シニアが運動するメリットとは?シニアにおすすめの運動7選!
「いつまでも元気でいたい」
意識的に運動しているシニア世代の方は多いのではないでしょうか?
実際、健康維持のためにテニスを楽しんだり、ウォーキングしたりしているシニアの方をよく見かけます。
シニアの運動には、ただスポーツを楽しむこと以外にもメリットがたくさんあるのです。
本記事では、シニアの方が運動をするメリットや、シニア向けの運動について紹介していきます。
まだシニアには少し早い方も、ご自分の老後を想像しながら参考にしてみてください。
シニアが運動をするメリットとは?
シニアが運動するとなると、ケガや無理な動きなどの心配をしてしまいがち。
しかし、シニアの運動にはリスクを補ってあまりある下記のような効果が期待できるのです。
- 健康維持につながる
- 認知症の予防になる
- 生活習慣病の予防になる
ここからは、これらのメリットについてひとつずつみていきましょう。
健康維持につながる
シニアが運動するメリットとしてまず挙げられるのが、健康維持です。
運動によって筋力を維持したりバランス感覚を養ったりできるので、転倒事故の防止に繋がります。
また、運動によって免疫力の向上も期待できるので、風邪をひきにくい体づくりにも役立つのです。
認知症の防止になる
認知症を予防する効果が期待できることも、シニアが運動するメリットのひとつです。
運動によってストレスや脳内の血行が改善されることで、認知症のリスクを下げる効果が期待できます。
アメリカで行われた調査では、アルツハイマー型認知症の一番の予防法は「運動」だと結論づけられています。
脳血管性認知症の原因としても運動不足があげられるため、運動はさまざまな種類の認知症予防に効果的だと言えるでしょう。
(参考URL:https://100kenko.or.jp/kenko_info/10)
生活習慣病の予防になる
シニア世代の適度な運動は、生活習慣病予防にも役立ちます。
生活習慣病とは、糖尿病や高血圧などの病気のことで、内臓脂肪が多いと発症しやすくなると言われています。
そのため、運動によって内臓脂肪を燃焼することは、生活習慣病のリスク軽減に効果的と言えるのです。
運動すると内臓の働きが活発になり代謝や血流も改善されるので、そのような面でも生活習慣病の予防につながります。
シニアが運動するならこれ!おすすめの運動7選!
シニアにも気軽に始められる、おすすめの運動にはどのようなものがあるのでしょうか?
以下におすすめの運動を挙げるので、ご自分のやりやすいものにぜひチャレンジしてみてください。
- ウォーキング
- ゴルフ・ゲートボール
- 卓球
- テニス
- 水泳
- エアロビクス
- シニアヨガ
ウォ―キング
始めやすい簡単な運動の代表格が、ウォーキングです。
ウォーキングの特徴は、特別な道具を用意する必要がなく、いつでもどこでもはじめられること。
ウォーキングは、ただ歩くだけでなく歩き方や姿勢に気を付けて行うとより効果的です。
また、怪我防止のためにストレッチや軽い準備運動を行い、関節や筋肉をやわらかくしてから歩きましょう。
ゴルフ・ゲートボール
ゴルフやゲートボールも、シニアが行うにはちょうどよい強度の運動となっています。
走ったり飛び跳ねたりするような激しい動きはなく、ゴルフの場合は移動をカートで行えば大きな動きはショットのみです。
また、ショットごとにコースやボールを打つ強さ、角度などを考えながら行うので、頭の体操にもなります。
卓球
卓球はテニスのように激しく走ったり動いたりしないので怪我の心配が少なく、極端に体に負荷がかかることもありません。
また、相手の打ってくるコースを予測しながら行うので、体を動かすのと同時に頭も使います。
判断能力と反射神経が鍛えられ脳の活性化につながるため、認知症予防にもなりますね。
さらに、卓球では素早い動きのボールを目で追うので集中力を養うことにもつながります。
テニス
テニスは、シニアでも気軽に参加できる生涯スポーツです。
