子猫や老猫はどれくらい遊ぶもの?遊ぶ時に注意したいことも紹介
「子猫は元気に遊んでいるイメージがあるけれど老猫になっても同じなのかな」
そんな時、飼い主は子猫や老猫との生活の中で楽しく遊びたいですよね。
実は、気を付けたい猫との遊び方を知っていたら安心です。
本記事では、猫と遊ぶときに気を付けたい注意点と3つの体験談を紹介します。
子猫や老猫がどんな遊びをすると喜ぶのか知りたい方は、参考にしてくださいね。
【子猫から老猫まで】猫はどれくらい遊ぶものなの?
子猫や老猫になってもどのくらい遊ぶのか気になりますよね。
好奇心が一杯な猫は遊ぶのが大好きです。
猫が成長するにつれて遊び方は変わってくるので3つ紹介します。
- 生後6ヶ月ごろまでの子猫
- 生後6ヶ月〜7歳ごろまでの成猫の場合
- 7歳以降の老猫の場合
詳しく説明します。
生後6ヶ月ごろまでの子猫の場合
生後6ヶ月ごろまでの子猫は好奇心がいっぱいで遊ぶのが大好きです。
なぜなら、好奇心にあふれていて見る物すべてが面白く関心を持つからです。
たとえば、遊ぶことが好きで親猫・兄弟猫や自分のしっぽを見てもおもちゃになり観葉植物やスーパーの袋なども興味の対象に。
飼い主の着ている服など(スカート・パジャマのズボンにあるヒモ)など揺れる物も遊びの対象になります。
兄弟猫がいる場合は、よく一緒に噛みついたりじゃれたりして2匹で遊んでいます。
子猫の場合は、兄弟猫がいなくても飼い主と、市販品のおもちゃやボール転がし・ヒモなどで活発に遊ぶのが大好きです。
生後6ヶ月〜7歳ごろまでの成猫の場合
幼猫から成猫の場合は、成長していく過程で子猫のように活発な遊びが少なくなって寝ていることが多くなります。
子猫に比べて、成猫は遊びの時間がが少なく運動することが減ります。
しかし、体力は余っているのに寝むったままで動かないと、運動不足になりやすいです。
たとえば、元気な若い猫は昼間の運動不足から夜になって活発になると飼い主の睡眠不足にもつながります。
このように生後6ヶ月〜7歳ごろまでの成猫は、飼い主との遊びを通して運動不足を減らすようにします。
7歳以降の老猫の場合
猫の7歳は人とは年齢の数え方が異なるので、人間に換算すると44歳になります(※)。
一般的に7歳ぐらいから老猫期になって、遊ぶことも子猫の頃に比べて少なくなります。
7〜10歳の猫は元気に動いているので見た目の変化も分かりにくいのですが、11歳を過ぎると年老いたかなと感じることも。
猫は11歳ぐらいを過ぎると、動き回ることが少なくなり一日中寝ていることが多くなります。
老猫になっても遊ぶときは、好きなおもちゃで遊んで変化をつけてあげるとよいでしょう。
以前に比べてジャンプや走り回ることは少なく運動量も減ります。
しかし、手を使って取ったり目でおもちゃを追うことができれば満足できます。
※参考【猫の年齢ガイド】平均寿命や見た目で年齢を判断する方法を解説
猫と遊ぶ場合に注意したいこと
猫と遊ぶ場合に、どのようなことに注意すれば良いでしょうか?
確認したい5つの注意点があります。
- 危険がないよう環境を整える
- 誤飲に注意する
- 食前のタイミングに遊ぶ
- 手足を使わない
- 呼吸が荒くなっていないかチェックする
詳しく説明します。
危険がないよう環境を整える。
部屋の中なら安全と思っても、猫が遊ぶのには危険な環境になっていないか気を付けます。
猫が遊びに夢中で家具などにぶつからないように、スペースを空けておくと安心できますね。
猫が部屋中を走り回る状態によってはぶつかったり、棚の上の物を落としたりする場合も。
落とされて困る物や、割れやすい品物は事前に移動させておくとよいでしょう。
滑りやすい場所はマットを置いたり、中に入られて困る隙間はダンボールや物を置くなどしてふさぐと安心です。
安全に遊べる空間を確保できるとよいですね。
誤飲に注意する
猫は動く物が大好きで、ヒモなど遊びに夢中になると、誤飲もあるので注意する必要があります。
ヒモなどを誤って飲み込んでしまうと、腸の中で引っかかってしまい取れなくて手術して取り出すこともあるのです。
ビニール袋やゴムなど飲み込みやすく猫に害のあるものは、誤飲しないように置き場所に気をつけましょう。
食前のタイミングに遊ぶ
食前のタイミングで遊ぶと、胃の中も空なので戻す頻度が少なくてよいです。
遊ぶ時間は食前のほうが、猫の持つ狩猟本能に働きかけるので、獲物を捕らえなくてはとよく遊びます。
