もう泣かない!玉ねぎを切っても目が痛くならない方法
玉ねぎは、日頃からよく使う食材の一つです。
しかし、玉ねぎを切ると目が痛くて困ってしまうことも。
本記事では、玉ねぎを切っても目が痛くならない方法を6つ紹介します。
玉ねぎに泣かされてお困りの方は参考にしてください。
そもそもなぜ玉ねぎを切ると目が痛くなるの?その理由は成分にあった!
玉ねぎを切ると目にしみて痛いのは、玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という催涙成分が原因です。
玉ねぎは包丁などで切ると細胞が壊れ、硫化アリルが生成されます。
生成された硫化アリルが目や鼻に付着して刺激を起こし、体が「粘膜を守ろう」と反応することで、涙が出てくるという仕組みです。
玉ねぎを切ると目が痛くなったり涙が出たりするのは、体の自然な反応なのです。
ちなみに、硫化アリルは、ニンニクやネギなどのユリ科の植物にも含まれます。
玉ねぎを切っても目が痛くならない方法6選
ここからは、玉ねぎを切るときに目が痛くならない方法を6つ紹介します。
- 玉ねぎを軽くレンジで加熱する
- 調理前に玉ねぎを冷蔵庫で冷やす
- 玉ねぎを水につける
- 水に濡らした包丁で切る
- 玉ねぎの繊維と同じ向きに切る
それぞれの方法を順に詳しくみていきましょう。
玉ねぎを軽くレンジで加熱する
玉ねぎは軽くレンジでチンすると、目にしみにくくなります。
硫化アリルは熱に弱く、加熱することで生成されにくくなるからです。
そのため、玉ねぎを切る前に、丸ごとレンジで30秒〜1分ほど加熱するのがおすすめです。
また、加熱することで皮がスルッと剥きやすくなるというメリットも。
すでに皮を剥いた玉ねぎを使う場合は、ラップをしてレンジでチンすると同じ効果が得られます。
調理前に玉ねぎを冷蔵庫で冷やす
玉ねぎを冷やしておくと、目が痛くなるのを防げます。
冷えた状態で切ることで、硫化アリルが気化しにくくなり、目への刺激を抑えられます。
ただし、玉ねぎは湿度を嫌うため、冷蔵庫での長期保存には向いていません。
常温保存しておいた玉ねぎを、調理する1〜2時間前を目安に冷蔵庫に入れ、冷やしてからカットするようにしましょう。
玉ねぎを水につける
玉ねぎを水につけることも、目が痛くなるのを防ぐ方法の一つです。
硫化アリルは水に溶ける性質なので、水につけることで空気中に蒸発する催涙成分を抑えることができます。
ただし、玉ねぎは長いこと水につけると栄養価まで逃げてしまいます。
使う前に5分ほどサッと水につけるようにしましょう。
水に濡らした包丁で切る
水に濡らした包丁を使うと、目の痛みを予防できます。
硫化アリルが包丁についた水に溶け出すことで、蒸発量を抑えられるからです。
「玉ねぎを水につけると栄養成分が逃げてしまいそうで嫌だ」という方は、包丁を水に濡らす方法を試してみてくださいね。
玉ねぎの繊維と同じ向きに切る
玉ねぎを繊維と同じ向きに切ることも、目が痛くなるのを防ぐ方法の一つです。
通常、硫化アリルは玉ねぎの細胞が破壊されることで生成されます。
そこで、繊維と同じ向きに切ると細胞が壊れず残りやすくなり、目への刺激も少なくなります。
玉ねぎの繊維は、頭から根の部分に向かって通っていますので、半分にして縦向きに切りましょう。
繊維に沿って切ると、シャキシャキとした食感を活かせるというメリットもありますよ。
換気をする
玉ねぎを切る際は、換気をすると目への刺激を緩和することができます。
気化して空気に混ざった硫化アリルを換気ファンで吸い取ってしまえば、目や鼻の粘膜への付着を防げます。
玉ねぎを切るときは、空気が充満しないように換気ファンや扇風機を回しましょう。
道具を使って解決!玉ねぎで目が痛くならないために使えるアイテム
ここでは、玉ねぎで目が痛くならないために使える便利アイテムを紹介します。
- 切れ味のいい包丁
- 割り箸
- ゴーグル
それぞれのアイテムと使い方についてみていきましょう。
切れ味のいい包丁
切れ味のいい包丁は、玉ねぎを切ったときの目の痛みを緩和してくれるアイテムです。
玉ねぎの細胞が壊れにくくなるので、硫化アリルの蒸発量を減らすことができます。
また、包丁を素早くスライドして切ることを意識するとさらに効果的ですよ。
痛みを緩和するため、そして安全に料理をするためにも、切れ味のいい包丁を使いましょう。
割り箸
横にした割り箸を口に咥えて玉ねぎを切ると、涙を抑えられます。
口が乾燥すると、本来涙になる成分が唾液の分泌を優先するため、涙が出にくくなります。
同じ理由から、ガムを噛んで唾液を出すことも効果的なようです。
玉ねぎに泣かされて困っている方は、家にある割り箸やガムを使って解決してみましょう。
ゴーグル
ゴーグルや水中メガネは、玉ねぎの催涙成分から目を守るのに役立つアイテムです。
硫化アリルが目の粘膜に付かないようにしてくれるので、痛くなったり涙が出たりするのを防ぐことができます。
通常のメガネだと隙間から硫化アリルが入り込んでしまうため、目を完全ガードできるゴーグルが最適です。
家にゴーグルがある場合は、キッチンに常備しておくといいでしょう。
玉ねぎで目が痛くなったときのおすすめ対処法
ここでは、玉ねぎで目が痛くなったときの対処法を2つ紹介します。
- 目や鼻を洗う
- 目を冷やす
対処法をそれぞれ詳しくみていきましょう。
目や鼻を洗う
玉ねぎで目や鼻が痛くなったら、目や鼻を水で洗いましょう。
硫化アリルは水に溶ける性質なので、目や鼻を洗い流すことで痛みが和らぎ、涙も止まります。
目が痛くなってしまったときは、手のひらで水をすくって、パチパチと瞬きをしてみてください。
目を冷やす
玉ねぎで目が痛くなったときは、目を冷やしてみましょう。
目を冷やすと血管が収縮され、粘膜の炎症が抑制されます。
タオルを巻いた保冷剤をまぶたにあてたり、冷凍庫の冷気を顔に浴びたりして、痛みを和らげましょう。
まとめ
玉ねぎを切ると目が痛くなって困りますよね。
本記事では、玉ねぎを切っても目が痛くならない6つの方法を紹介しました。
玉ねぎを温めたり、水に濡らした包丁やゴーグルを使ったりと、ちょっとした工夫で目の痛みを防ぐことができます。
本記事で紹介した方法を組み合わせながら、ぜひ試してみてくださいね。
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