赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養とは?おすすめのレシピも紹介

「赤ちゃんの栄養足りてるかな?」

そんな時、必要な栄養が不足していないか心配になりますよね。

実は、赤ちゃんの離乳食で積極的に摂りたい、おすすめの栄養素があるのです。

本記事では、鉄などの不足しがちな栄養とおすすめの食材、時期別の離乳食レシピを紹介します。

https://iwrite-media.jp/wp-content/uploads/2023/01/3806709_s-300x300.jpg
Emimi

赤ちゃんの栄養が足りているか気になる方は、参考にしてくださいね。

赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養とおすすめの食材

赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養とおすすめの食材はなんでしょうか?

不足しがちな栄養素は主に3つあります。

赤ちゃんに不足しがちな栄養素
  • カルシウム
  • 亜鉛

 

おすすめの食材と共に詳しく説明しますね。

鉄は、赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養の一つです。

赤ちゃんは、生後6ヵ月を過ぎたころから徐々に体内に蓄えた鉄が減っていきます。

鉄は母乳にも含まれていますが、必要な鉄の摂取量を母乳だけでは補えなくなるのです。

 

鉄が不足すると、体重がなかなか増えないいつも機嫌が悪いといった鉄欠乏性貧血の症状が出やすくなります。

鉄の必要量を補うために、鉄を含む離乳食を積極的に取り入れる必要があります。

【鉄不足におすすめの食材】

  • レバー
  • 牛や牛などの赤身肉
  • マグロ・イワシ・アジ
  • アサリ

初めて食べる食材はアレルギー反応に注意し、ごく少量から与えてみましょう。

鉄は赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素ですので、積極的に離乳食に取り入れてくださいね。

(参考:子育て123

カルシウム

カルシウムも、赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養です。

カルシウムは骨や歯の形成や、神経や筋肉の調整にも使われる大切な栄養素です。

 

赤ちゃんは成長が著しく、たくさんのカルシウムが必要になります。

しかし、母乳にはカルシウムを吸収する際に必要なビタミンDが少ないため、カルシウム不足になるのです。

【カルシウム不足におすすめの食材】

  • 小松菜
  • ヨーグルト
  • ワカメ
  • シラス

カルシウムはきのこや魚などのビタミンDや、納豆や緑黄色野菜のビタミンKと一緒に摂ると吸収率がアップします。

野菜のおかずにヨーグルトやシラスをトッピングすれば、手軽に続けられますよ。

(参考:たまひよ

亜鉛

赤ちゃんの離乳食で不足しがちな栄養の一つは亜鉛です。

赤ちゃんの成長と発達に関わる亜鉛は、細胞の代謝を促し、味覚の形成・ホルモンの分泌・免疫の働きに影響しています。

 

なお、低出生体重児は潜在的に亜鉛が不足しやすい傾向にあり、特に気を付けて亜鉛を摂取する必要があります。

亜鉛は吸収率が低く、大人でも不足しがちな栄養素なので、離乳食では意識して摂取しましょう。

【亜鉛不足におすすめの食材】

  • 卵黄
  • ツナ(水煮)
  • 納豆
  • ブロッコリー

亜鉛はビタミンAやCと一緒に摂ると吸収率が上がります。

また、亜鉛は水溶性なので、ゆで汁も一緒に摂るスープなどの調理法がおすすめですよ。

(参考:たまひよ

【時期別】赤ちゃんに必要な栄養が摂れるおすすめの離乳食レシピ

赤ちゃんに必要な栄養が摂れるおすすめの離乳食レシピを、時期別に紹介します。

必要な栄養が摂れる離乳食レシピ
  • ほうれん草のおかゆ
  • シラスのおかゆ
  • ブロッコリーの卵黄和え
  • マグロのみぞれ和え
  • 牛肉と小松菜の煮物
  • キャベツとアサリのスープ

ほうれん草のおかゆ

おかゆにほうれん草のピューレをトッピングした、鉄が摂れる離乳食のレシピです。

ほうれん草のピューレは離乳食初期(5~6ヵ月)から使え、冷凍もできるのでストックしておくと便利ですよ。

【材料】

  • 10倍がゆ 適量
  • ほうれん草(葉先の柔らかい部分) 10g

【作り方】

  1. ほうれん草をクタクタになるまで下茹でする
  2. 1をすり潰し、裏ごしする
  3. 2を10倍がゆにのせて完成

(参考:COOKPAD

シラスのおかゆ

シラスを塩抜きしてからすり潰した、カルシウムと鉄が摂れる離乳食のレシピです。

離乳食初期では裏ごしして飲み込みやすいようにします。

シラスのゆで汁は塩分が溶けだしているので使わないでくださいね。

【材料】

  • 10倍がゆ 適量
  • シラス 大さじ4
  • 湯 適量

【作り方】

  1. 鍋に湯を沸かし、シラスを2~3分茹でる
  2. 1をザルにあけ、水気を切る
  3. 2をよくすり潰し、湯を適量加え、離乳食初期の場合は裏ごしする
  4. 3を10倍がゆにのせて完成

