。
その意識がプラスに働き、いつまでも若々しい気持ちでいられるでしょう。
3. 外に出かける頻度が高くなり筋力の低下を防げる
外に出かける頻度が高くなり、筋力の低下を防げることもメリットの一つです。
友達ができて外に出ることが多くなると、おのずと身体を動かすことが増えるでしょう。
友達と一緒に街中を歩いたり、電車に乗るために階段を上り下りしたりと行動範囲が広くなります。
足を使って動くことで、筋力低下を予防できる可能性があります。
4. 会話の機会が増え認知症予防になる
会話の機会が増えることで、認知症の予防になるというメリットも。
人と会話をするということは、相手の話に合わせて返答をしたり、相手の様子を見ながら気持ちを汲み取ったりと思考を巡らせるものです。
実際に、認知症を予防するアプローチのポイントとして「他者との交流・会話が豊富にある」ということが示されています。
対話のキャッチボールをすることで頭を使い、良い刺激になるため、認知症の予防につながるでしょう。
参考サイト:第4章 認知症の予防 6. 社会的交流・知的活動の視点から
友達は何歳からでも作れる!人間関係の輪を広げて老後を充実させる方法
では、シニアはどうやって友達を作ればいいのでしょうか?
人間関係の輪を広げ、老後の人生を充実させる方法は、下記の6つです。
- 定年後にできる仕事を探す
- シニア向けのサークルへ参加する
- 趣味を見つける
- SNSで繋がる
- 地域の清掃活動などに参加する
- ずっと連絡をとっていない旧友に連絡する
それぞれ詳しく説明します。
1. 定年後にできる仕事を探す
定年後、新たな仕事を探して職場で友達を作るのは、人間関係の輪を広げる方法の一つです。
職場では、仕事という共通の話題があるので、仲間とのコミュニケーションが取りやすい傾向にあります。
たとえば、シニア向けの仕事探しサイトを使えば、同年代の方が多く働いている職場が見つかるかもしれません。
親近感が湧きやすく、意気投合しやすい同じ世代の仲間が集まる仕事がないか探してみるといいでしょう。
2. シニア向けのサークルへ参加する
シニア向けのサークルへ参加することも友達を作る方法の一つでしょう。
サークルには、共通の趣味を持った人が集まるため、コミュニケーションが取りやすく、友達を作る場としておすすめです。
たとえば、年代をある程度絞ったサークルなら、同年代と知り合う良いきっかけになるはずです。
最近では、文化系・スポーツ系・カラオケ・料理などサークルの種類も豊富なので、ぜひチェックしてみてください。
3. 趣味を見つける
趣味を見つけることも、友だち作りの良いきっかけになります。
時間に余裕のあるシニア世代は、趣味を見つけるチャンスであり、趣味を通して人との交流が生まれる可能性があります。
まずは、何を始めてみたいか、何に興味があるのかを考えて関連する趣味を探すことから始めてみましょう。
4. SNSでつながる
SNSでつながることも、現代ではおすすめの友達の作り方です。
近年ではシニア世代のSNS利用が広まっており、同年代はもちろん、幅広い年齢の人と交流することが可能です。
SNSで入手した情報をもとに、興味のあるイベントに参加したり、趣味に関するコミュニティに参加したりするのもおすすめです。
コミュニティを通して、悩みを分かち合える友達に出会える可能性もありますので、SNSを上手に利用してみましょう。
5. 地域の清掃活動などに参加する
地域の清掃活動などに参加してみることも、友達を作る良いきっかけになります。
地域の活動であれば、顔見知りの人もいて、そこからつながるご縁があることも。
また、役員などを引き受けて運営側にまわれば、企画の段階からより交流を深めることができるでしょう。
地域の活動は、さまざまな人が参加するため、幅広い世代とコミュニケーションを取る良いきっかけになるはずです。
6. ずっと連絡をとっていない旧友に連絡する
旧友に連絡することも良い友達作りの方法です。
時間に余裕がある今こそ、子育てや仕事に追われて疎遠になっている旧友と、再び楽しい時間を過ごすことができるかもしれません。
たとえば、SNSを始めれば、SNSを使っている旧友とつながれる可能性も。
疎遠になっていても、交流する機会さえあれば、再び仲良くなることは難しくないでしょう。
ぜひ思い切って連絡をしてみることをおすすめします。
まとめ
本記事では、シニア世代が友達を持つメリットと友達作りの方法をご紹介しました。
友達を作るきっかけさえ掴めば、いくつになっても交流を広げることは可能です。
本記事を参考に、気の合う友達を見つけ、集い語らいながら人生を謳歌しましょう!
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