うさぎが雨の日に元気がないのはなぜ?原因と対処法を解説!
飼っているうさぎの元気がなかったり、いつもと様子が違ったりするととても心配ですよね。
もしかすると、うさぎに元気がないのは雨のせいかもしれません。
実はうさぎの体調は天候に左右されやすいのです。
本記事では、うさぎが元気がないときの原因と対処法をご紹介します。
うさぎの元気がなくて心配している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
うさぎが雨の日に元気がないのはなぜ?原因は湿気!
雨の日にうさぎの元気がないのは、湿度が原因の可能性があります。
うさぎに快適に過ごしてもらうために、以下の2点に留意しましょう。
うさぎに適切な湿度は40~60%
湿気が多い時期は特に体調の変化に注意
それぞれ詳しく解説していきます。
うさぎに適切な湿度は40~60%
うさぎに最適な湿度は40〜60%といわれています。
湿度が70%以上となる雨の日はうさぎにとってとても過ごしにくいため、元気がなくなってしまうのは当然なのです。
特に梅雨の時期は、湿度だけでなく気温も高くなりがちです。
うさぎは汗をかいて熱を発散できないので、高温多湿だと熱中症になってしまうかもしれません。
雨の日は湿度が高くなりすぎないよう、環境を整えてあげましょう。
湿気が多い時期は特に体調の変化に注意
雨で湿度が高くなると、うさぎの様子に異変が見られる場合があります。
おしっこやうんちの量が減ったり、食欲が落ちていたりするなら、湿度のせいで気分が優れないのかもしれません。
鼻や口の周りが大量のよだれで汚れていたり、ぐったりしていたりすれば要注意。
熱中症にかかっている可能性があります。
雨の日はうさぎの体調に変化がないか、注意して見てあげましょう。
うさぎが湿気にやられて元気がない時の対処法!
うさぎが湿気で元気がない時は、どうやって対処すればいいのでしょう?
主な対処法は2つあります。
湿度計を設置する。
エアコンや除湿機を活用する。
詳しく説明します。
湿度計を設置する
湿気によるリスクを少しでも減らすために、温度湿度計を設置しましょう。
湿気が高いと熱中症になりやすいだけでなく、被毛の通気性が悪くなりダニの温床になったり、皮膚炎を起こしたりする可能性があります。
湿気によって引き起こされるさまざまな病気は、うさぎにとって致命的です。
温度湿度計はうさぎを飼育する上で最低限必要なものなので、ペットショップなどで購入しておきましょう。
また、温度と湿度を管理できるスマホアプリもあります。
エアコンや除湿器を使って除湿する
エアコンや除湿器を使って湿度をコントロールするのも効果的です。
電気代はかかりますが、病気になってしまってからでは遅いのです。
省エネ設計の家電製品などを導入すれば、電気代を抑えつつ快適な環境を保てるでしょう。
エアコンや除湿器などの導入が難しければ、100均などで売っている衣類用の除湿剤をケージの周りに設置するだけでも除湿効果に期待できます。
扇風機やサーキュレーターを使って、室内の空気を循環させるのも有効です。
ただし扇風機の風がうさぎに直接当たらないよう注意してくださいね。
うさぎを湿気から守る!飼育環境にも注意!
うさぎを湿気から守るために、どんなことに注意すればいいのでしょう?
飼育環境の注意点は4つあります。
牧草やペレットは密閉して保管する
果物や野菜は食べきれる量を与える
水はこまめに交換する
ケージや飼育用品は清潔にする
順番に解説しますね。
牧草、ペレットは密閉して保管する
牧草やペレットは、専用のタッパーなどを使い密閉して保管しましょう。
なぜなら、牧草やペレットは湿気を吸収しやすいからです。
牧草やペレットが湿気を吸収すると、味や食感、匂いが変わってしまいます。
デリケートなうさぎは、少しでも味や匂いに変化があると食欲が落ちてしまいやすいのです。
また、牧草やペレットが湿気を帯びるとカビが生えやすくなり危険です。
できるだけ空気を抜いて、専用のタッパーで保管しましょう。
乾燥剤などを一緒に入れておくといっそう効果的です。
果物や野菜は食べきれる量を与える
雨の日や梅雨の時期などはうさぎの食欲が落ちるので、果物や野菜を与える際は食べきれる量に留めましょう。
食べ残した分は湿気を吸っておいしくなくなるので、早めに片付けてあげてください。
無理に食べさせようとするとうさぎのストレスになりますし、食べ残しは細菌やカビの繁殖の原因になります。
普段より少なめの量を与えるのがポイントです。
水はこまめに交換する
水を毎日取り替えるのは基本中の基本ですが、雨の日はできれば1日2回交換してあげましょう。
また、うさぎがいつでも好きなタイミングで飲めるように、新鮮なお水をたっぷりあげてください。
塩素などを含まない浄水した水だと理想的です。
水を飲む量もうさぎの体調の変化を知る大切な情報なので、飲む量が普段と違わないかよく観察してあげましょう。
ケージや飼育用品は清潔にする
ケージ内に雑菌などが繁殖しないよう、食器や水入れなどを清潔に保ってください。
うさぎはとても清潔な動物ですから、身の回りが汚いとストレスになり病気になってしまうといわれています。
特に給水ボトルは意外と汚れやすく、閉め口の溝部分などは雑菌やカビが繁殖しやすいので注意が必要です。
給水するときに毎回きちんと洗うようにしましょう。
また、ケージもこまめに掃除してあげる必要があります。
うさぎ専用の掃除用スプレーや掃除シートを使い、ケージ内のうんちや抜け毛などをきれいに掃除してあげましょう。
うさぎが雨の日に元気がない?と思った時のチェックポイント
うさぎの様子が心配になったときは、どんなところに注意すればいいのでしょう?
チェックポイントは4つあります。
食欲
目の輝きや毛並みの状態
おしっこやフンの状態
お尻は汚れて、ないか
一つひとつ詳しく見ていきましょう。
食欲
うさぎの一番わかりやすい変化が食欲です。
うさぎは繊細な動物なので、具合が悪いときは食欲が落ちがちです。
飼っているうさぎが餌やペレットを口にしなくなったら、まずは飼育環境に問題がないか確認しましょう。
おしっこやフンの状態
体調の変化は、おしっこの色やうんちの状態にも表れやすいです。
いつもは丸くて一定の大きさのうんちが、体調が悪いとバラバラの大きさになったり、いびつになったりします。
下痢をしていたら要注意。
また、おしっこの色がいつもと違うなら、重篤な病気が潜んでいる可能性もあります。
早めに病院で受診しましょう。
お尻の汚れ
下痢をしているとお尻が汚れることがあります。
お尻や足の汚れは菌が繁殖しやすく、感染症の原因になります。
ぬるま湯などで優しく拭き取ってあげましょう。
また、雨の日は毛の中が蒸れやすいので、こまめにブラッシングをして絡み合っている毛を取り除いてあげることも大切です。
こまめなお手入れは球毛症の予防にもなりますよ。
まとめ
うさぎは大切な家族の一員です。
できるだけ快適に、気持ちよく過ごしてもらいたいですよね。
本記事では雨の日にうさぎの元気がなくなる原因と、具体的な対策について詳しくお伝えしました。
ほんの少し工夫してあげるだけで、うさぎは雨の日でも快適に過ごすことができます。
飼っているうさぎの元気がなくて心配している方は、ぜひ本記事を参考に飼育環境を見直してみてくださいね。
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