反抗期の子どもが平然と嘘をつく原因と対処法|親はどう接したらいい?
「最近、子どもが反抗期で嘘ばかりつく…」
そんな時、どう対処していいのかわからないと困りますよね。
実は、反抗期の子どもが嘘をつくのは珍しいことではなく、対処法があります。
本記事では、反抗期の子どもが嘘をつく原因と対処法を紹介します。
反抗期の子どもが嘘をついて困っている方は参考にしてくださいね。
反抗期の子どもが嘘をつくのはなぜ?親の接し方に原因がある?
反抗期の子どもが嘘をついてしまうのはなぜでしょうか?
考えられる原因は次の4つです。
- 本当のことを言うと怒られるから
- プライドを守るため
- 隠しごとがあるから
- 正直に話すのが面倒だから
一つずつ詳しく説明します。
1. 本当のことを言うと怒られるから
本当のことを言うと怒られるからという理由で、嘘をついてしまう場合があります。
過去に怒られた経験から「正直に言うと怒られてしまう」と思い、自己防衛のために嘘をついてしまうケースです。
たとえば、テストの点数が悪かったのに「まあまあだった」と言ってみたり、約束の時間を越えてゲームをしたのに「今日はしていない」と言ったりして、怒られることを回避しようとしています。
頭ごなしに怒ってしまうと、その場しのぎの嘘をつくようになるため注意が必要です。
2. できない自分を知られたくない!プライドを守るため
子どもなりにプライドがあり、できない自分を知られたくないがために嘘をついている場合も。
自立をするための成長過程では、「親の手を借りずに自分でなんとかしよう」という思いが強くなります。
たとえば、プライドが邪魔をして「手伝ってほしい」という言葉が言えないのかもしれません。
自分で試行錯誤をしながら挑戦することは大事ですが、できない自分をさらけ出せる環境も必要ですね。
3. 親には知られたくない隠しごとがあるから
親には知られたくない隠しごとがあるから嘘をついている可能性も考えられます。
反抗期になると、子供は自立に向けて親と距離を置こうとする傾向にあります。
たとえば、親には知られたくない友達関係や恋の悩みがあるのかもしれません。
反抗期の子どもは、隠しごとがあるために噓をつくこともあるようです。
4. 正直に話すのが面倒だから
正直に話すのが面倒で、嘘をついている可能性もあります。
「親に話すと、根掘り葉掘り聞かれ面倒だから」と適当に嘘をついているというケースです。
たとえば、人との厄介ごとを避けるために、正直に話さず微妙に話をずらしたりすることもあるでしょう。
何でも正直に向き合ってばかりだと、人間関係に影を落とすこともあるので回避しているのかもしれません。
反抗期の子どもは嘘をつくのが普通!大勢のママが子どもの嘘で悩んでいる
反抗期の子どもが嘘をついてしまうのは、至って普通なことです。
ここでは、子どもの嘘に悩んだ経験があるママたちの声をご紹介します。
筆者の体験談
筆者の上の娘が嘘をついた時の体験談です。
娘には反抗期と呼べるものはなかったものの、「メガネをかけることが恥ずかしくて嫌だから」という理由で嘘をついたことがあります。
娘は小学校5年生頃から視力が落ち、授業中だけメガネをかけることになりました。
「授業中メガネかけてる?」と聞くと「かけてる」と言うので安心していましたが、視力は悪くなる一方。
後に実はメガネをかけていなかったことが判明しました。
理由を聞くと、「急にかけるのは恥ずかしいし、みんなに変に思われたらどうしよう」と不安に思っていたとのこと。
メガネをかける目的を今一度伝え、担任の先生にも配慮をお願いしたところ、娘はメガネをかけてくれるようになりました。
筆者のママ友Aの体験談
「子どもが嘘をついて困る」と嘆いていた筆者のママ友Aの声をご紹介します。
フルタイムで働いていた彼女は、帰宅後は夕飯の準備などで大忙しの毎日でした。
子どもに「宿題は済んでる?」と聞くと、いつも「終わったよ」と言うので特に確認することもなく安心していたそうです。
ところが、個別懇談会で先生から「宿題をしてこないことが多い」と聞き、唖然としたそう。
彼女は子どもに嘘をつかないことを約束させ、毎日宿題が済んでいるか確認するようにしたとのことです。
筆者のママ友Bの体験談
「息子がスマホの使用時間について嘘をついていた」と悩んでいた筆者のママ友Bの体験談です。
中学生の息子にせがまれてスマホをもたせた彼女は、息子と「22時以降はスマホの電源を落とすこと」などいくつか約束を決めました。
ある日、「もう寝るから電源を切る」と言ってベッドに入った息子が、夜遅くまでスマホでYouTubeを見ていたことが発覚。
実はその夜だけではなかったことを知り、「寝る時はスマホを預かる」という約束を加えたそうです。
嘘をつく反抗期の子どもにどう接したらいい?試してほしい対処法
では、噓をつく反抗期の子どもに対して、親はどのように対処したらいいのでしょうか?
