定年後してはいけないこと5選!充実させるコツ・準備しておくべきことは?
「定年後の生活を充実したものにしたい」
それなのに、どう過ごしたらいいのか、何から始めたらいいのかわからないと困りますよね。
本記事では、定年後にしてはいけないことや、定年後の生活を充実させるコツ・準備しておくべきことなどを紹介します。
定年後にどうすれば充実した毎日を送れるのか知りたい方は、参考にしてみてくださいね。
定年後にしてはいけないこととは?特に気をつけたい5つをご紹介!
定年後も、生活や健康やお金など、今と同じくらいの生活水準を保っていきたいですよね。
ここでは、定年後の生活を充実させるために特に気をつけたい、定年後にしてはいけないことを5つご紹介します。
- 年金だけに頼る
- 毎日なんとなく過ごす
- 再就職にブランクを空けすぎる
- 過度な運動
- 趣味の延長で起業
1つずつ解説していきます。
1. 年金だけに頼る
定年後の生活費を、年金だけに頼るのは危険です。
受け取れる年金は人によってさまざまですが、ごく一般的なサラリーマンの場合は、生活費程度しかもらえない可能性があります。
「ゆとりのある老後生活」とまでは言い難いのが現実です。
そのため、定年後の生活を充実させるには、年金以外の収入源を確保しておくことをおすすめします。
2. 毎日なんとなく過ごす
定年後、何をするわけでもなく毎日なんとなく過ごすというのはおすすめできません。
それでは充実した生活を送れないからです。
たしかに、退職までほとんどの時間を仕事に費やしてきたから、退職後はゆっくりと過ごしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、なんの生産性もなく毎日なんとなく過ごしていくのは、時間的にも非常にもったいないと言えます。
老後の人生が豊かになるような、心から楽しめる趣味などを見つけることをおすすめします。
3. 再就職にブランクを空けすぎる
定年後に再就職をお考えなら、あまりブランクがあると再就職の条件が不利になるため、ブランクを空けすぎないようにしましょう。
もともと勤めていた会社の再雇用ならまだしも、実際のところ、60歳以上での新しい職探しは厳しいものです。
退職前に、ある程度次の仕事のメドをたてておくことをおすすめします。
4. 過度な運動
健康維持のため、定年後にジム通いやランニングを始めるのはいいことですが、急に過度な運動をするのはやめましょう。
かえってケガの原因になりかねないからです。
高齢者向けで、体の負担が少ない運動から少しずつ始めていくことをおすすめします。
インターネットの動画サイトにも、筋トレやストレッチなどが数多く出ていますので、自分に合ったものを探してみましょう。
5. 趣味の延長で起業
定年後は、趣味をもとに起業して収入につなげたいとお考えの方もいますが、安易に起業するのはやめましょう。
起業するためには資金が必要で、収入につなげるための経営のノウハウも必要です。
定年後に本気で起業を考えるのなら、借金をしないで済むように資金を用意したり、経営について勉強したり、下準備を早めに始めることが重要です。
定年後の生活を充実させるためのコツを3つご紹介!
定年退職後は、これまで仕事が忙しくてできなかった趣味や長期の旅行などを、これからが自分の人生の本番!というくらい楽しんで過ごしたいですよね。
しかし、目標や夢がなければ、ただ過ぎていく日々を淡々と過ごすことになりかねません。
ここでは、定年後の生活を充実させるための3つのコツを紹介します。
目標をつくる
定年後の生活を充実させるには、目標が必要です。
あまり難しく考えず、小さな目標をつくっておきましょう。
なんとなくやってみたいこと、気になることでもOKです。
目標を決めれば、その目標を達成するために何をどのように準備したらよいのかが見えてきます。
数年後、数十年後を考える場合は、無理なくゆったりと計画を設定しましょう。
健康・体調管理に注意する
定年後の生活を楽しく充実したものにするためには、まず自分自身が健康でなければならないので、健康や体調管理に注意することが大切です。
バランスのよい食事を心がけたり、睡眠時間をしっかり確保したり、適度な運動もしましょう。
運動不足を感じている場合は、まずは散歩をおすすめします。
社会との関りを持つ
定年後の生活を充実させるには、社会との関わりも重要です。
退職して家にこもってしまうと、社会との関わりが閉ざされてしまい、自分が必要とされていないような錯覚にとらわれてしまうこともあります。
社会から必要とされている実感ややりがいなど、プラスの影響で定年後の生活がより充実したものとなります。
趣味やボランティアなどにより、積極的に社会と関わりを持つようにしましょう。
定年後の生活をより良くするため準備しておくべきことは?実際の体験談をご紹介
実際に定年後の生活をより良いものにするためには、どのような準備をしておくべきなのでしょうか?
