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犬のシニア期の症状は?見た目・行動の変化と愛犬のためにできること

 

「愛犬の様子が最近どうもおかしい……もしかして老化現象?」

年老いてきた愛犬の様子が、目にみえて変わってくると心配ですよね。

犬はいつ頃からシニアといわれるようになり、シニア期にはどんな症状があるのでしょうか。

飼い主が、犬のシニア期について事前に知っておくと、どんなことに注意したらいいのかがわかります。

本記事では、シニア犬を飼っていた筆者が、犬のシニア期にみられる症状や行動について解説します。

歳をとってきた愛犬を、しっかりケアしてあげたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

犬がシニア期を迎えるのはいつ?

犬がシニア期を迎えるのは何歳ぐらいなのでしょうか。

体のサイズに分けて見てみましょう。

  • 小型・中型犬の場合
  • 大型犬の場合

(参考サイト:COCOPET

 

小型・中型犬の場合

犬がシニア期を迎えるのは、一般に寿命の半分くらいの年齢からといわれています。

よって小型・中型犬がシニア期(中高年期)を迎える目安は、6〜7歳頃です。

そして10〜12歳頃からは、ハイシニア期(高齢期)に入るとされています。

 

大型犬の場合

大型犬がシニア期を迎えるのは、小型・中型犬よりも少し早い5~6歳頃で、8歳頃からハイシニア期に入ります。

大型犬の方が早くシニア期を迎えるのは、小型・中型犬に比べて成長のスピードが早いからです。

 

シニア期を迎えた犬にみられる主な症状《見た目編》

シニア期を迎えた犬にはどんな症状がみられるのでしょうか。

主な症状が4つあります。

  • 白髪が増える
  • 目が白く濁る
  • 被毛のツヤがなくなる
  • 体が痩せる

詳しく説明します。

 

白髪が増える

犬も人間と同じように、シニア期になると白髪が増えてきます。

白髪が増えるのは、毛の色素をつくる能力の衰えによるものです。

犬の場合、鼻や口・目の周りなど顔の周辺から生え始め、徐々に全身で白髪が目立つようになります。

 

目が白く濁る

シニア期を迎えた犬は、目が白く濁ることがあります。

目のレンズの役目を果たす水晶体が濁る、白内障という病気が原因です。

犬種によって違いはありますが、10歳前後に発症しやすく、少しずつ進行します。

白内障になると物がぼやけて見えるようになり、症状が進むと失明に至ることも。

愛犬と積極的に目を合わすようにし、早めに気付いてあげることが大切です。

(参考:犬のココカラ

 

被毛のツヤがなくなる

被毛(ひもう)のツヤがなくなるのも、シニア期を迎えた犬にみられる症状の一つです。

被毛のツヤがなくなるのは、年齢とともに食事量が減り栄養が不足することや、皮膚の乾燥などが原因と考えられます。

シニアになり食事量が減ってしまったら、サプリメントなどでタンパク質やミネラルを補給してあげましょう。

ブラッシングをして、血行をよくするのもツヤの改善に繋がります。

 

体が痩せる

シニア期を迎えた犬の体は、徐々に痩せていく傾向があります。

年をとると運動量が減少するため、筋肉量が減ってしまいます。

脂肪よりも筋肉の方が重いので、筋肉が減ると痩せるのです。

また抜け毛が増え、徐々に体全体の毛量が減って、見た目に痩せたと感じることも。

中には病気が原因で痩せる場合もあるので、老化現象と決めつけないことも大切です。

 

シニア期を迎えた犬にみられる主な症状《行動編》

犬がシニア期を迎えると、行動面でも下記のような変化がみられるようになります。

  • 睡眠時間が増える
  • 食欲が落ちる
  • 散歩時のペースが遅くなる

一つずつ説明します。

 

睡眠時間が増える

一般に、シニア期を迎えた犬は睡眠時間が長くなります。

体力の回復に時間がかかるため、寝ている時間が長くなるのは自然なことなのです。

起きている時間に元気で、シニアなりの食欲もあれば大きな心配はありません。

起きている間も元気がなく、飼い主さんの呼びかけにも反応が薄い場合は、病気が原因の可能性もあるため注意が必要です。

 

食欲が落ちる

犬はシニア期を迎えると徐々に食欲が落ちていきます。

運動量の減少や消化機能の低下、代謝の衰えなどにより、若いときのように食欲がわかなくなるのです。

食べたり食べなかったりと食べムラがでることもありますし、食事に時間がかかるといった変化もみられます。

口内炎や歯周病などの痛みが原因で、食べ辛くなっている可能性もあるため、日頃から口の中の観察をしてあげましょう。

 

散歩時のペースが遅くなる

犬はシニア期を迎えると、散歩時のペースが遅くなります。

体力が低下し足腰も弱ってくると、若いときのように、元気に歩いたり走ったりできなくなるのです。

階段の上り下りを躊躇したり、途中で止まってしまったり、全く歩けなくなることも。

筆者は愛犬が歩けなくなってからは、抱っこして散歩させていました。

 

シニア期を迎える愛犬のためにできること

愛犬には最後まで、できるだけ健やかに、楽しい気持ちで過ごしてもらいたいですよね。

シニア期を迎える愛犬のために、飼い主さんにできる大切なことが2つあります。

  • 定期的に健康診断を受ける
  • 毎日のスキンシップを欠かさない

 

定期的に健康診断を受ける

犬がシニア期に入ったら、半年に一回健康診断を受けることをお勧めします。

犬は調子がわるくても、言葉で体調不良を伝えられません。

定期的に健康診断を受けていれば、気づきにくい病気を早期に発見できます。

食事量の変化や排泄の状態は、獣医師に伝える情報源になるので、日ごろからしっかり把握しておきましょう。

 

毎日のスキンシップを欠かさない

シニア期を迎えた愛犬と、毎日のスキンシップを欠かさないようにしましょう。

例えばやさしく体をさすってあげると、血行もよくなりますし、体の表面のできものなどに気付ける可能性があります。

シニア犬になると視力や聴力が落ち、周囲の様子がよくわからず、不安を感じやすくなります。

そんなとき、飼い主さんとの触れ合いがあれば愛犬の気持ちは落ち着き、穏やかに過ごせるでしょう。

 

まとめ

まだまだ若いと思っていた愛犬に、衰えた様子がみられると、心配ですし淋しいですよね。

少しでも長く元気に過ごしてもらうためには、愛犬の小さな変化を見逃さず、年齢に応じたお世話をしていきたいものです。

本記事では、愛犬の老後を見てきた筆者が、犬のシニア期にみられる症状と行動の変化について解説しました。

シニア犬に飼い主ができることもお伝えしましたので、ぜひ参考にして、愛犬に快適で幸せなシニア期を過ごさせてあげてくださいね。

50代 主婦歴27年目、離婚歴あり 現在はペットのうさぎと共に実家で暮らしています。 若い頃に拒食症になり、食の大切さに気付かされました。今ではすっかり健康オタクです。 様々な失敗談をもとに皆さまのお役に立てる情報を発信します。

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