たとえば、食後だとまだ消化されていないので、遊び回り食べた物を戻してしまうことも。
飼い主が猫と遊ぶときは、食後は避けて食前のタイミングで遊ぶのがよいです。
飼い主の手足をおもちゃ代わりに使わない
子猫の頃から、遊ぶときは飼い主の手足をおもちゃ代わりに使わないようにします。
なぜなら、子猫は何に対しても興味を持つので、飼い主の手足もおもちゃの一つと思ってしまうからです。
いつも手足で遊んでいると、飼い主の手をおもちゃと認識する結果、噛んだり爪を立てたりして、引っかき傷になることも。
子猫の頃から手足を使っての遊びを繰り返すと、やってよいことと認識してしまい成猫になってもかみ癖が直りません。
飼い主が猫と遊ぶときは、おもちゃなどを使用して手足を使わないようにしましょう。
呼吸が荒くなっていないかチェックする
猫と遊んでいて呼吸が荒いときは、遊びすぎのサインです。
子猫の場合は、成猫に比べて体力がなく疲れやすいので、長時間は遊べません。
飼い主が子猫と遊んでいるときに、呼吸が激しくなって息切れする状態になったら、疲れているので遊ぶのはやめます。
猫も疲れれば遊ぶのをやめようとしますが、子猫は好奇心が旺盛なので、遊びすぎてしまいがちです。
猫と遊ぶときは、子猫の場合は1回10分程度がよいでしょう。
飼い主は猫の呼吸が荒くないか、様子を見ながら遊ばせるようにしてくださいね。
「猫を飼っている人に聞いた」猫はどんな遊びをすると喜ぶ?
筆者の家で飼っている猫と、妹の所にいる猫や友人Oさんの猫は、どんな遊びをすると喜ぶかを調べてみました。
筆者が飼っている子猫2匹(3ヶ月)・母猫(10ヵ月)・同居猫(11歳、13歳)の場合
子猫の場合は2匹なので、兄弟猫とじゃれて追いかけごっこをしてよく遊びます。
母猫のしっぽで遊んだり、市販品でヒモの先に蝶がついたカシャカシャと鳴る猫じゃらしのおもちゃやヒモなども好きです。
10ヶ月の母猫は、猫じゃらしが大好きでジャンプしておもちゃの獲物を捕らえようと走り回ります。
蹴りぐるみのぬいぐるみを抱えては、後ろ足を高速回転しながらキックして遊ぶのも好きです。
11歳の猫は他の猫と同じように、おもちゃの猫じゃらしが好きで、追いかけて捕らえようとします。
13歳の猫もヒモの先に蝶の付いた猫じゃらしが好きで、追いかけては手や口で捕まえる遊びが好きです。
11歳、13歳の猫たちは老猫ですが、興味を持った物には夢中で遊びます。
音のする物が好きでカサカサと鳴るビニール袋などに入ったり出たりを繰り返すことも。
ダンボールの箱なども好きで、隠れたり突然飛び出してきたりして遊びます。
猫が持つ狩猟本能から、獲物を捕らえようとする猫じゃらしは好奇心も満足させてくれるので喜んで遊ぶからだと思います。
このように筆者の飼っている猫たちは、さまざまな遊びを楽しんでいますが、特に猫じゃらしのおもちゃで遊ぶのが一番喜ぶようです。
妹が飼っている猫の場合(多頭飼いで7匹)
筆者の妹が飼っている猫の内、15歳になる2匹の老猫は市販品の猫じゃらしのおもちゃが大好きです。
どの猫も、狩猟本能により獲物と捉えて捕まえようとする習性があります。
メスのターキッシュアンゴラは、おもちゃの猫じゃらしで遊んでいるとジャンプして捕まえようと夢中になります。
オスのラグドールは同じく猫じゃらしのおもちゃが大好きですが、少し遊ぶと座りながら手先だけちょいちょいと動かして、獲物を捕らえようとします。
このように、同じ老猫でも遊び方には個性があるので猫に合わせて遊んでいます。
友人の飼っている猫の場合
友人のOさんが飼っている猫は(5歳のメス)で好きな遊びはかけっこです。
猫じゃらしやおもちゃには、あまり興味がなく遊ばず寝ていることが多いそうです。
おもちゃなどに興味がないのは、おとなしい性格の猫だからではと友人は言ってました。
ただ、おもちゃには興味が無くても、娘さんと部屋の中を走り回るかけっこは大好きだそうです。
まとめ
子猫を見ていると、何にでも興味を持ち落ちている紙くずでも、おもちゃになり遊んでいます。
飼い主は猫が可愛くて、いつまでも遊んでしまいますが、気を付けたいことも。
子猫や老猫でもどのくらい遊ぶのか、また注意したいことも5つ紹介しました。
筆者の飼っている猫から妹・友人の猫はどのように遊んでいるのか詳しく説明しています。
子猫から老猫まで遊びを知りたい方は、ぜひ本記事を参考にしてくださいね。
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