トイプードルの老化はいつから?寿命を伸ばすためにできる5つの対策
「トイプードルっていつから老化が始まるんだろう?」
そんな時、体の衰えに気づかず、健康を害しては困りますよね。
実は、老犬になると少しずつ老化現象が始まります。
本記事では、トイプードルの老化の時期や寿命を伸ばすための対策を紹介します。
少しでも長く愛犬と一緒に居たい方は、参考にしてくださいね。
トイプードルの老化の兆候はいつから見られる?
一般的に、トイプードルに老化の兆候が表れるのは10歳前後です。
トイプードルは、1歳になると人間の15歳相当まで成長し、その後1年ごとに4歳年を取るので、あっという間に老犬になってしまいます。
しかし、10歳を迎えたからと言って、老化の兆候がいきなり表れるわけではありません。
気づかないうちに少しずつ内臓の機能が低下したり、足腰に影響が出たりなどと始まってきます。
10歳を過ぎてきたら、体や行動の変化に注意して見てあげましょう。
トイプードルの老化はいつから?老犬期に入ったら見られる4つのサイン
トイプードルは10歳前後から老化が始まると言われていますが、老犬期に入るとどんなふうになるのでしょうか?
老犬期に見られる4つのサインは以下の通りです。
視力や聴力が低下する
眠っている時間が多い
動作が鈍くなる
食欲がなくなる
順に詳しく説明します。
視力や聴力が低下する
トイプードルも人間同様、老犬になると視力や聴力が低下してきます。
特に目は白内障になりやすく見えづらくなるため、家具や壁に頭をぶつけてしまうことも。
また、耳も聞こえづらくなり、大きな物音がしても起きなくなったり、名前を呼んでも振り向かなくなったりします。
生きていく上で支障はなくても、老化によって視力や聴力が低下することを知っておきましょう。
眠っている時間が多い
老犬になったトイプードルは、眠っている時間が多くなることがあります。
年を取るとちょっとした運動でも疲れてしまい、体力が回復するまで時間がかかってしまいます。
お散歩やトリミングなどでも疲れてしまうことがあるので、ゆっくり休ませてあげることが大切です。
動作が鈍くなる
若い頃は機敏に動いていたトイプードルも、年を取るにつれて動作が鈍くなります。
老犬になると足腰の筋力も弱って力が入りづらくなることも。
段差でつまづいたり、障害物が避けられなくなったりしたら、老化のサインだと考えても良いでしょう。
食欲がなくなる
老犬になると、食欲がなくなってきます。
足腰が弱って運動量が低下することと、加齢によって消化器系の働きが低下してくることが主な原因だといわれています。
他にも以下のような原因が考えられます。
味覚の変化や嗅覚の低下
飲み込む力の低下
歯周病や口内炎など口腔内の問題
最期が近づいている
上記の原因で食欲がなくなるのは老犬にとって自然なことなので、元気があって便や尿が普段と変わらないようであれば、しばらく様子を見てあげましょう。
ただし、全く食べなかったり、元気がなかったりした時は医師の診断が必要なので、なるべく早く医師に相談することをおすすめします。
(参考サイト:SBIいきいき少短)
トイプードルの老化が始まったら気をつけたい食事のポイント
トイプードルの老化が始まったら食事に気をつけましょう。
では、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
食事のポイントは以下の3つです。
消化しやすいものを与える
オメガ3脂肪酸を積極的に摂らせる
栄養バランスの整った食事
詳しく説明します。
消化しやすいものを与える
トイプードルの老化が始まったら、消化しやすいものを与えるようにしましょう。
老犬になると消化機能が衰え胃腸の働きが悪くなります。
そのため、若い頃のような硬いドライフードのままではお腹を壊してしまう場合があります。
ドライフードにお湯を入れしばらくふやかすことによって柔らかくなるので、食べやすくなります。
また、缶詰のフードも併用すると良いでしょう。
オメガ3脂肪酸を積極的に摂らせる
トイプードルが老犬になったら、オメガ3脂肪酸を積極的に摂らせるようにしましょう。
オメガ3脂肪酸とは「αリノレン酸」「EPA」「DHA」の3つの必須脂肪酸のことで、皮膚や脳を健康に保つための大切な栄養素です。
その他にも関節や内臓の炎症、血流をよくする働きが期待されます。
しかし、オメガ3脂肪酸は熱に弱く、空気に触れると酸化しやすいので、普段の食事からは摂取しにくいとされています。
アマニ油やごま油、サプリをフードに少量混ぜて与えるのがおすすめです。
(参考サイト:Qooppy)
栄養バランスの整った食事
老化が始まったトイプードルは、栄養バランスの整った食事を摂れるようにしてあげましょう。
食事で摂取する栄養は内臓や筋肉、血液など体そのものを作る材料なので、栄養バランスが整ったフード選びが大切です。
老犬の食事は、高タンパク質で低カロリーのフードが最適です。
ただし、歯が弱くなったり、痩せ過ぎたりする場合は、少しの量でしっかり栄養が摂れるフードに切り替えてあげましょう。
トイプードルの寿命を伸ばすために飼い主ができる5つの対策
愛犬が長生きしてくれることは飼い主が望むことですが、できるだけ寿命を伸ばすにはどうすれば良いのでしょうか?
