旅行を通じて子供に経験を!旅育のメリットとやり方を紹介

 「旅行の経験って、子供にどんな影響があるんだろう?」

最近は『旅育』という言葉も聞かれるようになり、子供の旅に関心を持つようになった方も多いのではないでしょうか。

旅行に行くことには、ただ家族の思い出を作るだけではなく、子供の感性を育むといった効果もあります。

本記事では、子供に旅行をさせることで得られるメリットや、旅育のやり方をご紹介します。

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ぜひ参考にして、お子さんに旅行ならではの経験をさせてあげてくださいね!

旅行で子供に経験を与えられる旅育とは

旅育とは、旅行先で得られる経験を通して、子供の感性や人間性を育むことを指します。

日常生活だけではどうしても毎日同じことの繰り返しになりやすく、子供が得られる体験にも限りが出てきますよね。

旅育では、旅先での非日常的な経験を通して価値観を広げ、より柔軟なものの捉え方ができるようになると言われています。

ただ新しい知識を得るだけではなく、五感を使って自由に感じ、子供自身が考えることが旅育の大きな特徴です。

旅育のメリット

旅行の経験を通して子供の心を育む『旅育』には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

以下3つのメリットをご紹介します。

旅育のメリット
  • さまざまな価値観や文化に触れられる
  • 親子の絆が強固になる
  • コミュニケーション能力が向上する

 

