家庭菜園におすすめの夏野菜はどれ?それぞれの育て方のポイントも紹介
採れたての野菜を味わえるのが魅力の家庭菜園。
旬の野菜を育てて、季節の味を楽しみましょう。
本記事では、家庭菜園で育てられるおすすめの夏野菜を紹介します。
育て方のポイントも解説するので、家庭菜園初心者の方も参考にしてくださいね!
家庭菜園の野菜はどう選ぶのが良い?
そもそも、家庭菜園の野菜はどのように選ぶのが良いのでしょうか?
野菜は種類によって育てやすさが異なります。
初めての方は以下2つのような難易度が低いものから挑戦してみましょう。
- 簡単に育てられるもの
- スペースを取らずに栽培できるもの
簡単に育てられるもの
家庭菜園の野菜は、まず簡単に育てられるものを選ぶのがおすすめです。
種から育てる野菜は難易度が高いことが多いので、苗から育てられる野菜を選びましょう。
他にも、以下のような点を意識すると、育てやすい野菜を選ぶことができます。
- 温度管理が簡単な野菜を選ぶ
- 病害虫に強い野菜を選ぶ
- 収穫までの期間が短い野菜を選ぶ
スペースを取らずに栽培できるもの
家庭菜園で野菜を育てる際は、まずあまりスペースを取らない種類からチャレンジしましょう。
いきなり広い畑が必要になる野菜を選ぶと、育てるのが大変で挫折してしまいかねません。
まずは家の庭先やプランターなど、狭い範囲で育てられる品種がおすすめです。
家庭菜園におすすめの夏野菜とそれぞれの育て方のポイントを紹介!
こちらでは以下の夏野菜の育て方のポイントを紹介します。
- トマト(ミニトマト)
- きゅうり
- なす
- ピーマン
- 枝豆
- しそ
- カボチャ
- オクラ
- ズッキーニ
- ししとう
- にんにく
夏野菜は初夏からグングン大きくなりますので、各ポイントを知り、たくさん収穫してみてくださいね!
トマト
トマトの中でも特にミニトマトは、小学生の課題でも育てられるほど栽培が簡単な野菜です。
植え付け時期は4月~5月で、植え付けから2ヶ月もかからずに収穫できます。
トマトを育てる際は次のポイントに気を付けましょう!
- 初心者は苗から育てる
種まきから始めると難易度が上がるため - 支柱を立て、固定する
実がついてくると、重さから折れやすくなるため - わき芽をこまめに摘み取る
実のつきが良くなるため - 水をあげすぎない
・土は乾燥気味で育てることで甘く美味しいトマトが育つ
・水やりをし過ぎると果皮が破裂してしまう
きゅうり
みずみずしいきゅうりは、夏に育てたい野菜の1つ。
植え付け時期は4月~5月で、6月~9月に収穫できます。
きゅうりを育てる際は次のポイントに気を付けましょう!
- 大型のプランターを選ぶ
きゅうりは広く根を張ることで大きな実が育つため - 支柱とつるはり用のネットを用意する
きゅうりが巻きつくものが必要ため - 水切れに注意する
水分が多く含むため、特に実をつけ始めてからは水切れしやすいため - 月に2~3回追肥する
栄養が足りないときゅうりが曲がる原因になるため
なす
焼いても揚げても美味しいなす。
植え付け時期は4月~5月で、6月~10月に収穫できます。
なすを育てる際は次のポイントに気を付けましょう!
- 大きめのプランターを用意する
根が広がりやすく、多くの水が必要ため - 支柱を立てて誘引する
実の重さで折れてしまうのを防ぐため - わき芽をとり整枝する
栄養が偏らず、長期間収穫できるため - 肥料は1週間に1回ほどあげる
肥料を多く必要とする野菜で、肥料切れを起こすとおいしい実がつかなくなるため - 夏場の暑い時期は朝夕2回水やりをする
乾燥に弱く、水分不足だと萎れてしまうため - 日当たりが良く、高温で風通しの良い場所に置く
高温多湿を好むので、日照不足は生育不良を引き起こすため
ピーマン
ピーマンは比較的害虫にも強いので、プランターでも育てることができます。
植え付け時期は5月で、6月~10月に収穫可能です。
ピーマンを育てる際は次のポイントに気を付けましょう!
- なす科の野菜の近くに植えない
ピーマンもなす科であるため、他のなす科の野菜の近くに植えると、葉や葉の形を間違えやすいため - 時期によって置き場を変える
ピーマンは直射日光で日焼けしやすいので、実が付くまでは日当たりと風通しが良い場所に置き、花が咲いた後は半日陰に置く - 深さ30cm以上のプランターを用意する
プランターが小さすぎると、根も葉も広がらないため - 支柱を立てる
実の重さで折れてしまうのを防ぐため - 水を切らさず、夏場は朝夕の2回水やりをする
高湿度を好み、乾燥に弱いため - 2週間に1回追肥する
肥料が切れてしまうと、実が大きく成長しないため
枝豆
枝豆の栽培期間は少し長めですが、土壌を選ばず育ってくれるので、丈夫で育てやすい野菜です。
植え付け時期は5月で、6月~9月に収穫できます。
枝豆を育てる際は次のポイントに気を付けましょう!