試してほしい対処法は次の6つです。
- 仕方のない失敗は叱らない
- どんなときも味方でいる姿勢を見せる
- 干渉しすぎないようにする
- 身の危険に繋がる嘘はなぜいけないのかを諭す
- 親自身が子どもに嘘をつかず誠実に接する
- 子どもが話を聞いてほしそうなときはしっかり向き合う
詳しく説明します。
1. 仕方のない失敗は叱らない
仕方のない失敗は叱らないことが大切です。
わざと失敗したわけではないのに叱られると、子どもはどうしたらいいかわからなくなってしまいます。
たとえば、「どうして失敗してしまったのか」など、心の内を聞いてあげることで嘘をつかずに話してくれるかもしれません。
意図的ではない失敗は、責めずに気持ちに寄り添ってあげることで、子どもは救われるはずですよ。
2. どんなときも味方でいる姿勢を見せる
「何があっても味方でいる」という姿勢を見せることも効果的でしょう。
子どもの自立の過程を見守りながら、「いつでも力になるよ」ということを普段から伝えておくことで、子どもは安心できます。
「親に頼っていいんだ」と思ってもらえれば、素直に話してくれることもありますよ。
3. 干渉しすぎないようにする
反抗期の子どもには干渉し過ぎないことも大事です。
考え方が大人になってきている子どもに対して、必要以上に話しかけたり、心配したりすることは控えましょう。
たとえば、子どもがしっかり宿題をしているのなら、ゲームをしていても「宿題は終わった?」「ゲームのしすぎじゃない?」などと聞かずに様子をみてみます。
子どもを信じて、干渉しすぎずに行動を見守るようにしてみましょう。
4. 身の危険に繋がる嘘はなぜいけないのかを諭す
身の危険に繋がる嘘は、なぜいけないのかをしっかり伝えることも重要です。
子ども自身の心や体を傷つける行為を隠すような嘘は、頭ごなしに怒るのではなく、冷静に諭すことで理解してくれる可能性が高いでしょう。
たとえば、親に自傷行為や体調不良を悟られないように嘘をついてしまう場合もあるようです。
SOSに早く気付けるよう、普段から子どもの様子に気を配ることが大切ですね。
5. 親自身が子どもに嘘をつかず誠実に接する
親であるあなたが子どもに対して嘘をつかず、誠実な姿を見せることも対処法の一つです。
何があっても誤魔化すことなく、包み隠さず正直に向き合う姿は、子どもにしっかり伝わるはずです。
時には、言葉よりも態度で見せたほうが伝わりやすい場合も。
子どもの嘘をとがめる立場の親自身が、嘘をつかずに接して見本を示しましょう。
6. 子どもが話を聞いてほしそうなときはしっかり向き合う
子どもが話を聞いてほしそうにしているときは、しっかりと向き合いましょう。
子どもから話をしたそうな様子が見えたら、向き合って話をする良い機会です。
たとえば、友達には言えない悩みを相談し、アドバイスを求めているかもしれません。
親を頼ってくれているということを念頭に置いて、頭ごなしに否定することなく最後まで話を聞き、受け止めることが大切です。
まとめ
本記事では、反抗期の子どもが嘘をつく原因と対処法を紹介しました。
子どもが嘘をつくなら、理由をきちんと理解して対応することが大切です。
本記事を参考に、子どもの気持ちに寄り添い、常に味方でいてあげることを心がけましょう。
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