喧嘩などの笑ってはいけない場面で笑ってしまう失笑恐怖症とは

「怒っているのに笑ってしまう…」

喧嘩をした時に、笑ってしまうと相手も不快に感じてしまいますよね。

実は人は、おかしいわけではないのに恐怖心や緊張感から笑ってしまうことがあるのです。

本記事では、 喧嘩など笑ってはいけない状況で笑ってしまう『失笑恐怖症』について紹介します。

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笑ってはいけない場面で笑ってしまい困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

【体験談】喧嘩中など笑ってはいけない場面で笑ってしまう…

喧嘩など、笑ってはいけない場面で笑ってしまうのは困りますよね。

実は世の中には、深刻な場面で笑ってしまい困っている人がたくさんいます。

喧嘩など、笑ってはいけない場面で笑ってしまう方の実際の体験談を紹介しますね。

相手別の実際の体験談
    • 上司に怒られた時
    • 彼氏に怒られた時
    • 母親に怒られた時
    • 真剣な空気感になった時
    • 友人と喧嘩中の時

 

上司に怒られると笑ってしまう

上司に怒られると笑ってしまうというAさんの体験談です。

失敗が多く、よく上司に怒られてしまうAさん。

自分が悪いのはわかっているのですが、怒られているとどうしても笑いがこみあげてしまうといいます。

笑っているAさんを見て上司は「何笑っているんだ!」と余計に怒ってしまいますし、悪循環に。

Aさんは普段からなるべく失敗をしないようにして、上司に怒られる時は下を向き、手に力を入れて笑いを堪えているそうです。

彼氏に怒られると笑ってしまう

Bさんは、彼氏に怒られると笑ってしまうといいます。

例えばある日、彼氏の家でテレビを見ていると、テレビにBさんの好きなイケメン俳優が出てきました。

Bさんが「この人かっこいいよね」と言うと、嫉妬深い彼氏は怒ってしまったのですが、そんな彼氏の姿を見てBさんは笑ってしまったのです。

Bさんの笑っている姿を見て、彼氏はますます怒ってしまいました。

それからというもの、喧嘩になりそうになるとBさんはすぐに謝るようにしているといいます。

母親に怒られると笑ってしまう

母親に怒られる度に笑ってしまうというCさん。

Cさんが勉強をしないでいると、母親はいつも「勉強しなさい」と怒ってきます。

そんな母親の姿を見て、Cさんはどうしても笑ってしまうのだそうです。

どうしても笑いを堪えきれないCさんは、「笑ってはいけない」のではなく「笑ってもいい」方法を考え、怒られた時には素直に謝り「笑顔で接する」ようにしているといいます。

冠婚葬祭などで笑ってしまう

Fさんは冠婚葬祭など、真剣な空気の中にいると笑ってしまうといいます。

周りからの視線が集まると、さらに笑いが止まらなくなることも。

冠婚葬祭等の時はなるべく他のことを考えて、気をそらすようにしているそうです。

友達と喧嘩をしている時に笑ってしまう

Dさんは、友達との喧嘩中に笑ってしまったといいます。

とある歌手について友達と話していた時、友達の話に誤りがあったので「違うよ」と言ったところ、喧嘩になってしまいました。

友達との間には変な空気が流れ、Dさんは笑ってしまったとのこと。

笑うDさんを見て、友達は顔を真っ赤にしてさらに怒ってしまいました。

Dさんはなんとか笑うことを堪えて謝ったといいます。

笑ってはいけない場面で笑ってしまう『失笑恐怖症』

一体なぜ、喧嘩など笑ってはいけない時に笑ってしまうのでしょうか?

もしかしたらそれは『失笑恐怖症』という恐怖症の症状かもしれません。

こちらでは、失笑恐怖症の原因や症状、治療法について詳しく解説していきます。

失笑恐怖症の原因

失笑恐怖症の原因は、緊張や不安などのストレスに脳が耐えきれないことだと言われています。

沈黙が恐ろしく感じられ、恐怖心を回避するために笑ってしまうのです。

「成長する過程で、不安や緊張を多く感じてきた人に多い」など、幼少期からの環境との関連も指摘されています。

失笑恐怖症の症状

失笑恐怖症の症状は、笑ってはいけない場面で笑ってしまうというものです。

喧嘩している時や怒られている時、冠婚葬祭の時など、笑ってはいけない場面になると笑ってしまいます。

決しておかしくて笑っているわけではないため、笑っている最中は本人も「笑っている自分はどう思われているのだろうか」と不安な場合も多いです。

笑うことを我慢しようとすると余計に笑ってしまい、さらに相手をイラつかせてしまいます。

失笑恐怖症で起こる二次的な症状

失笑恐怖症には、失笑恐怖症の症状に付随する「二次的な症状」もあります。

失笑恐怖症の症状自体は「笑ってはいけない場面で笑ってしまう」というものですが、結果的に人間関係の悪化などにつながり、ストレスから二次的な症状が生まれてしまうのです。

失笑恐怖症の二次的な症状には、以下のようなものがあります。

  • 不眠
  • 食欲減退
  • アルコール依存
  • うつ
  • 引きこもり など

二次的な症状につなげないためにも、治療や周囲の理解・サポートが大切です。

失笑恐怖症の治療法

失笑恐怖症の治療には、主に以下のような方法が用いられています。

  • 認知行動療法
  • 催眠療法
  • 瞑想
  • 服薬療法 など

中でも、自身の思考法を認知して変化させていく『認知行動療法』は、失笑恐怖症に効果が高いと言われています。

例えば、「笑わないようにしなきゃ」や「笑ってはいけない」という考えを、「必ずしも笑ってはいけない訳ではない」や「自分の考え方と人の考え方は違う」といった考えにして、心の安定を図っていきます。

様々な治療法があるため、自分に合った方法を見つけることが大切です。

まとめ

笑ってはいけない場面なのに笑ってしまう…。

そんな人は「空気が読めない人」と思われがちですが、実は『失笑恐怖症』という恐怖症かもしれません。

本記事では、 喧嘩など笑ってはいけない状況で笑ってしまう『失笑恐怖症』について紹介しました。

具体的な原因や治療法まで解説しましたので、笑ってはいけない場面で笑ってしまい悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。

30代後半 主婦歴10年 夫と小学2年生の娘、5歳の息子との4人暮らし 掃除と断捨離が好き。断捨離を2年以上続けたおかげで、ゴチャゴチャしていた心の中もすっきりして、豊かに過ごせています。

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