お墓参りは手ぶらでいいの?お墓参りに持っていくといいものも紹介
「お墓参りに手ぶらはダメなのかな?」
お墓参りに行くと、線香やお花を持っている方も多く、手ぶらで行ってもいいのか迷う方もいるでしょう。
本記事では、お墓参りは手ぶらで大丈夫なのか、お墓参りに持っていくといいものを紹介します。
お墓参りに行く服装や時間帯も解説していますので、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。
お墓参りは手ぶらでも大丈夫?
お墓参りに「手ぶらで行ってはいけない」という決まりはありません。
お墓参りには様々な作法があるため、お供え物などを用意すべきと考える方も多く、手ぶらで行くのはマナー違反と思われがちです。
しかし、お墓参りの本来の目的は、ご先祖さまや故人に手を合わせ、供養をする大切な場所です。
墓石の掃除をしたり、花をお供えしたりするのも大切ですが、お墓に手を合わせに行くことでご先祖さまや故人に喜んでもらえると嬉しいですね。
お墓参りの気になる服装や時間帯は?
ここでは、お墓参りにいくときの気になる服装や時間帯を解説します。
服装は普段着でOK
お墓参りの服装は、普段着や仕事着でも大丈夫です。
スーツといった正装もお墓参りには、ふさわしい服装になります。
ただし、デザインが派手なものや露出度の高い服装は、お墓参りの場所に不適切なので避けましょう。
ヒールを履いて行きたいという方は、墓地は足元が悪いので、低めのヒールやスニーカーなどにするのがおすすめです。
墓地には、他にもお墓参りに来ている方がいるので、不快にさせるような服装は、避けるのが無難ですよ。
時間帯に決まりはない
お墓参りに行く時間帯の決まりは特にないので、自分のタイミングで行きましょう。
しかし、墓地によっては入れる時間帯が決まっていたり、夕方や夜は暗くて危険だったりするので注意が必要です。
お墓参りに行く時間帯に悩む方は、午前中や明るい時間帯がおすすめです。
午前中に行くことは、自分の予定よりもご先祖さまや故人との時間を大切にしたいという意味を持ちます。
お墓参りに行く時間帯をあまり気にせず、自分の行きたいタイミングで訪れてみてくださいね。
墓参りに持っていくといいもの
お墓に手を合わせるだけでなく、ご先祖さまや故人が眠る墓石を掃除したり、お供えしたりする作法も大切です。
お墓参りの作法は、宗派や地域によって違いますが、以下の6つを準備するといいでしょう。
- 掃除道具
- お供え用の水
- 線香
- お供え用の花
- お供え用の食べ物や飲み物
- 半紙
詳しく解説します。
掃除道具
お墓参りにいくときは、掃除道具を用意していきましょう。
お墓参りは、手を合わせる前にまず墓石の掃除から始めます。
墓石を綺麗にすることで、ご先祖さまや故人を供養する意味が込められており、とても大切な作法の1つです。
墓石の掃除道具には、以下のようなものが挙げられます。
- バケツ
- 水
- スポンジやブラシ
- 雑巾やタオル
- ほうき・ちりとり
掃除するときは、墓石を傷つけやすいスポンジなどは避け、丁寧な掃除を心がけましょう。
墓地によっては、掃除道具の貸出をしている場合もありますので、確認しておくと安心ですよ。
お供え用の水
墓地に水道がない場合は、お供え用の水を持っていくと安心です。
墓石に水をかけることで、ご先祖さまや故人を供養する、清める意味が込められています。
お供え物の水は、必ず綺麗な浄水を用意し、ペットボトルなどは使わず、柄杓を使って墓石に水をかけるのがマナーです。
また、墓石に水鉢がある場合は、綺麗な水を入れてお供えしましょう。
墓地によっては、水道や柄杓の利用ができる場合もありますので、確認しておくとわざわざ持っていく手間が省けます。
水道がない場合は、ペットボトルに新鮮な水を入れていくと持ち運びやすくなりますよ。
線香
お墓参りにいくときは、線香を用意していきましょう。
