PTA役員はどう断る?断り方や注意すること、選ばれないための対策を紹介
「そろそろPTA役員が回ってきそう‥」
そんな時、断り方を知らなくて引き受けざるを得なくなったら困りますよね。
実は、PTA役員をうまく避けて選ばれないようにする方法があるのです。
本記事では、上手な断り方や選ばれないようにする対策をご紹介します。
PTA役員を引き受けたくなくて困っている方は参考にしてくださいね。
PTA役員はどう断る?断り方をご紹介
子供たちが通う学校で、今も根強く存在する「PTA活動」。
PTAとは、
- P:ペアレンツ(父母)
- T:ティーチャーズ(教師)
- A:アソシエーション(組織)
それぞれの頭文字をとった「父母教師会」という意味です。
PTAは保護者と先生が連携して子供達のために何か出来ることがないかを考える集まりのことなんですね。
子供達のためということはわかっているけれどPTA役員は避けたい、という方は多いでしょう。
どうしても無理な時に使える、PTAを断る理由をご紹介します。
一度役員をやっている
たいていの学校では、一度PTAを経験していると免除されることが多いので、再度選ばれる可能性は低いです。
ただ少子化で子供の人数が減少していることから、再任もあり得ることを規定として設けている学校もあるようです。
高学年になればなるほど、一度経験している人の数が増えるため、回避することが難しくなることもありますので覚えておきましょう。
兄弟で引き受けている
学校によっては子供1人につき役員を1回経験しなくてはならないところも多いようです。
子供が2人いたら2回、3人なら3回ということですね。
上の子と下の子の分が同時に回ってきたら断りやすくなります。
特例として、執行部(本部)役員を経験した場合は在学中や未就学に関わらず、他の兄弟の時は全て免除になるところもあるようです。
子供が多い方は、1人目の時にあえて執行部役員を経験したほうが後で楽になる、という方法もあるということですね。
介護中である
役員が回ってきそうな時に、ちょうど家族の看病や介護中というケースもあるでしょう。
同居家族が日常生活において継続的な介護が必要な場合、保護者がPTA活動を行えないということで免除されるところもあります。
高齢者の介護だけでなく、例えば他の家族に病気や障害があり日常的に看病しなければならない状況である、ということも役員免除してもらえる理由になる可能性があります。
ここで注意したいのが、介護や看病をしている家族が「同居している」ということです。
別居の場合は、免除にならないことが多いので確認が必要ですね。
妊娠中である
妊娠中や出産間近の場合は、なかなか外出することも難しいですよね。
時期にもよりますが、妊娠中はつわりなどで体調が優れない日も多いでしょう。
体調に波がある時にPTA役員になっても、集まりに参加するのは困難だと考えられるので、断りやすいケースといえます。
正当な理由としてPTA役員を免除してもらえる可能性が高いでしょう。
下の子がまだ小さい
下に0〜3歳くらいの子がいる場合も断れる可能性があります。
PTA役員になった場合の集まりに、小さい子を連れて行くのは簡単なことではありません。
下の子に気を取られ、思うように活動に専念できず、自分自身も周りも嫌な思いをしてしまうなんてこともあるかもしれません。
小さい子がいることを伝えると同時に、「実家が遠く、頼れる先がない」など、参加が難しい理由も加えると免除される可能性は高くなるはずです。
持病があったり精神的な病気を患ったりしている
持病や精神的な疾患があると本当に辛いですね。
PTA活動ができる体調の日もあれば、そうでない日もありますよね。
申し訳無いという気持ちもあるでしょうが、無理をしてまで参加するのはやめておいたほうが良いでしょう。
断り方としては、正直に「持病があって治療中のため、参加が難しいです」と伝えましょう。
事前に担任の先生や、可能であればPTA会長に相談をしておくと話がスムーズになるはずです。
一人親のためPTA活動より仕事を優先したい
一人親で家計を支えているため、仕事を優先に考えたいと思う人もいるでしょう。
一人親といってもその環境は人それぞれ。
例えば実家のサポートもなくフルタイムまたはダブルワークで働いている人、在宅ワークや短時間勤務、実家で同居の人とさまざまです。
一人親ということだけを理由にすると、「フルタイム勤務でも引き受けている人はいます」と言われてしまったら断る事が難しくなってしまいますよね。
ですので、どうしても参加が難しい場合は「親のサポートがなく、帰宅も夜〇時頃なので参加できません」と具体的にPTA活動ができない理由を伝えてみましょう。
事前に担任の先生や、可能であればPTA会長に相談をしておくと話がスムーズになるはずです。
PTA役員を断るときに注意することは?
