【マザコンの治し方は？】特徴や原因を理解し改善方法を知ろう！

「なんでお義母さんの肩ばかり持つの？」

「またお義母さんのところに行くの？」

夫がマザコンで、自分より義母を大事にし過ぎていると感じて、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

しかしマザコンになった原因には、本人にはどうしようもなかった幼少期の母親との関係も影響しているようです。

この記事では、マザコンを改善するにはどうすればいいのか、マザコンの特徴や原因とともに解説しています。

そもそもマザコンとは？

マザコンとは、マザー・コンプレックスの略称のことで、母親に対して強い愛情や執着を持つ心の状態を指します。

「コンプレックス」というと、日本では「劣等感」という意味で用いられますが、実際はさまざまな感情が複雑に絡み合って形成された「感情複合」を意味します。

マザー・コンプレックスとは、母親への思いを中心としたさまざまな感情複合のことを指すのです。

マザコン夫の特徴とは？

ここでは、よくあるマザコン夫の特徴を5つ挙げています。

自分の夫と照らし合わせて見てみましょう。

 

1. 精神的に自立ができていない

精神的に自立ができていないのは、マザコン夫の特徴の1つです。

幼い頃から母親に何かと世話を焼かれたり、指示をされたりすることが多かった人は、大人になっても物事を自分で決めることができない傾向にあります。

いつまでたっても母親に相談をして、母親に決めてもらってから行動するような人はマザコンと言っても過言ではありません。

2. 一人で頻繁に実家に顔を出す

一人で頻繁に実家に顔を出すのも、マザコン夫の特徴と言えるでしょう。

母親の体調が良くないなどの理由があって、頻繁に様子を見に行くのなら、優しい息子ということになります。

しかし、自分が母親に会いたいという理由で仕事帰りに度々顔を見に寄ったり、休みの日に一人で実家に行ったりするのは、母親への強い執着の現れです。

3. 妻より母親の言葉を信じる

妻より母親の言葉を信じるという点も、マザコン夫の特徴です。

例えば、妻と母親の間で揉め事が起こった場合、妻の言葉よりも母親の言葉を信じる傾向にあります。

揉め事の原因を詳しく聞かなくても、母親が嘘や間違ったことは言うわけがないと思い込んでいるのです。

マザコン夫にとって母親の言葉は絶対なのです。

4. 妻より母親の意見ややり方を尊重する

家事や育児などで妻より母親の意見ややり方を尊重するのも、マザコン夫の特徴と言えます。

例えば「洗濯は夜遅くにしてはいけないのよ」「首の座っていない赤ちゃんを外に連れ出すなんてだめよ」などと、母親が言えば正しいと信じてしまうのです。

共働きが当たり前になっていることや核家族化など、昔とは事情が違いますよね。

妻の意見には同調せず、母親の意見ばかり尊重するのは、母親への依存心が強い証拠です。

5. 家事や育児に消極的

マザコン夫には、家事や育児に消極的という特徴があります。

幼い頃はもちろん、大人になってからも身の回りのことは何でも母親がやってくれていたので、家事や子どもの世話は母親がするのが当たり前だと思っているのです。

妻が家事や育児に手を取られていても、手伝うどころか、自分に目を向けてくれないことに不満を言いかねません。

マザコンになる原因は？

マザコンになる原因の多くは、幼少期の母親との関係や生活環境にあるようです。

主に次の2点が考えられます。

 

それぞれ説明します。

幼少期の過保護や過干渉

幼少期の過保護や過干渉は、マザコンになる大きな原因と考えられます。

例えば、苦手なことは母親が代わりにやってくれたり、欲しい物はすぐに与えてもらったりなど、過保護に育てられた場合は大人になっても母親への依存心が抜け切らないマザコンになってしまいます。

一方、子どもの行動に対して、必要以上に制限したり口出ししたりする母親に育てられた場合は、自分で物事を決められない優柔不断なマザコンになってしまうのです。

幼少期の愛情不足

幼少期の愛情不足もマザコンになる原因と考えられます。

幼い子どもは自然と母親の愛情を求めるものですが、様々な事情から母親を必要とする時期に甘えられずに育った人は、常に不安を抱きやすい傾向にあります。

そして大人になってからも、母親の愛情を欲しがるマザコンになってしまう可能性があるのです。

マザコンの治し方はあるのか？

マザコンは病気ではないので、治療ではありませんが、次のような改善方法があります。

 

1つずつ説明していきます。

自分がマザコンだと自覚させる

マザコンを改善するためには、本人に自分がマザコンだと自覚させる必要があります。

本人に自分がマザコンだという自覚がないと、改善しようと思わないので何も変わらないのです。

「あなたはマザコンなのよ」とストレートに言っても反感を買うだけなので、友人の旦那さんの話を例に出すなどして「もしかして自分はマザコンなのかな？」と気付かせるようにしましょう。

夫の母親の悪口を言わない

マザコンを改善したいなら、夫の母親の悪口を言ってはいけません。

自分の母親のことを悪く言われるのは、誰にとっても気分の悪いものです。

ましてやマザコン夫にとって母親は一番大切な人。

悪口を言ったら喧嘩の原因になってしまい、マザコンを改善するどころではなくなってしまいます。

ストレスが溜まった時は友達などに話しを聞いてもらって、旦那さんの前では「お義母さんのご飯はいつも美味しいね！」などと褒めておきましょう。

夫の母親を味方に付ける

マザコンを改善するためには、夫の母親を味方に付けるのも良い方法です。

夫の母親はいつか自分が居なくなった後も、息子が幸せに暮らしていくことを望んでいて、そのためには円満な家庭が必要だと思っているはずです。

マザコンであることを露骨に言うと角が立ちますが、「お義母さんから言ってくれたら〇〇さんも聞いてくれるはずです」のように、夫に改善してもらいたい点を相談する形で伝えるのです。

お義母さんがあなたの味方になってくれれば、マザコンが改善される可能性も出てきます。

夫を頼りにする

マザコンを改善するには、「わたしはあなたを頼りにしているのよ」と夫に伝えるのも大切です。

マザコン夫は母親への依存心が高めではありますが、「自分は妻から頼りにされているんだ」「妻にとって自分は必要なんだ」と実感すれば、母親が最優先だった気持ちも少しは変わる可能性があります。

夫のことを頼りにして、男性が本来持っている本能を目覚めさせましょう。

 努力しても改善されない場合は離婚も視野に

努力してもマザコンが一向に改善されない場合は、離婚を視野に入れるのも一つの方法です。

ただ、双方の合意がなければ離婚も簡単にできるものではありません。

合意できなかった場合は、調停委員を介しての「離婚調停」に進むことになります。

何をしてもマザコンが改善されずやむを得ず離婚を考える場合も、一人で不安や迷いを抱えないで、弁護士さんに相談してみることをおすすめします。

参考:弁護士ホットライン

まとめ

夫がマザコンで、何かにつけて自分より義母を優先することに不満を感じている人も少なくないでしょう。

この記事では、マザコン夫の特徴や原因、改善方法についてお伝えしてきました。

自分の夫がマザコンで悩んでいる人はぜひ参考に、自分一人でなんとかしようとせず、夫にも自覚してもらって一緒に改善していけるようにしましょう。