【お墓参りの時期おすすめ8選】避けたい日や仏教以外の参拝時期も解説!
「お墓参りはいつ行けばいいの?」
「仏教じゃないけどお墓参りの時期はいつ?」
お墓参りに行く時期に関しては、わからないことが色々あってお困りの方も多いかと思います。
本記事では、お墓参りによく行くおすすめの日とお墓参りには避けたい日や時間帯、仏教以外のお墓参りの時期についても解説します。
お墓参りの参拝時期についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
【お墓参りの時期】おすすめ8選
そもそもお墓参りは、いつ行ったらいいのでしょうか?
実際のところ、お墓参りに行く時期について決まりはなく、いつ行っても構わないのですし問題もありません。
こちらでは、多くの方がお墓参りによく行かれる時期を8つ紹介します。
- お盆
- お彼岸
- 祥月命日
- 月命日
- 年末年始
- 法事の時
- 帰省した時
- 報告がある時
1. お盆
お盆は1年のうちでお墓参りが最も多く行われる時期です。
お盆は、亡くなったご先祖様があの世から帰ってくる日で、故人と一緒に過ごす時期だと言い伝えられています。
お盆には、7月の新盆と8月の旧盆の2つがあり、どちらの月にお墓参りをするかは地域によって異なります。
ただ、どちらの月であっても、13日にご先祖様をお迎えに行き、16日にお見送りをするのがお盆の正式な習わしです。
しかし結婚されている方の場合、夫側と妻側の両家にお墓参りをしなければならず、一度のお盆で計4回のお墓参りをすることになってしまいます。
数日の間に4回もお墓参りをするのは大変ですので、「ご先祖様にご挨拶をする」という気持ちを大事にした上で、迎えか見送りを省略するなど無理のない予定を立てましょう。
2. お彼岸
お墓に多くの方が足を運ばれる時期に、お彼岸があります。
お彼岸の期間は、春分の日や秋分の日を中日とした前後3日間を含む7日間で、春彼岸や秋彼岸と呼ばれています。
春分の日と秋分の日は昼と夜の長さが同じになることから、この世とあの世の距離が一番近くなる時期と言われ、お墓参りをするようになりました。
お彼岸のお墓参りは、期間中であればいつお墓参りをしても構いませんので、都合の良い日を選んでお参りをするといいでしょう。
3. 祥月命日
お盆やお彼岸についで、よくお墓参りをする日には祥月命日(しょうつきめいにち)があります。
祥月命日とは、よく言われる命日のことで、年に1回の故人が亡くなった日です。
例えば、12月1日に亡くなった場合、毎年12月1日が祥月命日になります。
お盆やお彼岸と違って、故人おひとりに思いを馳せてお参りできる貴重な日でもありますので、ぜひお墓参りしてみましょう。
4. 月命日
お墓参りにおすすめな日では、故人が亡くなった日と同じ日にあたる月命日もあります。
例えば、12月1日が命日の場合には、12月を除いた全ての月の1日が月命日になります。
しかし月命日は年に11回もあるので、すべての月にお墓参りするのは難しいでしょう。
無理をしないで、行けるようであれば参拝してみるといいでしょう。
5. お正月
お正月のお墓参りは、ご先祖様に日頃の感謝や新年の挨拶をするうえで、とてもおすすめです。
特にお正月は仕事や学校が休みだったり、離れていた家族が実家に帰って来たりするため、家族そろって同じ時間を過ごせる貴重な時期でもあります。
しかし少数ではありますが、お正月のお墓参りは縁起が良くないという意見があるのも事実です。
仏事は各宗派や地域・お寺・各家庭の考え方によって様々ですが、仏教としてはお墓参りを避ける日というのはありません。
また、本来お正月は、年神様とご先祖様の霊をお迎えするという意味合いがあるので、多くの方がお墓参りをされています。
ぜひお正月休みを利用して、家族みんなでお墓参りをされてみてはいかがでしょう。
6. 法事の時
お墓参りをするタイミングとして、法事があった時に家族と共にお墓参りをするのもいいでしょう。
法事は、家族が僧侶とともに故人の魂を供養する仏教行事の1つであり、家族や親族が集まれる確率が高い日でもあります。
日頃、遠方で中々顔合わせできない家族が勢ぞろいする機会でもありますので、家族とともにお墓参りすればご先祖様も喜ぶでしょう。
