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老犬(シニア犬)は下痢になりやすい!様子見するか病院へ行くかの判断基準とは

 

シニア犬は、若い頃に比べて下痢を起こしやすくなります。
しかし、シニア犬や下痢の状態によっては、緊急の判断が必要になることも。
本記事では、シニア犬が下痢を起こしたとき、様子見するか病院へ行くかの判断基準を紹介します。
シニア犬が下痢をして心配な方は、ぜひ参考にしてくださいね。

シニア犬が下痢になりやすい理由

シニア犬はなぜ下痢になりやすいのでしょうか?
主な理由は3つあります。

腸内環境が乱れやすいから
消化機能が落ちているから
体温調節機能が衰えているから

詳しく説明していきます。

(参考サイト:WanQol)

腸内環境が乱れやすいから

シニア犬は、腸内環境が乱れやすいため下痢をしやすくなります。
加齢とともに腸内の善玉菌が減り、悪玉菌が増殖しやすくなることで、便通異常を起こしやすくなるのです。
本来、健康な状態の犬の腸内は、何兆もの善玉菌と悪玉菌のバランスが保たれています。
シニアの愛犬に下痢が多いなら、腸内環境が乱れやすいことが関係しているかもしれません。

消化機能が落ちているから

シニア犬の消化機能が落ちることも、下痢を引き起こす理由のひとつです。
犬の内臓機能は加齢とともに低下し、消化器系の臓器もだんだん衰えます。
さらに、加齢により目や耳も衰えると些細なことで不安を感じやすくなるため、ストレスから消化機能の働きが低下してしまうことも。
下痢を引き起こしやすくなるのは、加齢による消化機能の低下が考えられます。

体温調節機能が衰えているから

シニア犬が下痢を起こしやすいことには、体温機能が衰えることも関係しています。
加齢になると運動量が減少し、体温の保持が難しくなるため身体が冷え、下痢を起こしやすくなるのです。
特に、夏場の冷房が効いた部屋で長時間過ごした場合、お腹が冷えやすくなり下痢を生じてしまいます。
そのため、シニア犬に適した室内環境になるよう、調節してあげる配慮が必要です。

シニア犬の下痢で数日様子見してよいケース

シニア犬の下痢で、数日様子見してよいのはどのようなケースでしょうか?
主に3つのケースがあります。

便の色が正常
下痢をしたのは一回だけ
食欲や元気がある

詳しく説明します。

便の色が正常

シニア犬の下痢で数日様子見してよいケースは、便の色が正常なときです。
犬の便の色は健康を表す指標であり、便の色が正常であれば病的なサインの可能性は低いと考えられます。
正常な犬の便は、黄土色や茶色、こげ茶色であり、赤や黒、白色の場合は病気が潜んでいる可能性があります。
便の色が普段と違う場合は、自己判断せず動物病院に連れて行きましょう。

下痢をしたのは一回だけ

シニア犬が下痢をしたのが一回だけの場合は、数日様子見してよいでしょう。
高齢になると体の機能が衰え、体調も変化しやすく、下痢を起こしやすいためです。
下痢をしたのが一回だけで、その後は普段と様子が変わらないようなら、さほど心配はいらないでしょう。
シニア犬が下痢をしたときは、その後のシニア犬の様子をしっかり確認することが大切です。

食欲や元気がある

下痢をしてもシニア犬に食欲や元気がある場合は、数日様子見してもよいケースです。
下痢をしたあと、普段と変わりなく元気で食欲がある場合は、特に問題ないことがほとんどです。
しかし、シニア犬の場合、放置すると状態が急速に悪化する可能性があります。
下痢が見られたあとの様子が、普段の様子と変わりないか注意深く観察するようにしましょう。

シニア犬の下痢で病院を受診した方がよいケース

シニア犬の下痢で病院を受診した方がよいのは、どのようなケースなのでしょうか?
受診した方がよいケースは3つあります。

1日に何度も下痢を繰り返す
便の色がおかしい
下痢以外にも体調不良の症状がある

分かりやすく説明します。

1日に何度も下痢を繰り返す

シニア犬が1日に何度も下痢を繰り返す場合には、早めに病院を受診しましょう。
何度も下痢を繰り返すことによって、脱水につながる恐れがあります。
またフードを変更したり薬をあげたり、自分で対策したことで、さらに悪化させてしまうことも。
食欲も落ちやすくなるため、病院へ受診し早めに治療を受けましょう。

便の色がおかしい

シニア犬の便の色がいつもと違う場合も、病院を受診することをおすすめします。
便の色がおかしい場合は、病気の可能性が高いからです。
色のおかしい便は、主に下記の通りです。

白色便
赤い便(鮮血・血便)
タール便(血便)
粘液便(血便)

下痢のときは、注意深く便の状態をチェックしましょう。

下痢以外にも体調不良の症状がある

シニア犬に下痢以外の症状が見られる場合は、早めに病院へ受診しましょう。
下痢を起こす病気には、急性腸炎や消化管腫瘍などの腸の病気や、内臓疾患系の病気なども考えられます。
シニア犬は、下痢を起こすことで体力を消耗しやすく、状態も急変しやすくなっています。
ぐったりしていたり、食欲がなかったり、下痢以外の症状があるときは病院への受診が必要です。
下痢だけの場合でも病気が隠れている可能性があるので、分からないときは自己判断せず、動物病院に相談してくださいね。

まとめ

シニア犬は若い頃と比べて、消化機能の低下のため下痢を起こしやすくなり、飼い主の判断が極めて重要となります。
本記事では、シニア犬が下痢を起こしたとき、様子を見るか病院へ行くかの判断基準を紹介しました。
シニア犬が下痢を起こしたときに心配が強い方は、本記事で紹介した方法を参考にしてみてくださいね。

30代後半、主婦歴12年目 夫と長男・長女・次女・三女・次男の7人暮らし。乳児〜小学生を育てる母親です。 子どもが産まれるまではバリバリ働いていましたが、出産後は家事・育児が最優先の生活に。 趣味は買い物で、最近は爆買いでストレス発散をしています。 大家族あるあるなどを楽しく書いていきます!

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