- 日当たりの良い場所に置く
日光を好むので、1日6時間以上日が当たる所で育てる必要があるため - 深さのあるプランターを使う
地面にまっすぐ根を張るので、30cm以上の深さがあると良いため - 鳥に食べられないようにする
枝豆は鳥害がかなり多いため、防虫ネットなどが必要 - 肥料を与えすぎない
多すぎる肥料は葉や茎ばかりの成長や、葉の変色の原因になるため - 土が乾いたら水やりをする
土が湿りっぱなしだと腐る原因になるため
しそ
しそは一度育つとたくさんの葉が茂り、収穫しても次々と葉が育ちます。
長期収穫が楽しめる点も、初心者の方におすすめできる理由の1つです。
植え付け時期は5月~9月で、5月~10月に収穫できます。
- 暖かくなってから種まきする
初春のうちに種まきをすると、気温が低く失敗する可能性があるため - 半日陰で育てる
日が当たりすぎると葉が硬くなり、完全な日陰は香りや葉の色が悪くなってしまうため
カボチャ
カボチャは地植えで植えるイメージもあり、家庭菜園で挑戦をする方は少ないかもしれません。
しかし、大きめのプランターを選んだり、小型のかぼちゃを選んだりすれば、家庭菜園でも栽培できます。
種まき時期は3月~5月で、収穫時期は7月~8月です。
- 大きめのプランターを選ぶ
カボチャは大きく育つので、広いスペースが必要 - 支柱やネットを利用する
カボチャのつるが巻けるようにするため - ミニカボチャを選ぶ
・プランターでも育てやすい
・つるを巻いて浮かせて育てれば病気にもなりにくい - 日当たりの良い場所で育てる
日当たりの良い場所を好み、日陰では実が育たないため - 水はけのよい土で育てる
・水はけが悪いと根腐れをして、病気を起こす可能性がある
・風通しを良くすることで病害虫のリスクを低くできる
オクラ
オクラは一株からたくさん収穫ができるため、初めての家庭菜園でも十分に楽しめます。
種まき時期は5月で、収穫時期は植え付けからおよそ45日です。
すぐに実が大きくなり、鞘も硬くなってしまうため、収穫時期には注意しましょう。
- 日当たりの良い場所で育てる
日光を好む野菜であり、日陰だと生育不良を起こしやすいため - 花が咲いたら週に1回下部の周囲に追肥する
花が咲いたらどんどん実を付けていくので、十分な栄養が必要なため - 実が大きすぎないうちに収穫する
実が大きくなりすぎると硬くなってしまうため、7cm以上にならないように収穫する - こまめに収穫する
収穫が遅れるとすぐに鞘が固くなり、品質が悪くなるため
ズッキーニ
見た目がきゅうりのようなズッキーニは、実はカボチャの仲間。
きゅうりよりも簡単に育てることができますよ!
種まき時期は3月下旬~4月下旬で、収穫時期は6月~8月です。
- プランターで1株ずつ育てる
複数の株を同じプランターで育てると、栄養を取り合って実が小さくなったり、収穫数が少なくなったりするため - 梅雨時期は軒下に移動する
湿気を嫌うため - 水切れしないようにする
ズッキーニは葉が大きく、水分が蒸発しやすいため - 追肥する
実が大きなズッキーニは、十分な栄養が必要なため
ししとう
ししとうは種からではなく、苗を購入して育てるのがおすすめです。
栽培期間も短くて簡単に収穫できます。
苗植え付け時期は5月で、収穫時期は植え付けからおよそ60日です。
- 時期によって置き場所を変える
・実に直射日光が当たると日焼けやシミができるため、実が付くまでは日当たりや風通しの良い場所に置き、花が咲いてからは半日陰に置く
・葉が濡れると病気の原因になるため、雨の日は軒下や遮光ネットの下などに置く - 水やりを欠かさない
水不足になると辛味が増すことがあるため - 追肥する
実の付きが良くなるため - 速めに収穫をする
収穫が遅れると辛さが増すため
にんにく
にんにくは害虫被害が少ないので、初心者でも育てやすい野菜です。
植え付け時期は9月~10月、収穫時期は翌年の春以降です。
- 水は土が乾いてから与える
乾燥に強く、水のあげすぎは加湿で腐る原因になるため - 花芽をカットする
元気がない方の芽を切り取ることで、残った芽に栄養が届くため - 冬場は月に1回追肥する
冬場に蓄えられた栄養が春以降の成長につながるため
まとめ
せっかく家庭菜園をするなら、季節ごとの野菜を味わいたいですよね!
本記事では家庭菜園におすすめの夏野菜と、育て方のポイントを紹介しました。
ぜひ参考にして、家庭菜園初心者の方も失敗なく夏野菜作りを楽しんでくださいね。
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