イヤイヤ期の子どもとの関わり方は?正しい接し方で自己肯定感アップ!
「最近、子どもにイヤイヤ期が到来した……」
そんな時、子どもとの関わり方がわからないと困りますよね。
実は、イヤイヤ期の子どもとの関わり方にはコツがあります。
本記事では、イヤイヤ期の子どもとの関わり方と、正しい接し方で自己肯定感アップする方法を紹介します。
子どものイヤイヤ期にどう対処すべきか悩んでいる方は参考にしてくださいね。
イヤイヤ期は子どもに訪れる最初の反抗期!関わり方に気をつけよう
イヤイヤ期は、子どもの自我が芽生えるとやってくる最初の反抗期です。
ここでは、イヤイヤ期の特徴や子どもとの関わり方の基本を紹介します。
そもそもイヤイヤ期って?いつからいつまで続くの?
イヤイヤ期は、早い子どもで1歳半頃から始まり、2歳前後にピークを迎えます。
そして、3〜4歳頃になると自然と落ち着きます。
ただし、イヤイヤ期には個人差があり、子どもの性格や環境などのさまざまな要因で時期や期間は異なることも。
また中には、イヤイヤ期が来ない子どももいるようです。
「短いから良い」「長いから悪い」「来ないといけない」といったことはありません。
イヤイヤ期が始まるのは「自我が芽生えたから」
イヤイヤ期が始まるのは、子どもに自我が芽生えたからだと言われています。
子どもは1歳半ごろになると、「自分と他の人は違う存在だ」ということに気付き始め、自分の意志や考えを持ち始めるようになります。
自我が芽生えることによって、「自分で何でもしたい」という思いが強くなってくるのです。
子どもは、思うようにできなかったり、伝わらなかったりするもどかしさを「イヤ」という言葉で表しています。
イヤイヤ期には関わり方を意識して子どもの心を育むことが大切
イヤイヤ期には、子どもとの関わり方を意識して子どもの心を育むことが大切です。
子どもは、「自分でできた」という成功体験を積むことでグンと成長するからです。
何をするにも「イヤイヤ」とぐずる子どもの姿を見ていると、「この状況を何とかしないと」という焦りや苛立ちが先行してしまいますよね。
でも本当に大切なのは、子どもの心の中にある「自分でやりたい」という思いに寄り添い、目を向けることです。
子どもとの関わり方を意識することで、イヤイヤ期は子どもの心を育むための実りのある時期になるでしょう。
イヤイヤ期の子どもへどう接する?自己肯定感を高める関わり方
ここでは、イヤイヤ期への子どもとの関わり方を紹介します。
- 子どもの気持ちに共感する
- 思いっきり褒める
- 自分でやりたい気持ちを尊重する
- 手を貸す前に子どもの意思を確認する
- 安全な場面では見守る
子どもの自己肯定感を高める関わり方について、順に詳しくみていきましょう。
子どもの気持ちに共感する
イヤイヤ期には、子どもの気持ちに耳を傾け、共感してあげることが大切です。
イヤイヤ期と言っても、子どもは「イヤ!」と意味もなく叫んでいるのではなく、子どもなりの理由があるからです。
たとえそれが理不尽な理由だったとしても、「わかった、イヤなんだね」と子どもの気持ちに共感してあげることで落ち着きを取り戻してくれます。
その上で、「本当はどうしたいのか」を聞いてみると話してくれるかもしれません。
子どもにとって自分の気持ちをうまく表現するのは難しいことですが、根気よく耳を傾け子どもの気持ちに共感してあげましょう。
思いっきり褒める
イヤイヤ期の子どもに対しては、成功する・しないに関わらず、「自分でやろうとする姿勢」を思いっきり褒めてあげましょう。
イヤイヤ期は何度も失敗を繰り返すことで学び、だんだんと自立していく大事な時期だからです。
例えば、洋服の着脱など、「できて当たり前」と思っていることでも、「すごいね!」とたくさん褒めてあげると良いですよ。
子どもは褒められると嬉しくなり「もっと頑張ろう」と思いますし、自信もついてきます。
子どもが成功した時はもちろん、失敗してしまっても挑戦したことを思いっきり褒めてあげましょう。
自分でやりたい気持ちを尊重する
イヤイヤ気の子どもに対しては、「自分でやりたい」という気持ちを尊重し、できる限り自分でやらせてあげましょう。
「やりたいのにできない」というストレスは、子どもにとって大きいものだからです。
例えば、子どもが自分で着替えをしたがるなら、一人で着脱しやすいものを選んだり、服の前と後ろが分かるように目印をつけてあげたりして見守ってあげましょう。
子どもの「やりたい」という気持ちを尊重できる環境作りを心がけてみてくださいね。
手を貸す前に子どもの意思を確認する
イヤイヤ期の子どもには、手を貸す前に子どもの意思を確認するようにしましょう。
