【猫を飼い始めたけどご飯食べない】大丈夫?対処法は?病院へは行くべき?
「飼い始めた猫が、ご飯を食べてくれない!」
新しい家族として迎えた猫がご飯を食べないと、心配してしまいますよね。
本記事では、飼い主さんの不安を解消するために、猫がご飯を食べない時の対処法や病院に連れて行くタイミングをご紹介します。
猫がご飯を食べないことが心配な方は、参考にしてみてくださいね。
飼い始めの猫がご飯食べないのはなぜ?
飼い始めの猫がご飯を食べない場合に考えられる理由を、以下の3点が考えられます。
- ご飯が好みに合わない
- 生活環境がいきなり変わったため
- ワクチンや健康診断がきっかけとなることも
それぞれ解説していきます。
ご飯が好みに合わない
猫の好みではないと、ご飯を食べないことがあります。
ペットショップなど猫が前にいた場所から情報をもらって、同じフードを与えてみましょう。
よくわからない場合は、いくつかフードを用意してみるといいですね。
生活環境がいきなり変わったため
前にいた場所からの移動により、生活環境が変わったために食欲がない場合もあります。
猫は繊細な動物で、少しでもいつもと違うことがあるとストレスを溜めてしまいます。
ワクチンや健康診断がきっかけとなることも
ワクチン接種や健康診断がきっかけで、一時的に元気がなくなり、食欲もなくなってしまうことが考えられます。
動物病院までの移動、音や匂い、知らない人に触られるなどで、猫にとって動物病院はストレスになりやすい場所です。
また、ワクチン接種の副反応で、病気にかかったように熱っぽかったり、だるそうな様子を見せたりします。
そのような場合は、ワクチンを接種した動物病院に相談しましょう。
飼い始めた猫がご飯を食べないときはどうしたらいい?試してほしい対処法
飼い始めの猫がご飯を食べないときは、次の対処法を試してみることをおすすめします。
- ご飯の種類や状態を変えてみる
- ご飯を与える場所を変える
- そっとしておく
詳しく説明していきます。
ご飯の種類や状態を変えてみる
ずっと同じご飯だと飽きてしまう場合もあることから、キャットフードを変えてみるのも効果があるといえるでしょう。
初めはいつものご飯に新しいご飯を少量ずつ混ぜながら与えて、徐々に増やしながら、切り替えていく方が良いですね。
また、いつものキャットフードにふりかけをかけて与えると、食べてくれるようになるかもしれませんので、試してみてくださいね!
ご飯を与える場所を変える
ご飯を与える場所を変えてあげることで、食べるようになってくれる場合もあります。
猫は繊細な動物なので、ご飯を食べている場所が騒がしかったり、人の出入りが激しかったりすると、落ち着いて食べられないことがあります。
いつもと違う場所・いつもと違う人・いつもと違う時間帯など、少し変えてみることで猫にも変化があるかもしれませんよ!
構いすぎはストレスになることも!そっとしておく
飼い主さんは猫が近寄ってきたときに触る程度に我慢して、無理にしつこくならないように、そっとしておいてあげるようにしましょう。
猫が可愛くてつい構いたくなってしまうのは分かりますが、猫は構われることをあまり得意とはしていません。
逆にストレスが溜まってしまって、ご飯を食べなくなってしまうことがあります。
こんなときは病院へ!飼い始めの猫がご飯食べないときの要注意な症状
猫がご飯を食べなくなる理由には、消化器系や泌尿器系の病気・感染症などのあらゆる体の異常から来ることも考えられます。
猫は具合が悪くても話すことができないので、飼い主さんが猫の様子をしっかり観察していることが重要です。
以下の症状がみられたら病院へ連れていきましょう。
- 生後半年以内の猫が半日以上何も口にしない
- 嘔吐や下痢をしている
- ぐったりしていて元気がない
- 排尿しない
詳しく解説します。
1. 生後半年以内の猫が半日以上何も口にしない
生後半年以内の子猫が、半日以上何も口にしないということは具合が悪いのかもしれません。
そもそも子猫のうちは良く寝て、良く食べ、良く遊ぶものです。
生後半年以内の子猫が半日食事を取らないと、低血糖を起こしてしまう可能性があります。
低血糖症を放っておくと、命に係わる事態も考えられるので危険です。
元気がなく動きも悪い、鳴く声が小さい、ぐったりしているなどの症状がみられる時は、なるべく早めに動物病院に連れて行くようにしましょう。
2. 嘔吐や下痢をしている
食欲も元気もなく下痢と嘔吐も繰り返している場合、ウイルスや細菌・寄生虫・アレルギーが原因になっている恐れがあるので、早めに動物病院で受診しましょう。
嘔吐や下痢を起こした時の状態はメモを取っておくことで、診察の際の問診でスムーズに受け答えできます。
動物病院には嘔吐物や便を持参し、検査してもらうといいでしょう。
3. ぐったりしていて元気がない
いつもと違い、食欲もなくぐったりと元気がない状態であればすぐにでも受診が必要です。
猫はとても我慢強く、体調が悪い時でも隠そうとする習性があります。
猫がぐったりとして元気がない時の原因として考えられるのは、次の4点です。
- 気温:高すぎ、または低すぎる
猫は暑さと寒さ両方に弱く、適温は25度前後です。冬は、体温を保つためにジッとして体力を温存することがあります。 - ストレス:環境の変化や音によるもの
猫は環境の変化に敏感であり、引越し・工事の騒音・他種の動物の出現がストレスになり動かなくなることがあります。 - 怪我:爪が折れている、捻挫や骨折などをしている
怪我をすると猫はじっとして動きません。 - 病気:内臓系の病気にかかっている場合
食欲低下・発熱・嘔吐・下痢などの症状が見られると、じっとしていることがあります。
4. 排尿しない
猫がトイレに行こうとしなかったり、行っても尿をしないで出ていったりする場合は、病気以外の原因も考えられます。
「トイレが汚れている」「砂の種類が気に入らない」「トイレの設置場所がいや」などの理由で排尿しないことがあるのです。
トイレを横目で見ながら何度も通り過ぎてしまうなどの行動が見られたら、綺麗に掃除してあげるか、砂や設置場所を変えてみることをおすすめします。
しかし、病的な場合も考えなければなりません。
尿をしようとしているのに出ないという行動を何回か繰り返しているのは、「尿路結石症」「膀胱炎」「尿路閉塞」「尿路の腫瘍」など病気が隠れている恐れもあります。
早めに動物病院で受診するようにしましょう。
まとめ
本記事では、飼い始めた猫がご飯を食べない時の対処法と病院に行くタイミングについて解説しました。
猫がご飯を食べないのは、さまざまな理由が考えられます。
病院に連れて行った方がよいか、飼い主さんの工夫次第で改善されるかどうかの判断をするか、普段から猫の様子を観察しておく必要があります。
飼い始めた猫がご飯を食べないときは、記事の内容を参考にして猫からのSOSのサインを見逃さないようにしてくださいね!
この記事へのコメントはありません。