さまざまな価値観や文化に触れられる

旅育のメリットの一つは、さまざまな価値観や文化に触れられることです。

子供は普段、保育園や幼稚園、学校など、非常に狭いコミュニティの中で生きています。

他の世界を知らないので、「先生の言うことは絶対正しい」「友達と違うことをしていたらバカにされる」などといった固定概念を持ってしまいがちです。

しかし、旅行に行くと今までとは全く違う世界に触れることができます。

それまで常識だと思っていたことが常識ではなく、世の中にはさまざまな考え方があることを知れるので、価値観を大きく広げることができるのです。

百聞は一見にしかずなので、実際に体験したことは、子供の考え方を大きく広げてくれるでしょう。

親子の絆が強固になる

旅育のメリットには、親子の絆が強固になるという面もあります。

日ごろ仕事や家事、育児と忙しくしていると、子どもとゆっくり接する時間は少なくなりがちです。

旅行に行き、半強制的に日常から離れることで子供と過ごす時間が増え、じっくりコミュニケーションが取れるようになるのです。

旅行先では普段の雑事から解放され親もリラックスしていますし、楽しい体験をたくさんできるので、自然と会話も弾みます。

普段よりも濃厚な時間を過ごせるので、親子の信頼関係もより強めることができますよ。

コミュニケーション能力が向上する

旅育には、子供のコミュニケーション能力が上がるというメリットもあります。

普段生活をしていると、友達や家族、先生など、知っている人としか接する機会がありません。

しかし、旅行に行くと強制的に見知らぬ人と接しなければならなくなります。

「どう言えば伝わるだろうか」「失礼じゃないかな」など、様々なことを考えながら人と接するので、自然とコミュニケーション能力が伸びていくのです。

今後色々な人と関わっていく中で、『知らない人』への耐性が高いことは大きな武器になると言えます。

旅育のやり方

子供を旅行に連れていくことにはさまざまなメリットがあります。

しかし、何から何まで親がやってあげるような旅行では、旅育の効果は得られません。

旅育のメリットを最大限得られる方法を、旅行の準備段階から旅行中・旅行後に分けて解説します。

準備段階

旅行の準備段階では、子供にも準備に参加させるようにしましょう。

子供にも準備をさせることで、家族との一体感や計画性を育むことができます。

例えば、行き先も親が一方的に決めるのではなく、子供にもどこに行きたいかや何をしたいかなどを聞いてみましょう。

自分が決めたことを実現できると思うと、子供も旅のイメージがより膨らんで、ワクワクしてくれます。

また、持っていくものの準備も子供にさせると、「自分のことは自分でできる」という責任感や自立心を育めますよ。

何かのイベントのために準備して実現していくという経験は、子供にも大きな自信を与えるので、ぜひ子供と一緒に進めてみてくださいね。

旅行中

旅行中には、子供自身が主体的に動けることや、五感を使ってもらうことを意識してみましょう。

旅行の醍醐味は、学校などのルールに縛られず行動でき、価値観を広げられることです。

「先生に言われたからやる」といった受け身の姿勢ではなく、「自分の行動」で何かを変え、感じていくようにしてみてください。

例えば、朝起きる時間や朝食を摂る時間を自分で決めさせる、といったことでも良いですね。

地図を調べる係など、何か役割を与えることも、家族とのつながりや責任感を育むことにつながります。

「ありがとう」「すごいね」などと褒める言葉をかけることで、子供はより安心感と家族との絆を感じることができますよ。

アクティビティには自然や芸術、郷土料理などを実際に経験できるイベントを取り入れて、子供自身の感性を刺激してみてくださいね。

旅行後

旅行後は、旅のことを思い出しやすいようにアルバムなどを作りましょう。

楽しかったことを後から何度も思い返すことで、家族との一体感や絆が強く心に刻まれます。

自分が旅行中に成し遂げたことも思い出せるので、子供の将来において強い心の支えとなるのです。

写真はもちろん、旅先のパンフレットやチケットなどをスクラップして取っておくと、より鮮明に情景を思い出せますよ。

子供が文字が書ける場合は、一言感想を書かせるなどして、より思い出深いものにしてみてくださいね。

旅育におすすめのスポット

旅育をするなら、どういった場所に行くのが良いのでしょうか?

こちらでは、子供との旅行におすすめのスポットを3つに分けて紹介します。

旅育におすすめのスポット
  • 自然と触れ合える場所
  • 収穫体験ができる場所
  • 博物館

 

自然と触れ合える場所

旅育をするなら、自然と触れ合える場所へ行くのがおすすめです。

ビルや人混み、雑音のない自然の中では、普段使わない感覚を刺激できるからです。

例えば、海で波と戯れたり、山登りや森の散策を楽しんだり、川で釣りをしてみたり…。

体を動かすこと自体が刺激になりますし、波の音や鳥のさえずりなどが、子供の感性を広げてくれます。

筆者はガイド付きで、ネイチャーツアーや星を見るツアーに参加しました。

自然を感じながら知識も得られて、とても勉強になりましたよ!

自然に関心が高い子には、ぜひガイド付きのツアーも検討してみてくださいね。

収穫体験ができる場所

野菜や果物などの収穫体験ができる場所も、旅育にはおすすめです。

普段の生活の中で、「自分が口にしている食べ物がどのようにできているのか」と思いを馳せることはなかなかありません。

収穫体験をすることで、食べ物がいつでも手に入ることや、食べ物を作ってくれる人がいることにありがたさを感じられます。

スーパーに食べ物が並んでいる状態は決して当たり前ではないのだと、食べ物をより大切にできるようになりますよ。

博物館

旅育には博物館もおすすめです。

博物館には、子どもの知的好奇心をくすぐる展示物がたくさんあります。

例えば、東京の上野にある『国立科学博物館』には、恐竜の化石や標本、小惑星探査機『はやぶさ』の実物大模型など、ロマンを感じさせる展示物が計25,000点も展示されています。

テレビや図鑑でしか見たことのない物を近くで見ることができるのは、子供にとっても貴重な体験です。

博物館はジャンルも様々で、体験型の博物館などもありますので、ぜひ子供の関心度が高いところへ連れていってみてくださいね!

まとめ

家族で旅行するとなると、せっかくなら子供にも良い経験をしてほしいと思いますよね。

最近では『旅育』という言葉も出てきているほど、旅の経験が子供の心を豊かに育むことが分かってきています。

本記事では、旅行で子供に様々な経験をさせる旅育のメリットや、やり方を解説しました。

旅育にご興味のある方はぜひ参考にして、お子さんの健やかな成長にお役立てください。

50代、主婦歴22年 息子2人はすでに成人し、長男は独立。夫と次男とミニチュアダックス1匹と暮らしています。 さまざまな職種のパートを経験しながらPTA活動にも積極的に参加するなど、人付き合いは得意な方です。 料理やスピリチュアルの学びも好きで、『成長』と『成幸』をしていきたいと日々の生活を楽しんでます!

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