競技者間での接触がなく運動の強度も自分で調節しやすいので、ケガや身体への負担を抑えて楽しめます。
また、海外で行われた調査では『ラケットを使うスポーツをする人は、運動をしない人よりも死亡リスクが低い』という結果も。
「元気に長生き」を目指すシニア世代には、もってこいの運動だと言えるでしょう。
(参考URL:https://www.j-cast.com/2016/12/11285703.html?p=all)
水泳
水泳は、浮力を利用して膝や腰などの関節への負担を軽減しつつ、全身運動をできるのが特徴です。
体力や筋力の低下を防ぎたいシニア世代におすすめできます。
陸上での運動と比較すると、怪我をするリスクも少ないです。
自分のペースで泳いだり歩いたりするだけでも十分な運動になるでしょう。
エアロビクス
エアロビクスは、リズムに乗って行う有酸素運動のひとつ。
音楽に合わせて楽しくできるため、シニア世代のスポーツとしてもおすすめです。
最初は音楽についていくことが難しいと感じるかもしれませんが、一定期間継続しているうちにスムーズにできるようになります。
シニアヨガ
シニアヨガは高齢者に向けたヨガのことで、ゆったりとした動きを利用してエクササイズしていきます。
激しい運動を避けたいシニア世代の体づくりに最適です。
シニアヨガは高齢者向けということで、通常のヨガよりも簡単な動きが取り入れられています。
個人のレベルに合わせてくれるので、持病を持っている人にもおすすめです。
シニアが運動する時の注意点
シニアの運動は、健康に長生きするためにとても大切ですが、シニアの運動には相応のリスクが伴うのもまた事実です。
シニア世代が運動するときには以下のようなことに気をつけましょう。
- 体力に合った無理なく続けられる運動をする
- 無理をしない
- こまめに水分補給をする
- 適度に休憩をはさむ
- 準備体操とクールダウンも取り入れる
- 血圧や体調の変化に気をつける
ここからは、シニアが運動する際の注意点を理由とともにお伝えしていきます。
体力に合った無理なく続けられる運動をする
シニアの運動は、続けてこそ意味があるもの。
大切なのは、たとえ短時間でも毎日継続して行うことです。
体力的に無理のない程度で、毎日運動するようにしましょう。
無理をしない
何事も、無理をしないというのがシニアの鉄則です。
その日の体調などをしっかりと考慮して、無理のない範囲で運動を行いましょう。
こまめに水分補給をする
高齢者は、のどの渇きを感じにくい傾向があります。
体内に水分を保持する機能も低下しているので、気づかない間に体の水分が不足しがちです。
運動中はこまめに水分を補給して、脱水にならないよう気を付けましょう。
適度に休憩をはさむ
運動に対して気分がのらない・やる気がでないというときは、不調のサインということもあります。
熱などの具体的な症状がないからといって、無理をするのはやめましょう。
疲れを感じたら、こまめに休憩をすることが大切です。
準備体操とクールダウンも取り入れる
いきなり体を動かし始めたり、負荷の強い運動を突然やめたりしてしまうと、ふらついて倒れる危険があります。
転倒事故を避けるためにも、念入りに準備体操とクールダウンを行いましょう。
血圧や体調の変化に気をつける
シニア世代は、いつ体調の変化がおこるかわかりません。
体調や血圧の変化に気を配りながら運動を行いましょう。
まとめ
シニアが適度な運動をすることは、健康維持や認知症予防に役立ちます。
しかし、無理な運動はケガや体調不良の原因になることも。
日頃から体調管理をしっかりと行い、適度な休憩や水分をとりながら運動することが大切です。
何の運動をしていいか迷ったら、本記事で取り上げたおすすめの運動を試してみてください。
運動を日々の生活に取り入れて健康維持や心身のリフレッシュを行い、元気でハツラツとした毎日にしていきましょう。
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