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肩こりが原因?首が回らないときに考えられる原因と対処法をご紹介!

 

なんだか肩こりのせいなのか、首が回らず動かしにくいと感じたことはないですか。

ただの寝違えた痛みなのかと思う人もいるでしょう。

 

ここでは、首が回らない症状が起きる原因や潜んでいる病気・対策をご紹介していきます。

私は整形外科の看護師なので、良かったら参考にして下さい。

 

肩こりが原因じゃないことも!首が回らないときに考えられる理由を紹介!

 

 

首が回らない原因には、緊張するような同じ姿勢での長時間の作業があります。

ほかにも、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)や運動不足、精神的なストレス、なで肩、冷房による冷えなども原因です。

 

筋肉が固くなってる

 

首には、頭をいろいろな方向へと動かす筋肉が付着しています。

その筋肉が固くなることで負担がかかり、首を支える筋肉が緊張して固くなるのです。

 

寝違えを起こしている

 

朝、起きたら首の後ろから肩にかけて痛みがあり、首が回せないことありますよね。

就寝中に同じ姿勢で寝続けたために、一部の筋肉で血液の循環不良が起こるのです。

 

そして、普段しないような動きをしたり、頸椎の関節包に炎症が起こったりします。

寝違えは、その時の体調で眠りが深くてほとんど寝返りすることがないなど、同じ姿勢が続くことでが起こりやすくなるのです。

 

スマホやパソコンの使い過ぎ

 

パソコンやスマートフォンなどの操作で、下を向く姿勢を長時間続けることも原因です。

長時間同じ姿勢が続くと、頸部の筋肉が緊張し血液の循環が悪くなってしまいます。

 

その結果、老廃物が蓄積され神経が圧迫状態になることで首の痛みやこりが起こるのです。

頸椎は本来、緩やかなカーブ(弯曲)を描いています。

 

このカーブが失われることでまっすぐな状態になってしまうのが「ストレートネック」です。

ストレートネックは首に大きな負担をかけるので、痛みや頭痛などさまざまな症状を起こします。

 

四十肩・五十肩を発症している

 

四十肩・五十肩の発症によって首が回らないケースもあります。

肩こりは筋肉の緊張などから起こるもので、四十肩、五十肩とは明らかに違うものです。

 

四十肩・五十肩では、首から肩にかけての筋肉の強い緊張が生じます。

そして固くなった筋肉が強く引っ張るため、首を回したときに痛みが生じやすくなるのです。

 

姿勢が悪い

 

首が回らない場合、原因のひとつとして姿勢の悪さも考えられます。

長時間同じ姿勢で作業することや、猫背、巻き肩(前肩)といった不良姿勢が原因です。

 

頭の位置が前方にずれてしまうと、頭の重みが首にかかって筋緊張を生じます。

また、猫背で脇を開いた状態で作業すると、首の痛みだけではなく腕や手の痛みも出てしまうのです。

 

運動不足

 

運動不足で筋肉を動かさないで同じ姿勢の状態が続くと、筋肉が緊張状態に陥ってしまい、血管が収縮し血流量が減少します。

その結果、筋肉に酸素が行きわたらなくなり疲労が増加、首や肩の筋肉が炎症を起こして痛みを感じるようになるのです。

 

肩こりが原因になっていることもある

 

肩こりも首が回らない原因のひとつです。

肩こりを起こす僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉があります。

 

後頚部から背部にかけての広範囲に覆っている幅の広い筋肉です。

この筋肉を傷めたり硬直することで、首筋や首の後ろのこりや頭痛や吐き気も伴います。

 

肩こりにも効く!首が回らない時の対処法をご紹介

 

 

下記の6つのポイントを良かったら参考にしてみて下さい。

 

動かさず安静にする

 

首の痛みだけではないのですが、何らかの痛みがあるときにあえて痛みが出ない姿勢を取りましょう。

特に外傷性頸部捻挫は発症から1週間は安静にし、起きているときは首回りの簡単な固定(首枕)をすると良いでしょう。

 

あたためて血行を促す

 

慢性的な痛みがある人は、筋肉が緊張している状態なので、首周辺を温めて血行を促してあげることで症状が緩和されます。

寝違えや首・肩のこりがひどい場合は、蒸しタオルや温湿布で首や肩を温めたり、ゆっくりお風呂につかって全身を温めることも効果的です。

 

ズキズキ痛む場合は冷やす

 

急性期で首が回らないときにズキズキした痛みがともなうのであれば、一時的に冷やすようにしてみましょう。

冷やすのは原則として、痛みが出てから2〜3日を目安にしましょう。

 

緩やかなストレッチや適度な運動

 

痛みがある程度治まってきたら、ストレッチやマッサージをすることで早く回復します。

ただ、首は神経が集中してとてもデリケートな部分なので、ゴリゴリと強くすることで逆効果になることもあります。

 

優しく首周りをマッサージするぐらいでいいと思います。

 

枕の高さの見直し

 

慢性的な首、肩こりは、枕を変えれば痛みから解放されると思います。

ただし、からだに合ったものを選ばなければ効果がありません。

 

枕は、頸椎に優しい枕がおすすめです。

枕を選ぶときは、次のポイントをチェックしてください。

 

⚫︎横向きの場合:寝て額から鼻、胸の真ん中までが一直線になるような高さ

⚫︎ 上向きの場合:約15度前後の前傾がある状態のときに適合した高さ

寝返りがスムーズに出来れば高さ的には合ってると思います。

 

症状が長引く場合は専門家に相談する

 

あまりにも長く首が回らない状態が続いていたり、痛みが増して腕の痺れや熱があったりする場合は、何らかの疾患を発症している可能性もあります。

そのような場合は、医療機関で相談することをおすすめします。

 

首が回らない時の注意点!やってはいけないNG行動2つはこれ!

 

 

首が回らない場合、次の2点の行動に注意することも重要です。

 

  • 首が痛いのに無理に動かす
  • 安静にし過ぎる

 

首が痛いのに無理に動かす

 

首の痛みだけではなく何らかの痛みがあるときに、あえて痛みが出る姿勢を取ったりやたら動かしたりする方がいます。

痛みが出る姿勢ではなく、痛みが出ない姿勢を保つことが重要です。

 

安静にし過ぎる

 

首が回らない場合、無理に動かすことはもちろんやらないほうがいいでしょう。

だからといって過剰に安静にする必要はなく、痛みが出ない範囲で動けばいいのです。

 

外傷性の痛みは発症から1週間は安静にし、首回りの固定をすると良いでしょう。

 

まとめ

 

 

首が回らない原因と対処法を説明してきました。

首が回らない原因は肩こりだけではありません。

 

様子を見るのも含め、痛みを我慢し過ぎて治療に時間がかかることも多々あります。

首が回らない状態や痛みが続くときは、早めに医療機関を受診しましょう。

50代、主婦歴30年 主人と娘(高3)、実父の4人暮らし。トイプードルを一匹飼っています。 『育児』は『育自』と思い、できるだけ色々なことを子どもと一緒にやってきました。 現在は育児もひと段落。計10年以上になる親の介護に専念しています。

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