キャッシュレス決済で支払ったものを返品・返金するときの流れと注意点
「キャッシュレス決済で支払ったけど、返品したい!」
キャッシュレス決済で購入した品物が気に入らなかった時に、返品・返金の流れがわからないと困りますよね。
実はキャッシュレス決済の返品・返金の流れは、支払い方法によって違うのです。
本記事では、キャッシュレス決済で支払った物を返品・返金するときの流れと注意点を紹介します。
キャッシュレス決済で買った品物を返品したいとお悩みの方は参考にしてくださいね。
【キャッシュレス決済の種類別】返品・返金の流れ
キャッシュレス決済の返品・返金の流れは、支払い方法によって異なります。
主な支払い方法は次の4つです。
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー
- コード決済
ここからはそれぞれの決済方法での返品・返金の流れを説明します。
クレジットカードの場合
クレジットカードの場合は、ショップがクレジットカード会社に払い戻し処理を行います。
現金で払い戻しすると、決済手数料分がお店側の損失になるからです。
返品はショップに持っていくと可能ですが、払い戻し処理はカード会社と店側のやり取りになります。
払い戻し手続きと締め日の関係で、締め日前なら埋め合わせされます。
ですが、締め日以降になると一旦引き落としした上で翌々月に払い戻しされるのです。
払い戻し手続きと締め日によって、払い戻しの対応方法が変わるので気をつけましょう。
デビットカードの場合
デビットカードの場合は、ショップに返品するとショップ側が伝票のキャセルをして、登録している口座に払い戻されます。
なぜならデビットカードを使って買い物をすると、使った金額が銀行口座から引かれるからです。
品物を返してから口座に払い戻しされるまでに1〜2週間かかります。
ショップの方で払い戻し処理を忘れていたなどによって、3ヶ月ほどかかることもあるので注意が必要です。
払い戻しを急ぐ方は、銀行に連絡してみてくださいね。
電子マネーの場合
電子マネーの場合は、基本的には現金で払い戻しします。
チャージタイプはシステムが払い戻し処理に対応しておらず、後払い式でもキャセル可能期間が過ぎれば現金での払い戻しです。
後払い式の「iD」や「QUICPay」などは、一定期間内であれば決済のキャセルができます。
自分が使っている電子マネーがどの支払い方法なのか、事前に調べておきましょう。
コード決済の場合
コード決済の場合は、お店とコード決済の事業者間で払い戻し処理を行います。
支払い方法によって、客への払い戻し処理方法が異なるとされています。
例えば、チャージ残高から支払った場合は、残高として払い戻しとなるのです。
ポイントで支払った場合は、ポイントに変換され払い戻し処理されます。
心配な方は、コード決済の事業者に払い戻し方法を確認してみましょう。
キャッシュレス決済の返品・返金の注意点
キャッシュレス決済の返品・返金の注意点は、主に次の5つがあります。
- 現金での返金はしてもらえない
- 返金までの期間が長くなる場合がある
- 購入で付与されたポイントも差し引かれる
- 店舗や商品によっては返品・返金してもらえない場合がある
- 返金手数料がかかる場合がある
詳しく説明します。
1. 現金での返金はしてもらえない
キャッシュレス決済の返金の注意点のひとつに、現金で払い戻しされない点に注意が必要です。
なぜなら、クレジットカードの場合は現金で払い戻しすると手数料が戻ってこないからです。
クレジットカードは、買い物をするたびにカード会社に手数料を支払っています。
クレジットカードに払い戻しすることで、手数料も戻る仕組みになっているのです。
購入者側が損をしないように、カードへの払い戻しという方法が取られています。
2. 返金までの期間が長くなる場合がある
キャッシュレス決済の返品・返金は、払い戻しまでの期間が長くなる場合があります。
なぜなら、ショップによって締め日にまとめてデータを送るケースもあるからです。
こうした場合、カード会社に払い戻し手続きのデータが届くまでに、最大で2ヶ月程度かかることもあります。
期間は長くなりますが、返ってこないわけではないので、ゆっくり待ちましょう。
3. 購入で付与されたポイントも差し引かれる
キャッシュレス決済で返品する際、購入で付与されたポイントも差し引かれることがあります。
なぜなら、返品は「買い物を無かったこと」にしているからです。
もし既にもらったポイントを使ってしまっていると、翌月の獲得ポイントから埋め合わせされます。
獲得ポイントは払い戻しのタイミングで差し引かれるので、気をつけましょう。
4. 店舗や商品によっては返品・返金してもらえない場合がある
ショップや品物によっては、キャッシュレス決済の返品・返金に、対応してもらえないことがあります。
返品の条件を設けているショップもあるからです。
例えば、「セール品は返品不可」「返品は未開封に限る」などの条件が決まっていて、払い戻しできない場合もあります。
返品する前に何らかの条件がないか確認しておくといいでしょう。
5. 返金手数料がかかる場合がある
キャッシュレス決済の返品・返金に、返金手数料がかかる場合があります。
品物によってはキャンセル料として、料金が発生するケースも。
例えば、飛行機や電車、バスなどのチケット類は、支払い方法に関係なくシステム利用料などを含めたキャンセル料が発生しますよね。
払い戻しされる金額が気になる方は、キャンセル前にショップに問い合わせましょう。
まとめ
本記事では、キャッシュレス決済で購入した品物の返品・返金するときの流れと注意点について紹介してきました。
キャッシュレス決済時の返品や返金の流れがわからないと困りますよね。
決済方法によって流れが違うことや注意点を知っておくと、いざというときに役立ちます。
本記事で紹介した注意点も参考に、キャッシュレス決済を活用してみてくださいね。
この記事へのコメントはありません。