飼い主ができる5つの対策は以下の通りです。
歯磨きの習慣をつける
誤飲や怪我を防ぐための整理や環境
毎日運動する時間を与える
快適な室温環境を維持する
定期的に健康診断を受けさせる
詳しく説明していきます。
歯磨きの習慣をつける
トイプードルの寿命を伸ばすための対策の一つとして、歯磨きの習慣をつけることが大切です。
老犬になると虫歯や口臭、歯周病など口腔内のトラブルが起こりやすくなります。
口腔内のトラブルが進行すると歯が抜け落ちたり、顎の骨がもろくなったりすることも。
寿命を伸ばすためにも、歯の健康にも気を使うことが重要です。
週に2〜3日の歯磨きの習慣をつけ、健康で長生きできるよう飼い主が率先して行うようにしましょう。
誤飲や怪我を防ぐための整理や環境
寿命を伸ばすための対策として、誤飲や怪我を防ぐための整理や環境づくりがあります。
老犬になると目が見えづらくなり、誤飲をしてしまうこともあります。
また、後ろ足の筋力が弱ってくるため、フローリングなどの滑りやすい床やちょっとした段差は脱臼や骨折の原因になることも。
誤飲や怪我を防ぐためにも、部屋の整理や安全な環境づくりをすることが大切です。
毎日運動する時間を与える
トイプードルの寿命を伸ばす対策として、毎日運動する時間を与えることです。
活発なトイプードルは、運動不足になるとストレスが溜まってしまうことも。
短い時間でも良いので、毎日散歩に連れて行ってあげたり、おもちゃで遊んであげたりすることが大切です。
そして、ストレスを溜めないことが、長寿のポイントでもあるといえます。
快適な室温環境を維持する
トイプードルの寿命を伸ばすには、快適な室温環境を維持することも必要です。
体温調整が苦手なトイプードルは、暑さや寒さでダメージを受けると免疫力が低下して、様々な病気を発症しやすくなります。
トイプードルが快適に過ごせるよう、室温は冬で20℃〜23℃、夏で26℃を維持しておくと安心です。
トイプードルに負担がかからないよう、こまめな温度設定を心がけましょう。
(参考サイト:INUNAVI)
定期的に健康診断を受けさせる
寿命を伸ばす対策は、定期的に健康診断を受けさせることです。
トイプードルが生きている限り、病気や怪我はつきものです。
定期的な健康診断を受けさせることで、早期発見や予防ができ結果的に寿命を伸ばすことに繋がります。
トイプードルが老犬になったら、半年に1回の健康診断を受けさせるようにしましょう。
(参考サイト:ブリーダーナビ)
まとめ
元気に走り回り家族を癒してくれるトイプードルも、人間と同じように年を重ねるごとに老いていきます。
年を取ることはわかってはいても、いつから、どのように老化していくのか想像ができませんよね。
本記事では、トイプードルの老化の時期と寿命を伸ばすために飼い主ができることを紹介しました。
愛犬が少しでも長く生きてくれることを願っている飼い主さんは、本記事を参考にお世話してあげてくださいね。
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