育児で怒ってばっかりで辛い!怒ってしまったときの対処法や乗り切り方を紹介
子供を怒ることは良くない。
そんなことは分かっているのに、いざとなると怒ってしまい後悔するという日々を送っていませんか?
怒りたくないのに怒ってしまうママも、怒られた子どもも、2人とも辛いですよね。
本記事では子ども3人をワンオペで育てている筆者が、子どもを怒ってしまった時の対処法や乗り切り方を、自分の体験談をもとに紹介します。
子どもを怒ってばかりで苦しんでいるママさんに、少しでも参考になれば嬉しいです。
育児中怒ってばっかりで辛い!どうすればいい?
育児中、子どもを怒ってばかりになるのは自分も子どもも辛いですよね。
そんな負の連鎖を断ち切るにはどうしたら良いのでしょうか?
以下の対処方法2つをご紹介します。
- 怒ってしまう自分を責めない
- 怒ったあとのフォローを大切にする
怒ってしまう自分を責めない
辛い気持ちにならないためには、子どもを怒ってしまった自分を責めないということが大切です。
怒ってしまう自分を責めてしまうということは、「子どもに優しいママでありたい」という気持ちの証拠。
その気持ちがあればママとして十分なのですから、それ以上自分自身を責めないであげてください。
「怒ってしまう私はダメなんだ」と責めるのではなく、「怒ってでもママは主張したいことがあったんだよ!」と捉え直すようにしましょう。
怒ったあとのフォローを大切にする
子どもを怒ってしまったら、そのあとにフォローすることを大切にしましょう。
子供は怒られてばかりいると、自信をなくしてしまいます。
年齢の低い子供だと、ママは自分のことが嫌いで怒っているのだと勘違いすることもあるかもしれません。
ママと子供の関係がこじれる前に、以下のことを伝えてみてください。
- 理不尽に怒っているのではないこと
- 行為に対して怒っているのであって、子ども自身を否定しているのではないこと
- 嫌いで怒っているのではないこと
そしてハグをしたり頭を撫でてあげたりといったスキンシップをとり、ちゃんと「大好きだよ」と伝えてあげましょう。
触れ合うことで子どもは安心して、ママの言いたい事と自分に対する愛情を素直に理解してくれるようになります。
子どもが「だって・・」「でも・・」と話し始めても、否定せずに「そうだったんだね」と認めてあげてください。
ママが自分の気持ちを受け止めてくれたことで、安心感はグッと高まります。
最後にママも怒りすぎてしまったと謝れば、例え怒ったとしても信頼関係を強くできますよ。
そもそもなぜ育児中に怒ってしまうの?
子どもを怒りたくない気持ちは山々なのに、一体なぜ怒ってしまうのでしょうか?
理由としては主に次の2点が考えられます。
- 精神的に余裕がないから
- 「ちゃんと子育てをしなければ」と思っているから
詳しく解説していきます。
精神的に余裕がないから
体調不良の時や睡眠不足の時や時間に追われている時など、余裕がないときほど怒ってしまうことはありませんか?
例えば、以下のようなときです。
- 夜中の授乳で寝不足なのに子どもが言うことを聞いてくれない時
- 生理中で調子がいまいちなのに、夫が子供の面倒を見てくれない時
- 仕事に遅刻しそうなのに、子供の支度が遅い時
こんな時はゆっくりたしなめている余裕もなく、つい声を荒げてしまいがちです。
「ちゃんと子育てをしなければ」と思っているから
「ちゃんと子育てをしなければ」と自分にプレッシャーをかけている時も、つい子どもを怒りやすくなっています。
例えば以下のようなとき、子どもが「ちゃんと」できなくて母親が周りの評価を気にしてしまい、つい怒ってしまうのです。
- 自分の子供だけ先生のいうことを聞けないとき
- 欲しいモノが買ってもらえないと子どもが大泣きしてしまうとき
本当に子どものことを思って怒っているのか、それとも「ちゃんと」したい自分の願望のために怒ってしまったのか、考える必要があります。
育児中に怒ってばっかりいる状況を乗り切るには?おすすめの方法を体験談からご紹介
それでは、つい怒ってしまう育児を乗り切るにはどうしたら良いのでしょうか?