7. 帰省した時
年末年始やゴールデンウィーク、または休暇をとって実家に帰省したタイミングでお墓参りをするのも、おすすめな時期と言えます。
お彼岸やお盆などは、予定があって休みがとれずにお墓参りができない方も多いでしょう。
普段なかなかお墓参りができない方は、帰省した時などを利用して、ご自身のご都合の良いタイミングでお墓参りをするのもいいですね。
8. 報告がある時
進学や成人・結婚・出産など人生の節目などに、ご先祖様へご報告としてお墓参りに行く方も多く見られます。
お墓で近況を報告をして、今まで見守って下さったことに感謝を伝えるためでお墓参りで近況を報告することは、故人を身近に感じられ、気持ちを新たにするうえでとても良い機会になるでしょう。
【お墓参りの時期】避けたい日や時間帯
そもそもお墓参りに行ってはいけない日というのはありません。
仏滅の日にお墓参りをしてはいけないという声もありますが、六曜はもともと中国の風水によるもので、仏教行事にはまったく関係がないのです。
お墓参りの時間帯については、午後6時頃になると妖怪や魔物が出やすい時間帯のため避けた方が良いという言い伝えもありますが、仏教においては全く問題はなく避けなくてはならない時間帯でもありません。
しかし、夜間になると足元が見えづらかったり、お墓の清掃も暗くてしづらかったりするため、なるべく明るいうちに済ませた方が賢明でしょう。
【お墓参りの時期】仏教以外の場合
仏教以外の場合は、お墓参りの時期などに決まりはあるのでしょうか。
こちらでは、仏教以外の3パターンのお墓参りについて解説します。
- 神道の場合
- キリスト教の場合
- 無宗教の場合
神道の場合
神道の場合、お墓参りをする時期に決まりはありませんが、お盆の時期には故人に感謝をし、お墓参りや祭りなどをします。
お盆と言えば仏教というイメージが強いですが、実は神道の考え方が元にあるのです。
仏式で行う初盆・新盆は、神道で言うと新盆祭・新御霊祭にあたります。
また、神道のお彼岸も先祖と自然界に感謝する大切な日とされお墓参りをします。
仏式の法要にあたる儀式は、神道では「霊祭」や「みたままつり」など決められた神事がいくつかあります。
神道も仏教と同様、お墓参りをしてはいけない決まりや時期はないので、いつでもお参りしたい時に行ってみてくださいね。
キリスト教の場合
キリスト教の場合では、特に定期的にお墓を訪れるといった習慣はありません。
お墓参りをして故人を偲ぶという点では仏教と共通していますが、キリスト教では祈りを捧げるのは故人ではなく神なので、お墓参り自体に重きをおいてはいないのです。
故人に対しての行事は、カトリックでは「追悼ミサ」や「死者の日」と呼ばれる集会などがあります。
一方、プロテスタントでは、亡くなってから1カ月後に「昇天記念日」の集会が行われ、毎年もしくは数年おきに集会があります。
キリスト教は、仏教のように法要やお盆などはありませんが、故人の命日などお墓参りをしたい時にするとよいでしょう。
無宗教の場合
無宗教とは、特定の宗教を信仰したり属したりせず、宗教の教理や伝統様式にとらわれない形ですので、お墓参りにおいても特別な決まりはありません。
しかし無宗教とは言っても、実際のところ仏教と同様、亡くなった方の葬儀をしたり、故人のお墓を建てたりして供養しているのが実状です。
無宗教のお墓参りは、埋葬場所が広域であり、様々な形態があるため、それぞれの埋葬場所で決められた参拝時間などは守るようにしましょう。
無宗教は、仏教のようにお盆やお彼岸がなく法要もないので、参拝する方の好きな時に型にはまらず自由な方法で故人を偲んでみてください。
まとめ
お墓参りは、いつ行ったらいいかわからないと困りますが、行く時期さえ押さえておけば安心してお参りできますし、予定もたてやすいですよね。
本記事では、お墓参りのおすすめの時期やお墓参りで避けたい日や時間帯について紹介しました。
神道やキリスト教や無宗教の場合のお墓参り時期についても解説しましたので、お墓参りへ行く時期などでお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事へのコメントはありません。