「自分が断れば他の誰かが引き受けざるをえない」と思うと罪悪感を持ってしまう人もいるでしょう。
さまざまな理由からPTA役員を断る場合、どのようなことに注意すれば良いのかをお伝えします。
嘘をつかない
引き受けたくないあまり、有りもしない嘘を理由にPTAを断るということは避けましょう。
嘘は後からバレる可能性が高いですし、悪い噂が広がることも考えられます。
そうなると、子供の友人関係にも影響が出てしまう可能性もあります。
PTAに限らずですが、嘘をついて断るのは後々トラブルの元になるので絶対にやめたほうが良いですね。
無視しない
PTA役員をできれば断りたいと思う気持ちは理解できますが、依頼されているのに無視し続けることはおすすめしません。
多くの人が大変だ、断りたいと思いながらも、引き受けて何とか時間を作ってPTA役員をしている、というのが現状です。
PTA役員の打診を無視する人は、周囲から信頼を失う可能性もありますし、何より噂が広まって自分のみならず子供に迷惑を掛けてしまうこともあるかもしれません。
無視せずに、きちんと気持ちを言葉にして伝えるようにしましょう。
「仕事が忙しい」では断れない
今の世の中、ほとんどの保護者は仕事をしているのが現状です。
フルタイム、短時間勤務、夜勤があるなどいろいろな勤務形態がありますが、どの働き方をしていても平等に役員は回ってきます。
そして、ほとんどの人は打診があれば引き受けて、時間を作って参加しています。
「仕事が忙しい」はみんな一緒であり、断り文句にはならないということになるでしょう。
引き受けてから辞退するのはNG
事前に断ることより避けたいのが、一度PTA役員を引き受けた後から辞退という事です。
中には、引き受けてしまってから不安になって、やっぱり辞退したいと申し出る人もいます。
でも、辞退するということはまた新たに役員を引き受けてくれる人を探さなければならない、ということですよね。
自分自身で代わりの人を探して交代してもらう、というなら了承してもらえる可能性もあるかもしれませんが、実際はそんなに簡単には見つからない可能性が高いです。
引き受けてくれる人が見つからなければ、たくさんの人に迷惑を掛けてしまうことになりますので注意が必要です。
PTA役員に選ばれないためにできることは?
ここまで、上手く断る方法と注意するべきことをお伝えしてきましたが、そもそも選ばれないためにできることはあるのでしょうか?
いくつか可能性をあげてみますね。
PTA役員の人と親しくなりすぎない
現PTA役員の人と親しくなりすぎてしまうと、次年度の役員を打診されてしまう可能性がありますので注意しましょう。
でも、子供同士の関係で、仲良くせざるを得ないときもあるかもしれません。
仲良くなったならば日頃から、役員を引き受けることが難しいということを伝えておくのも1つの方法かもしれませんね。
先生と親しくしすぎない
上記と同じく、先生とも仲良くしすぎないよう心掛けておくと良いかもしれません。
選出する方法が推薦制だったりすると、どうしても頼みやすい人に打診されやすいです。
役員のお願いを回避するためにも、なるべく距離をとって接することをおすすめします。
ママ友間のまとめ役にならないようにする
率先してリーダーシップをとってしまうと、どうしても「頼れる人」という印象を持たれてしまいますよね。
良い印象を持たれることは嬉しいことですが、PTA役員に最適だと思われて打診される可能性があります。
無意識のうちに自然とまとめ役になっている、という場合もあるかもしれませんが、ここはあえてまとめ役を引き受けないようにしてみると良いかもしれません。
まとめ
PTA役員を円満に断る理由をご紹介してきましたが、当てはまる項目はあったでしょうか?
実際、PTA役員を経験すれば、「大変だけど引き受けて良かった」と言われる人が多いようです。
きちんと考えずにむやみに断ろうとすると、周囲から反感を受けたり、子ども達の交友関係に影響を与えたりしかねません。
ぜひ本記事の断り方や注意点を参考にして、円満な解決方法を見つけてみてくださいね!
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