反抗期の中学生ってこんなに扱いづらいの?疲れるときの対処法と考え方
「可愛かった我が子が、中学生になって急に口答えするようになった…」
「毎日のように子どもと喧嘩になり罵られる…」
いつ終わるかわからない反抗期に、身も心も疲れ果ててしまっているママは多いでしょう。
本記事では家族支援カウンセラーの筆者が、中学生の反抗期の実態や対処法、親として上手に乗り切るための考え方をお伝えします。
子どもの反抗期に疲れてしまった方はぜひ参考にしてくださいね。
【体験談】中学生の反抗期って疲れる…対応に悩むママは多い
反抗期を迎えた中学生には、次のようなさまざまな行動が表れてきます。
- 口答えする
- 怒りっぽくなる
- 服装や容姿が変わる
- 暴言を吐く(暴力をふるう)
- 無視をする
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
口答えする
子どもが反抗期を迎え、口答えが増えたというケースは皆さんもよく耳にするかと思います。
脱ぎっぱなしの服を片付けるように言えば「今やろうと思ってたのに」と口答えしたり、宿題を促せば「後でやるから!」と言い返したり。
子どもの急激な態度の変化に、どう接したらよいかわからないというママも多いでしょう。
怒りっぽくなる
反抗期を迎えた子は、怒りっぽくなる傾向があります。
いつもイライラしており、中にはこちらから声をかけるだけで表情をこわばらせる子も。
何か指図をしようものなら、あからさまに嫌そうな顔をされる場合もあります。
服装や容姿が変わる
友達やSNSなどの影響もあり、服装や容姿ががらっと変わる子も多いでしょう。
派手な洋服を着たり髪を染めたり、中にはピアスの穴を勝手にあけてしまう子などもいます。
わが子がやがて非行に走ってしまうのではないかと心配するママも多いのではないでしょうか。
暴言を吐いたり、暴力をふるったりする
反抗期の子が親に暴言を吐くケースもあります。
子どもの言葉づかいをとがめたり「謝りなさい」と指摘したりしようものなら、暴言がエスカレートしてしまうことも。
筆者の知り合いに、お子さんの家庭内暴力が原因で家庭崩壊してしまったご家族がいます。
このような悲しい結末を迎えないためにも、反抗期への正しい対処法を知っておく必要があるのです。
無視をする
親の問いかけを無視するのも反抗期あるあるです。
帰宅して「お帰りなさい」と声をかけても、黙って自分の部屋に直行したり、何を言っても目線を合わせず無視されたり。
こんな時、子どもには「何を言ってもどうせ認めてくれない」という諦めの気持ちがあるのかもしれません。
あるいは心が優しい子ほど「自分の口から嫌な言葉を吐きたくない」と考えるものです。
背景はさまざまですが、子どもの無視に頭を悩ませるママは多いでしょう。
疲れるのは構い過ぎだからかも?反抗期の中学生への対処法
反抗期の中学生にはどのように対処すればいいのでしょうか?
主な対処法は以下の5つです。
- 構いすぎない!距離を置いて見守る
- 子どもを信頼してある程度任せてみる
- 反抗期の行動に振り回されないようどっしり構える
- 大人に対するように接する
- 子どもの行動に口を出したり否定しない
それぞれ詳しく解説します。
1. 構いすぎない!距離を置いて見守る
反抗期の子どもは、少し距離を置いて見守ってあげましょう。
学校のことや家のことなど色々と口を出したくなるかもしれませんが、中学生にもなればそろそろ自分で考えて行動することを覚える時期です。
子どもが自分で考えて行動できるようになるまで、時には失敗も忍耐強く見守ってあげましょう。
どうしても距離を置くのが難しい場合は、自分の趣味や好きなことに打ち込むのがおすすめです。
子どもと離れて自分を大切にする時間を持てば、子どもの行動を監視してイライラすることも減るはずですよ。
2. 子どもを信頼してある程度任せてみる
子どもをひとりの人間として認め、ある程度任せてあげることも必要です。
「うちの子は言わないとやらない」という声をよく聞きますが、それは子どもが自ら行動する力をママが奪っているだけかもしれません。
はじめはハラハラして見ていられないかもしれませんが、そこはぐっと我慢。
「失敗したときは助けてあげる」くらいの気持ちで、我が子の成長を見守ってあげましょう。
3. 反抗期の行動に振り回されないようどっしり構える
どんな言葉や行動を返されてもどっしりと構えていると、それだけで子どもの行動が変わる場合があります。
反抗期の子には自分の言動を受け止めてくれる大人が必要なのです。
子の言葉にいちいち言い返していたら、売り言葉に買い言葉でエスカレートしてしまうこともあるでしょう。
どんなことを言われても大人としてどっしりと構えていると、その姿から子どもたちは自分の幼さや過ちに気づくことができます。
4. 大人に対するように接する
反抗期の子どもたちには、あえて大人に対するように接してあげましょう。
多感な年頃だと、上から目線でものを言われるのがイラっとするものです。
- 「あなたはもう大人だから、考えや判断は任せるわ」
- 「本当に困ったときはいつでも助けるから、その時は言ってね」
こうした声掛けひとつで、子どもたちは安心して成長できます。
子どもの反発が減れば、ママの負担も軽くなるでしょう。
5. 子どもの行動に口を出したり否定したりしない
子どもの言動にいちいち口出ししたり、否定したりすることはやめましょう。
自分に合わないタイミングや考え方を押し付けられると、つい反発したくなるものです。
いいと思ったアイデアを否定されると、子どもは人格を否定されたような気分にさえなるかもしれません。
子どもの意見が仮に自分と合わなくても、「そういう考え方なんだね」とまずは受け止めてあげましょう。
反抗期の中学生と接するのは疲れる!親に心がけてほしい考え方
反抗期の中学生と接するとき、親は何を心がければいいのでしょうか。
ここでは反抗期の中学生と接するときの心構えをいくつかご紹介します。
いうことを聞かせようと思わない
まず、子どもに自分の言うことを聞かせようと思うのをやめましょう。
親であれば誰でも、子どもに「こうあってほしい」という理想を持っているはずです。
しかし、子どもも人格を持った一人の立派な人間なのです。
自分の理想を押し付け、思い通りに行動させようとするのは、子どもの人格を否定してしまうことでもあります。
子どもの言動や好きなこと、考え方を尊重するよう心掛けましょう。
反抗期は子どもからの信頼の証だと考える
子どもの反抗は、親を信頼していればこそです。
ある意味、「ネガティブな方法で親に甘えている状態」なのです。
そんな子どもの気持ちを真摯に受け止め、認めてあげましょう。
考え方を変えることで、親自身も気持ちに余裕を持って対応できるようになるはずです。
いつでも子どもの味方でいる
反抗期の子どもたちは、親の意にそぐわない行動をとりがちですが、どんな時も子どもの味方でいてあげてください。
失敗したからといって「それ見たことか!」と揚げ足をとってしまっては、子どもからの信頼を失ってしまいかねません。
- 「私はいつでもあなたの味方だから、自分の思うようにやってごらん」
- 「失敗したときは、全力で助けるから」
そんなおおらかな態度でサポートしてあげれば、子どもも安心して親を頼れるでしょう。
まとめ
反抗期の中学生を相手にすると、ママは本当に疲れますよね。
本記事では反抗期の中学生の特徴と上手な対処法、親の心掛けについて解説しました。
反抗期は親と子が一緒に成長するチャンスです。
本記事の内容を参考に、上手に乗り切ってくださいね。
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