(参考:COOKPAD

ブロッコリーの卵黄和え

ブロッコリーと裏ごしした卵黄を昆布だしで和えた、鉄・カルシウム・亜鉛が摂れる離乳食のレシピです。

ブロッコリーの緑と卵黄の黄色が色鮮やかなので、赤ちゃんの離乳食への興味を深めてくれるでしょう。

ゆで卵(卵黄)は離乳食中期(7~8ヵ月頃)から始められます。

【材料:1食分】

  • ゆで卵(卵黄) 5g
  • ブロッコリー 15g
  • 水(加熱用) 大さじ1
  • 昆布だし(離乳食用) 小さじ1/2

【作り方】

  1. ブロッコリーは茎を切り落とし、つぼみの部分を細かくほぐす
  2. 耐熱ボウルに1と水を入れ、ふんわりとラップをする
  3. 2を電子レンジ(500w)で50秒加熱し、一度取り出して混ぜる
  4. 再度、電子レンジに戻し50秒加熱したら、ラップを取らずに粗熱を取る
  5. 4をザルにあけ、水気をしっかり切る
  6. ゆで卵は裏ごしする
  7. ボウルに3と昆布だし、5を加えて混ぜたら完成

(参考:Kurashiru)

マグロのみぞれ和え

マグロとおろした大根に片栗粉を加えた、鉄が摂れる離乳食のレシピです。

電子レンジを使うので簡単に作れ、冷凍保存もできますよ。

マグロは離乳食中期(7~8ヵ月頃)から始められます。

【材料】

  • マグロ 10g
  • 大根 20g
  • 水溶き片栗粉 小さじ1/2

【作り方】

  1. 大根は皮を剥いてすりおろす
  2. マグロはみじん切りにする
  3. 耐熱容器に1を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(600w)で1分加熱する
  4. 3にマグロと水溶き片栗粉を入れて混ぜ、ふんわりとラップをして途中混ぜ合わせながら、さらに30秒加熱する

(参考:子育て123

牛肉と小松菜の煮物

牛肉と小松菜に片栗粉を加えた、鉄・カルシウム・亜鉛が摂れる離乳食のレシピです。

お好みで醤油を少し垂らすと味の変化が出て食べやすくなりますよ。

牛肉は離乳食後期(9~11ヵ月)から始められます。

【材料】

  • 牛肉(脂を取る) 15g
  • 小松菜(葉の部分) 20g
  • 片栗粉 小さじ1/3

【作り方】

  1. 牛肉はみじん切りにし、片栗粉をまぶしつける
  2. 1に水(小さじ1)を加えて混ぜる
  3. 小松菜は幅3~4mmに切り、水(小さじ2)を加える
  4. 3にふんわりとラップをし、電子レンジ(600w)で1分40秒加熱する
  5. 4に2を加え、ふんわりとラップをして途中混ぜながら40秒加熱したら完成

(参考:子育て123

キャベツとアサリのスープ

アサリとキャベツが入った、鉄・カルシウム・亜鉛が摂れる離乳食のレシピです。

スープを飲むことで、溶けだした栄養素を余すことなく摂れますよ。

アサリは離乳食完了期(1歳~1歳6ヵ月)から始められます。

【材料】

  • アサリ(殻付き・砂抜き済み) 中5個
  • キャベツ 20g

【作り方】

  1. キャベツは1cm大に切る
  2. 鍋に洗ったアサリと、水(150cc)を入れて火にかける
  3. 2が煮立ったら1を入れて蓋をし、アサリの口が開くまで煮る
  4. アクを取り、アサリを取り出して身を殻からはずし、3~4mm大に切る
  5. キャベツが柔らかくなるまで煮たら、4のアサリを戻し、ひと煮立ちしたら完成

(参考:子育て123

まとめ

離乳食が進むにつれ、赤ちゃんにしっかり栄養が足りているか気になりますよね。

実は、離乳食で不足しがちな栄養素があるのです。

本記事では、鉄や亜鉛などの離乳食で不足しがちな栄養素と、おすすめの食材を紹介しました。

時期別におすすめのレシピもありますので、赤ちゃんの栄養が気になる方は、参考にして作ってみてくださいね!

 

40代、主婦歴9年 夫、娘(7歳)、息子(5歳)の4人暮らし。 元パティシエで現在はカフェで働いています。 時短料理や、体にやさしいお菓子作りが得意。 自宅で焼き菓子店をオープンするのが夢です。

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。