まずは本人の意思を確認することで自分で考える力を伸ばしたり、自己肯定感を伸ばしたりすることができるからです。
親からすれば「どうせできないのに」とじれったく思うこともありますが、まずは子どもの気持ちを受け止めて見守りましょう。
どうしてもひとりでやりきれないことであれば、手を貸す前に子どもの意思を確認すると良いですね。
例えば、「すごい!ここまでできたね、ここは難しいからお手伝いしようか?」などと声を掛けてサポートしましょう。
子どもの自己肯定感を高めるためにも、子どもの意思を確認した上で手を貸してあげるようにしましょう。
安全な場面では見守る
時には、身の安全を確保した上で落ち着くまで見守ることも必要です。
子どもが激しく泣いているような状態で親の思いを伝えても、余計に悪化してしまう場合があるからです。
例えば、イヤイヤが激しくなると、ところ構わずぐずったり、泣き叫んだりと手に負えない状態になることもありますよね。
子どもは泣き叫ぶことでもどかしい気持ちを発散し、自分を落ち着かせて気持ちをコントロールする術を身に着けていくものです。
「泣かせたくない」と思うかもしれませんが、ここは親も正念場と思い、子どもが自分自身でクールダウンできるように根気よく見守りましょう。
イヤイヤ期の子どもが泣き止まないときにできる対処法
ここでは、イヤイヤ期の子どもが泣き止まない時の対処法を紹介します。
- 親が与えた選択肢から自分で選ばせる
- 気分を切り替える提案をする
- 抱きしめたりスキンシップを取る
- どうしても感情の整理がつかない場合は安全を確保して少し時間をおく
親が与えた選択肢から自分で選ばせる
子どもが「イヤ!」と主張して聞かない時は、選択肢を与えて自分で選ばせてあげましょう。
限られた中であっても、子どもは「自分で選んだ」という満足感と、達成感が得られます。
例えば、「今日はスカートとズボンどっちを着る?」「朝ごはんはパンとおにぎりどっちにする?」など、次の行動を2つの選択肢として提案してみてください。
子どもに選ばせてあげることで「やりたい」と思える状況を作り、行動を促すのがポイントです。
気分を切り替える提案をする
イヤイヤ期で泣き止まない子どもに対しては、子どもの気分を切り替える提案をしてみることも対処法の一つです。
何かに夢中になっている子どもに、いきなり他のことをさせるのは難しいもの。
例えば、ブロック遊びに夢中になっている子どもに、片付けをしてお風呂に入ってもらいたいとします。
この場合、「まだ遊びたい気持ち」がどうしても勝ってしまい、「イヤ!」と拒絶されてしまうでしょう。
そんな時は、いきなり遊びを中断させるのではなく、「それが終わったらお片付けしてお風呂に入ろうね」などと声掛けをしてみましょう。
子どもの気分を切り替える提案をすることで、子どもは楽しいことをいきなり奪われないので、素直に行動してくれやすくなりますよ。
抱きしめたりスキンシップを取る
イヤイヤ期で子どもが泣き止まない場合、抱きしめたり、手を繋いだりとスキンシップを取ることを試してみましょう。
子どもが興奮しているときは、いくら話をしても伝わりません。
例えば、子どもは泣き叫んでいる間に自分でも泣いている理由を忘れて、どうしたら良いのかわからなくなる場合があります。
そんな時は、まだまだ「甘えたい」という気持ちが強い子どもを十分に抱きしめてあげましょう。
身体いっぱいで愛情を示してあげることで、子どもが落ち着いていく場合も多いです。
どうしても感情の整理がつかない場合は安全を確保して少し時間をおく
どうしても子どもの感情の整理がつかない時には、安全を確保して少し離れて時間をおいてみるのもいいでしょう。
まわりに誰もいなくなると子どもはクールダウンして気持ちが収まりますし、親も冷静になりやすいです。
例えば、家の中であれば、隣の部屋に行くなどして子どもとすこし離れてみてください。
子どもが泣き止んだら、自分で泣き止んだことを褒めてあげるといいでしょう。
自分で泣き止む体験を重ねることで、子どもはセルフコントロール力を養うことができますよ。
まとめ
本記事では、イヤイヤ期の子どもとの関わり方と、子どもの自己肯定感アップする正しい接し方を紹介しました。
大事な成長過程だとわかっていても、「イヤイヤ」と泣き叫ばれたらどうしてよいのか途方に暮れてしまいますよね。
そんな時は、子どもの気持ちを尊重したり、できたことを思いっきり褒めたりして子どもに寄り添ってあげましょう。
本記事を参考に、子どもとしっかり向き合って、イヤイヤ期を「親子で一緒に成長できる時期」にしていきましょう!
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