筆者もワンオペで3人の娘を育てている現役ワーママで、子どもを怒ってしまう自分にずっと悩んでいたので気持ちはよく分かります。
筆者は以下3つのことを意識して、怒ってばかりの育児を乗り越えてきました。
- 自分ファーストを心がける
- 「It’s OK!」と「ジェスチャー」で乗り切る
- 目的志向になる
体験談をもとに紹介します。
自分ファーストを心がける
子どもについ怒ってしまう自分を何とかしたい時、筆者が最初に効果を感じたのは、『自分ファーストを心がける』という方法です。
1人目を出産した頃、筆者は「ママは自分のことよりも子供のことを優先して考えなければならない」「全部自分でやらなければならない」と思い込んでいました。
その結果、以下のようにどんどん無理を重ねていきました。
- 岩盤浴に行きたいけど、子供を夫に預けていくなんてダメなママだと思い我慢する
- あまり体調が良くないけど、子供が公園に行きたがっているから無理をする
- 仕事で疲れて夕ご飯を手抜きしたいけど、お惣菜を買わずに子どもの好きなものを作る
大好きな子供のためにしていることなのに充実感がなく、気が付けばイライラして怒ってしまい、すっかり『おこりんぼうママ』に。
子供が2人3人と増えて、さらに夫が単身赴任になると、『おこりんぼう』はますます加速していったのです。
有料セミナーを受けても現実の問題は解決しませんでした。
そこで、いっそ子育てが上手くいかないなら自分の気持ちだけでもスッキリさせようと、まずは自分の気持ちを満たす『自分ファースト』の考えを取り入れたのです。
すると子どもへ怒りが湧く機会は格段に減り、自分が子ども達に怒っていたのではなく、自分が満たされていないことに怒っていたのだと気付きました。
怒りの裏に隠された自分の気持ちをコントロールできるようになったことで、今は子ども達を怒らずに過ごせています。
自分ファーストで考えるのは自分勝手なのではと思っていましたが、子ども達も自分も幸せになれるならwin-winで、必要なことだと感じています。
「It’s OK!」と『ジェスチャー』で乗り切る
筆者が怒りのコントロールに効果を感じている方法の2つ目が、「It’s OK!」という言葉と『ジェスチャー』です。
家事や育児が思い通りにいかない時に限って、子どもは食事中に牛乳をこぼしたりするもの。
本当は「大丈夫大丈夫!」と言ってあげたいのに、余裕がなくてなかなか言ってあげられない自分が嫌でした。
そんな時、何の気なしに英語で「It’s OK!」と言ってみたんです。
そしたらすごく気持ちが軽く、明るくなる感じがしたんですね。
それからは、おもらししても、靴を泥だらけにしても「It’s OK!」で乗り越えています。
「It’s OK!」も言えないくらい怒ってしまいそうな出来事があった時は、親指をグッ!と出すだけ。
これだけでも子ども達とコミュニケーションを充分とれているので、何も言いたくないときはジェスチャーも有効ですよ。
目的志向になる
おこりんぼうママを長年やってきて感じたのは、怒りながら言っても子ども達には言いたいことは伝わっていないということです。
実は『怒り』は“第二次感情”と言われており、第二次感情の裏には本当に自分が感じている“第一次感情”があります。
第一感情がきちんと伝わらないと、ママが本当に言いたいことは伝わらず、怒るだけムダになってしまうのです。
例えば筆者の場合、保育園児だった息子に「いい加減にしなさい!」と怒っても、息子には「いい加減ってどの加減?どのくらい?どこまでだったらいいの?」と返されていました。
これではただでさえイライラしているのに、さらにイライラが増してしまいます。
そこで、息子にもちゃんと言いたいことが伝わるよう、次の3ステップを実践しました。
- いまの状況を穏やかな気持ちでそのまま伝える(穏やかになれないならびっくりする)
- 第一次感情を伝える
- 目的を達成する
もし子どもの部屋が汚くて掃除をさせたいなら、以下のように伝えます。
- 「あれー!お部屋がかたづいてないなんてー!どうしてー!」
- 「掃除機をかけたいんだけど、これだとママ大変だなぁ」
- 「おー!片付けてくれて助かるよ!お部屋がきれいになると気持ちがいいね!」
ポイントは短く伝えることです!
自分が子供の立場になったら、怒って言われるより穏やかに話ができたほうが行動を起こしやすいですよね。
怒りの感情をそのままぶつけるのではなく、子どもにどうしてほしいのかという目的志向に切り替えてみましょう。
まとめ
「優しいママになりたい」という理想とは反対に、思い通りにならない育児に子供を怒ってばかりの生活をおくっているママは少なくないと思います。
本記事では、時間も気持ちも余裕のなかったおこりんぼうママの私が、子どもと笑顔ですごせるようになった体験談と、怒りという感情のコントロールの仕方について解説しました。
育児は辛くてあたりまえですが、自分を褒める時間を大切に、限られた子供との時間を楽しく過ごしてください。
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