線香には、お墓参りに来たことを知らせる、線香の煙と共に思いを乗せるなどの意味があります。
線香の火をつけるために、マッチやライターなども一緒に持っていくようにしましょう。
線香の本数は、宗派や地域によって異なりますが、1本〜3本を目安に用意します。
線香は、近場のお店で手に入れやすいので、お墓に行く前に線香だけでも買っていくといいですよ。
お供え用の花
お墓参りに行くときに持っていくといい1つに、お供え用の花があります。
お供え物の花は、お供えする人の心を穏やかにしたり、墓石を華やかにしたりする作法の1つです。
【お供え物の花を選ぶポイント】
- 仏花と呼ばれる花を選ぶ
- 胡蝶蘭や百合のような白い花を選ぶ
- 亡くなった方が好きだった花を選ぶ
- トゲや毒がある花は避ける
- 匂いがきつい花は避ける
お花に輪ゴムがついているときは、わざわざ取る必要はなく、輪ゴムをしている方が飾りやすくなります。
お墓を汚したり、花を枯らしたりするのを避けたい方は、造花を選ぶのもおすすめですよ。
お供え用の食べ物や飲み物
お墓参りにいくときは、お供え用の食べ物や飲み物を持っていきましょう。
お供え物の食べ物や飲み物には、毎日食事できていることへの感謝の気持ちが込められています。
【お供え物を選ぶときのポイント】
- 果物や小袋のお菓子
- 亡くなった方が好きだった食べ物や飲み物
- 肉や魚などの殺生を感じさせる食べ物は避ける
- 臭いがきつい生姜やネギなどは避ける
お供えした後は、家に持ち帰って食べるのが供養にも繋がりますので、持ち帰りやすいお供えものを選ぶのもおすすめです。
複数人でお供え物を分けるときは、小分けされたものを選ぶのもいいですよ。
半紙
お供え物を持っていく方は、「半紙」も忘れずに用意します。
お供え物を直接墓石に置くのは、マナー違反になるため、半紙などの敷物が必要です。
半紙はそのまま使うのではなく、三角の形に折り、角が自分に向くように置きます。
半紙を忘れた方は、ハンカチなどを代用するといいですよ。
お墓参りで守るべき注意点
お墓参りで守るべき注意点には、以下の3つがあります。
- 線香の火は消して帰る
- お供え物は持ち帰る
- お酒や飲み物を墓石にかけない
詳しく解説します。
線香の火は消して帰る
お墓参りを終えたら、線香の火を消して帰りましょう。
線香の火をつけたままでは、周りのものに火がうつり、火事になる危険性が高いので注意してください。
火の消し忘れが心配な方は、帰る前に墓石に水をかけておく、あらかじめ線香を短くしておくなど工夫すると安心ですよ。
お供え物は持ち帰る
お供え物を持ってきた方は、必ず持って帰りましょう。
お供え物を置いたままにすると、カラスに散らかされたり、虫などが寄ってきたりする可能性が高いです。
また、墓地の管理者や他に墓地を利用している方にも迷惑をかけてしまうことも。
例え腐らないものだとしても、お供え物を持っていったときは、持ち帰るのが無難です。
お酒や飲み物を墓石にかけない
お酒や飲み物を、墓石にかけるのはやめましょう。
墓石にお酒やジュースといった飲み物をかけると、墓石を傷つけてしまう恐れがあります。
墓石はご先祖さまや故人を弔うために造られた大切なものなので、綺麗を保ちましょう。
万が一、お酒などをかけてしまった場合は、水で洗い流しタオルで拭くようにしてくださいね。
まとめ
お墓参りに手ぶらで行ってもいいのか知らないと、行きづらくて困りますよね。
本記事では、お墓参りは手ぶらで大丈夫なのか、お墓参りに持っていくといいものを紹介しました。
記事内で紹介したように、お墓参りは手ぶらでも大丈夫と知っておけば、気軽にお墓参りができますね。
お墓参りに行く服装や時間帯も解説していますので、ぜひ本記事を参考にしてお墓参りに行ってみてくださいね。
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