体験談を3つご紹介していきますね。
【65歳 Aさんの体験談】再就職
Aさんは、60歳で定年退職をしました。
それまでの会社は卸売り業で、社員数は全国で300人ほどの規模でした。
再就職探しは定年前から始め、いろいろ当たってみればいいと思っていたものの、実際にはなかなか決まらず苦労しました。
しかし諦めずに当たり続けた結果、数か月後になんとか再就職できました。
就職先は以前の会社と同じ業界の倉庫業務です。
雇ってもらった決め手は、やはり商品知識がある程度あったからでした。
一年ごとの契約で収入は以前よりもやや下がってしまいますが、高年齢再就職給付金制度を使えるので、穴埋めができて大きな影響はありません。
Aさんは、就職活動中は就職できるのかという不安を感じ、実際再就職してからは、やはり厳しい現実を感じました。
年下に指導されるのも日常茶飯事だそうです。
Aさんは自身の経験から、再就職を考えている人には、早いうちから何ができるのかを考えておくことをすすめています。
(参考サイト:定年退職でもまだまだ現役!)
【67歳 Bさんの体験談】住宅ローン完済と趣味の充実
Bさんは、大手電機メーカーの技術部門でマネージャーを勤め、60歳で定年退職を迎えました。
まずは定年後の経済的な準備として、住宅ローンを繰り上げ返済し、60歳までに完済することから始めました。
経済的な準備ができても、老後に充実した生活を過ごすにはもう1つ大切なことがあります。
それは、生きがいや趣味です。
65歳を過ぎて完全に仕事から遠のけば毎日が日曜日となるので、人生80年としても残りの15年間、充実した毎日を過ごすための何かが必要になります。
Bさんは、これは場合によってはお金の準備よりも大切かも知れないと感じています。
毎日1人でも楽しめて、なおかつ仲間とも共有できる趣味を持つべきとのことです。
Bさんは55歳頃に、老後の趣味はカメラ・写真撮影にしようと決めました。
まず初級モデルのデジタル一眼レフカメラを購入し、休日に時々撮影を楽しむようになったのです。
写真ソフトをパソコンにインストールして、実際にいろいろな修正・加工などを習熟するようにしました。
撮影旅行で、あちこち歩き回るのは健康にも良いことです。
また雨の日や夜には撮りためた写真データを整理したり、修正・加工したりして楽しむこともできます。
定年前から準備をしていたBさんは、こうして写真サークルでの活動と個人での活動とで、定年後の生活を毎日楽しみながら過ごせています。
(参考サイト:定年退職でもまだまだ現役!)
62歳Cさんの体験談【住まいの確保と仕事のための資格取得】
Cさんが定年退職を迎えたのは60歳で、退職前は事務の仕事をしていました。
定年退職後を考えて準備をしたことは、定年後の住まいの確保と仕事確保のための資格取得です。
55歳くらいから準備を始めました。
中古物件を購入し、住めるようにリフォームするのに掛かった費用は合計で2000万円程でした。
また、仕事を確保する準備として、新しく資格を取得しました。
ただ、働きながら勉強する時間がなかなか作れなかったので、資格を取得するのには時間がかかってしまいました。
資格は、在宅でインターネットを活用してアルバイトをするのには役立ちましたが、定年後に再就職できるには至りませんでした。
でも、定年後に無収入になるよりはアルバイト程度の収入でも確保しておいたほうが良いので、早めに資格を取得しておいてよかったと感じています。
Cさんが心残りなのは、国家資格を取得しておけばよかったと思っている点です。
国家資格のほうが民間の資格より、再就職率が高いからです。
Cさんは自身の体験により、定年前から新しい資格の取得に努め、定年後の仕事を確保することをすすめています。
(参考サイト:定年退職でもまだまだ現役!)
まとめ
定年後にしてはいけないことや、定年後の生活を充実させるコツ・準備しておくべきことなどについてお伝えしました。
定年後に充実した毎日を送るには、準備が必要です。
なんとなく過ごすのではなく目標を持ち、趣味やボランティア・スポーツなどを通して、社会や人との関わりを大切にしましょう。
本記事を参考に、自分に合った過ごし方を見つけ、定年後も充実した時間をお過ごしください。
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